雨の観測方法
こんにちは、広報担当のオザワです。
未だ5月中頃だというのに、なんと先日、統計開始以来最も早い梅雨入りとなりました。連日の雨予報にウンザリという人も多いかと思いますが、天気予報の「◯mmの雨」ってどのように観測されているか皆さんご存知でしょうか。
聞き流してしまいがちな情報ですが、「我々の生活に直結する大切な情報ではないのか」と今更ながらに思ったので、今回は「降雨量の観測方法」について調べてみました。もう知っているという方は復習がてらご覧ください。
そもそもどうやって観測しているのか。(イラスト作成:オザワの助手)
これは全国に設置されたアメダスという「地域気象観測システム」からデータを集めて観測しています。AMeDASは、Automated(自動的に) Meteorological(気象の) Data(資料を) Acquisition(集める) System(装置)の略称。「雨です。」が訛ったわけでは無いというのは目からウロコではないでしょうか。
アメダスは全国におよそ1,300箇所、およそ17km間隔で設置されており、これは全盛期の火野正平が抱えた愛人の住処の間隔を参考にしたと聞いています。
要するに、これらの機器で各地域ごとのリアルタイムの情報を収集し、スーパーコンピュータなども使って予測・観測しているわけです。
人工衛星・アメダス、この両面の情報から天気予報を出しているわけですが、あくまで予報。「実際にその地域にどれぐらい雨が降ったのか」なんていうのは、降った量を計測するほかないので、こんな機械で計算します。
転倒ます型雨量計と呼ばれるこちらの機械。(イラスト作成:オザワの助手)
直径20センチの受水口から雨が入り、雨水が0.5mm溜まると一度左右のますに排出されます。1回振れれば降水量0.5mm、2回振れれば1mmというわけです。めちゃくちゃローテク。そしてこれが「10分で1mm」「30分で1mm」「1時間で1mm」のどの時間尺なのかで雨の強さが決まります。
では1時間の雨量が何ミリであればどうなのか。気象庁のサーバーをハッキングした私は、ある資料のダウンロードに成功。気象庁内でも特に重要な資料として保管されていたものですが、当記事の情報拡充のため訴訟覚悟で公開いたします。
2ケタミリ以上の雨だとズボンの替えを用意しておいたほうがいいレベルです。また、50mm以上は傘のアイデンティティが消滅するという結果に。ちなみにゲリラ豪雨(気象庁は集中豪雨と呼ぶ)は、1時間に100mm級の豪雨のこと。(車の運転は危険)
結論:ゲリラ豪雨がヤバイことに気づいた。
みなさんはお部屋探しをしていて、当初の目的とは全然違うお部屋に決めたことはありますか。ありますよね。今回の記事も同じで、降雨量の観測方法を紹介しようと思っていたのですが、最終的にはゲリラ豪雨のヤバさを紹介する記事となりました。
これから梅雨、そして夏のゲリラ豪雨のシーズンですから、天気予報をチェックした際にこの記事のことを思い出して、できる限りの対策を行ってください。
以上、オザワでした。