難波のリノベメゾネット、SOHO可
やってきたのは浪速区稲荷一丁目。野球場が備わったこちらの公園は、見てのとおり「浪速公園」だ。
このあたりの位置関係をザックリと説明すると、JR難波駅まで徒歩3分ほどのポジション。マルイや高島屋、なんばパークスなど、いわゆる難波の中心部と言われるエリアから見ると西側に位置する。ちなみに堀江も徒歩圏内。
難波と聞くとやはり繁華街というイメージが先行するかもしれないが、この辺りはそういった喧騒を忘れさせてくれる街並み。車通りこそボチボチあるものの、周辺には小綺麗な分譲マンションが立ち並び、小型犬を散歩させる白ワンピースのマダムなんかも見受けられる。
端的に言うと、落ち着いた住宅街なのだ。
そんな落ち着いた街に溶け込むこちらのお店は、落ち着いたカラーリングが特徴の「Cafe de Rope(カフェ・ド・ロペ)」。株式会社福島珈琲が運営するロースター&自家焙煎カフェで、様々なメーカーのコーヒーロースターの展示も。
また、焙煎珈琲やカフェオレベース・オリジナルのレトルトカレーなど物販もあり、ご自宅でも気軽に落ち着いたカフェタイムをお楽しみいただける。
あちらこちらリノベーション
さて、落ち着いてばかりもいられないと自分を鼓舞して辿り着いたのがコチラのお部屋。昭和42年築のRC造11階建てマンションの9階である。
ご覧のとおり、室内は築年数を感じさせないリノベーション。しかし、生まれ変わったのはここだけではなく、昨年オートロック・宅配BOXが新設され、マンションの外観もリノベーションにより立派な令和顔に生まれ変わっていた。
では、左手に見切れた階段を無視してキッチンをご紹介しよう。
スタイリッシュなキッチンはガス2口のL字型。
レンジフードではなく、換気扇が取り付けられているところにバブル世代の名残を感じる。換気扇然り、ジュリアナ扇子然り、やはり羽根がついたものに愛着があるのだろう。
そして、キッチンからくるりと振り返ると、
さっき無視した階段が。
思っていた10倍くらい天から降り注いでいる。天から降る雨を“恵みの雨”と言うなら、天から降り注ぐ階段を上る私は“め組のひと”かもしれない。そんな事を考えながら上階へ。
※脳内BGM:め組のひと
水回り
階段上がってすぐのところには丸っこいバスルームが鎮座する。特筆する機能は無いが、ガラス張りで視認性は抜群。しずかちゃんや由美かおるのようなハプニングに注意が必要だ。
ちなみにトイレもリノベーションされ、ウォシュレットはモチのロンで装備。壁紙に多少クセはあるが、視認性は皆無なので安心して欲しい。
6帖洋室
下階が12帖のLDKに対し、上階には6帖の洋室がスタンバイ。上下階ともにエアコン(設備保証アリ)が備わっているのも嬉しいポイント。
さらにはインターネット無料というおまけ付き。
なお、晴れた日の採光はご覧のとおり。北から東にかかる引き回しバルコニーのため、午前中のうちは室内にも陽光が差し込むもよう。
再び洋室へ。壁一面の折戸を見ると、この部屋の収納力に期待せざるを得ない。
では右手の折戸から開けてみよう。
パカリ。
勝手口登場
ドアを開けるとドアが現れ、そのドアを開けるとまさかの階段が現れた。そう、上階には勝手口があるのだ。
勝手口と呼称されるものの、勝手に入って来れないように折戸がついているのだろうか。2年ほど住んでもこの折戸の必要性が分からなければ、不要と結論付けてもいい。
ちなみに、入り口が二箇所あることでお気づきかもしれないが、当物件はSOHO利用も可能。自宅兼事務所をお探しの方にもオススメしたい一室である。
では、おさらい。
浪速区稲荷一丁目から登場した47㎡の1LDKは、JR関西本線『JR難波駅』徒歩3分。なんばの中心部や堀江までも徒歩10分ほどのアクセスでありながら、物件周辺は落ち着いた住宅街だ。
二箇所の入り口を携えたメゾネットタイプはSOHO利用にうってつけの一室。少しでも気になる方は、ぜひお気軽にご内覧いだだきたい。
諸費用などその他についても、まずは渋井不動産までお問い合わせを。
【良かった点】
◎なんば、堀江が徒歩圏内
◎Wi-Fi無料
◎SOHO利用可能
◎フルリノベーションのメゾネット
【気になった点】
△やや物足りない部屋の広さ
△浴室やキッチンの設備面が弱め