北区・待望の二人暮らしリノベ
曇天の中やってきたのは北区同心一丁目でございます。
そびえ立つ二棟の建築物は、大阪アメニティパークのOAPタワーと帝国ホテル大阪。桜ノ宮公園と隣接し、春には多くの人が訪れる桜の名所でもあります。
帝国ホテルといえば、1890年(明治23年)に海外からの賓客を迎える迎賓館として東京・日比谷に開業し、日本を代表するホテル御三家のひとつ。
あのマリリン・モンローが新婚旅行で宿泊したホテルでもあり、「夜は何を着て寝るか?」の質問に対し、「シャネルの5番」と答えたのは有名なエピソード。私の中の“死ぬまでに言ってみたい台詞リスト”に追記したのは言うまでもありません。
そんなロイヤリティ溢れる立地には、“あなたの町のラテンリゾート”というコンセプトの「Café Las Palmas(カフェ・ラス・パルマス)」もございます。
注文を受けてから一杯ずつ淹れるコーヒーや手作りサンドイッチ、ルーや缶詰を一切使わずミルクや小麦粉から作るスープなど、メニューはどれも自慢の逸品。もちろんケーキも完全手作りのラテンっぷり。ちなみに血が騒げば全てラテンと定義しておりますので、お構いなく読み進めてください。
私も自慢の食レポをお見せしたいところですが、ラテンの血が騒ぐお部屋が呼んでいるため、まずは仕事を終えてからゆっくりいただくといたします。
満を持して入室
いかがですか。血湧き肉躍るでしょう、この仕上がり。
昭和55年築の11階建てSRC造マンション、その10階の玄関扉を開けると、ひと目で魅入られる光景が広がっているではありませんか。加えてこちら、分譲賃貸でございます。
広々とした土間にはハンガーポールが二本ほどぶっ刺さりあそばれており、クロークスペースになっていました。靴は収納ではなくラックに並べるパターン。
酒場でしか見たことがないスイングドアの向こうには水回りがございますが、まずは右手のLDKからみていきましょう。
キッチン
こちらは約14帖のLDKに備えられたキッチン。コンロはご自身で用意いただくタイプです。ガス・IHお好きなコンロをどうぞ。
シンク下がパーパーなのはシュッとしたキッチンの宿命。しかし、左下にはステンレスの引き出しがあるので収納力はゼロではないはず。
間取り自在
室内は62㎡の2LDKですが、ご覧のように各居室しっかり間仕切られているわけではありません。LDKと洋室は段差で空間分けされており、LDK側はコンクリート、洋室側には無垢床が施されています。
2LDKとしてもお使いいただけますが、1LDKともビッグワンルームともとれる汎用性の高い間取りです。
7帖洋室
LDKから一段上がった先には、ゆるく間仕切られた約7帖ほどのスペース。洋室と呼ぶにはオープンすぎるものの、うまいことお使いください。
4.5帖洋室
そして、LDKから目隠しされているコチラは4.5帖の洋室。できればここを寝室にしたいところですが、置けるベッドのサイズは限られるかと思います。
しかしながら、オープンクローゼットはなかなかの容量。衣装ケースやチェストを置いてウォークスルークローゼットにするのもアリですね。
水回り
お風呂に特筆する機能はありませんが、なんせスケスケなのです。先述のスイングドアがなければ、玄関からチラリするかもしれない大胆なデザイン。
お風呂の向かいには洗面台と洗濯置き場が配置されており、トイレは玄関横に独立。残念ながらウォシュレットがついていませんが、コンセントはあるのでご自身で簡易タイプが設置可能かと。
バルコニー
実は当物件、南向きのバルコニーです。
あいにくの天気で陽当りは未知数ですが、採光が遮られるほど隣接する建物はないのでそこそこ期待できると思われます。晴れた日のご内覧でお確かめくださいませ。
では、おさらい。
北区同心一丁目から登場した62㎡の2LDKは、JR環状線『天満駅』大阪メトロ堺筋線『扇町駅』徒歩9分。決して駅チカとは言えないかもしれませんが、JR東西線や大阪メトロ谷町線も徒歩圏内のアクセスです。
諸費用は、礼金35万円の月額13.7万円。
血湧き肉躍る仕上がりのリノベーション部屋、すでにお問い合わせが殺到中でございます。ご内覧はお早めに。
【良かった点】
◎4路線のアクセス
◎人気の分譲賃貸
◎他にはない仕上がりのリノベーション
◎汎用性の高い間取り
【気になった点】
△各設備がやや弱め
△ベッドの配置