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ヒゲ退職
ヒゲ退職
ヒゲと呼ばれた男

かつて、渋井不動産には「ヒゲ」と呼ばれた男がいました。その男は大柄でもなく、特徴的な顔立ちもない。ただとにかく髭が濃ゆい男。

そんなヒゲが、8月いっぱいで渋井不動産を退職しましたのでそのご報告をさせていただきます。

これまでヒゲ担当でお部屋探しを終えたお客様、取引先の皆様には大変心苦しいご報告となりますが、どうか最後までお読みいただければ幸いです。

ヒゲ退職
悩みを抱えるヒゲ

濃縮還元された髭を蓄えるこの男は、ある悩みを抱えていました。それはマスクをすると、アイデンティティ(髭)が隠れてしまうこと。大柄でもなく特徴的な顔立ちでもないヒゲにとって、髭が隠れてしまうことは大きなストレスだったようです。

ヒゲ退職
励まされるヒゲ

「髭の見えない世界は俺の世界じゃない」といささかヒートアップする場面もちらほら見受けるようになりました。その都度社内のメンバーから『髭の無いヒゲもヒゲらしくていいじゃないか。』となだめられるも、もはや何を言っているのか誰もわからない状態でした。

ヒゲ退職
チヤホヤされていたときのヒゲ

もともとヒゲは、新築戸建のセールスマン。もちろん当時は髭を生やしておりませんでしたが、彼の成績は良かったのだとか。入社後もその実力を遺憾なく発揮しておりましたが、昔と違う点は「髭が生えている自分」を知ってしまったこと。

あまりにも髭がたくましく生えてしまい、みんなから「うわ・・すごく髭生えてるね」とチヤホヤされる日々。そんな日々が続いていくうちに、いつのまにか髭に自己を投影してしまったのです。

ヒゲ退職
自問自答を繰り返すヒゲ

自分が何者なのか自問自答を繰り返しながらお客様と顔を合わせ、「髭生えてなくない?」と思われているかもしれない恐怖と戦い続けたヒゲ。

そんな矢先、8月半ばに菅総理が【緊急事態宣言の延長】を発表。ゴールの見えないマスク生活に、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまいました。

ヒゲ退職
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ヒゲ退職

髭と決別したヒゲ

アイデンティティである髭をキレイに剃り落とし、過去の自分と決別したヒゲ。

『髭にとらわれること無く、自分らしく生きていきたい。だから渋井不動産からも離れて、新たな自分を探してみます。』

そう語る髭なしヒゲは、どこか明るく晴れ晴れとした表情でした。

また、今回のことを受け会社側として今思えばですが、このご時世に「髭」というルックスだけで「ヒゲ」と命名したのはいささか早計だったかと思うところもあります。もっと他にも「思いやり」とか「温厚」とか「右利き」などのニックネームであれば、彼の輝きもまた違ったものになったのかもしれません。

ヒゲ退職
別れを告げるヒゲ

『ヒゲが渋井不動産を退職する』、この事実に変わりはないですが、これから新しい一歩を踏み出す髭なしヒゲを我々は心から応援したいと思います。

突然のことに驚かれる方も多いでしょうし、現在ヒゲにお部屋探しを依頼していた方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、後任のスタッフがご対応いたしますので引き続き渋井不動産をどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうヒゲ、またキャンプのときに会いましょう。

以上、渋井不動産でした。

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  • 【お知らせ】ヒゲが退職しました。

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