某不動産物件情報サイトに対抗して、渋井不動産も天空を駆け抜ける貸家を紹介してみたいと思う。その某不動産物件情報サイトの紹介文は、こんな感じだ。「陽当たりの良さ、風通しの良さ、見晴らしの良さ、どれをとっても群を抜き圧倒的な開放感を持つルーフバルコニー付きのお部屋。視界の先には自然豊かな「等々力渓谷」の緑も望め、素晴らしい風景が広がっていました。」 引用元 >> http://www.tatodesign.jp/room/detail.html?houseno=1905
いやー東京の物件は本当に良いものがあって面白そうだ。しかし渋井不動産は大阪の不動産屋、東京に負けてばかりではいられない。場所も違うしこちらはデザイナーズマンションでも無いが、その濃い内容はほぼ同等レベルだと言って良いだろう。渋井不動産の物件なら、こうなる。 「陽当たりの良さ、風通しの良さ、見晴らしの良さ、どれをとっても群を抜き圧倒的な開放感を持つルーフバルコニー付きの貸家。視界の先には自然豊かな「汎愛高校のグラウンド」も望め、素晴らしい風景が広がっていました。」 ごめんなさい、某サイト様。いつも楽しく拝見しています。
東京の高級デザイナーズマンションと90%同じ紹介の仕方ができる物件が、ここ大阪鶴見にあるとは誰も思わないだろう。がしかし、本日の御客様案内中にそんな物件に出会ってしまったのだ。 ※その御客様は他の物件にされましたが、良い物件です。ぜひご検討ください。
しかし今のところ「普通の貸家やん」と思われてしまうような写真ばかり。現時点で面白いポイントと言えば、この用の足しにくさがこの上ない便所ぐらいか。実際に座ってみたが、膝があたって座れなかった。写真でいうところの左を向いて座った方が良かったのかもしれない。 ※本物件はここからが本番です。我慢してそのまま親指でスクロールして頂ますようお願いいたします。
ここからが本番。突如3階に現れる集成材仕上げのこのワンルームが、内覧に来た御客様の心を掴むことは間違い無い。できれば天井にも思い切って同じ素材を使って欲しかったところだが、天井は壁紙仕上げ。格好良いのかどうかはわからないが、「床を光らせて壁を艶消しにする」という勝利の方程式が使われたリノベーション空間である。これをリノベーションと言って良いのか微妙なラインだが、資料にリノベーションと書いてあるのでリノベーション空間なのだと思う。
そしてこれ。本物件は鉄骨造3階建だが、ここに清々しくも怪しげな階段が更に上へと現れた。青と茶のコントラストが素晴らしい。グッドデザイン賞を取りかねないこの渋い階段をこのあと思い切って登ってみるのだが、かなり細く急なため転落には十分気をつけて欲しい。
こちらが本物件の見どころ。
青い空、白い雲、そして目下に広がる汎愛高校。等々力渓谷にも負けない絶景がそこには広がっている。
※補足:渋井不動産とパートナー協定を結んでいるオーダースーツテーラー「TAKEZ◯」のTAKEZ◯も汎◯高校出身。オーダースーツを仕立てる際はぜひ渋井不動産にお声掛けくださいませ
大迫力のルーフバルコニー、と物干し竿。東京のあの物件と何が違うのか、ひと目ではわからないぐらい素晴らしい開放感が広がっている。
柵の向こうはお隣さんのエリアだが、階段の問題からか使っている形跡は全く無い。と、いうことは「この天空を駆け抜けるルーフバルコニーはこの物件に住む入居者だけの独占」と、いうことだ。その希少価値の高さには脱帽ものだが、風通しが良すぎて脱帽した帽がたちまち飛ばされそうなので脱帽前には十分な注意が必要だ。
と、便所と壁材と屋上のおもしろ3点セットが7万円弱で紹介が可能だ。更にこの後間取りを見ていただければもう1点、「シャッター付きガレージ」が付いてくる。さぁ、今スグ受話器を手にとって。お問い合せは、イマスグ!
プルルルル…プルルルル…
お、早速問い合わせの電話が下で鳴ってるぞ、と降りようとした時の実際の写真がこれだ。コワすぎる。以上