今から数年前、渋井不動産に上記の一コマから始まる記事が掲載された。浪速区難波中の1LDKを紹介する記事なのだが、あまりのコスパの良さに問い合わせが殺到した幻の物件。写真に写っているのは渋井不動産のシュワちゃん。競馬実況のようなBluetoothイヤホンをつけている彼も、Apple製のコンパクトなタイプを愛用するようになり数年の時が流れた。
もうお気づきだろう。
なんばの幻の1LDK
そう、シュワちゃんの髪の毛が少しのびたということ。いや、伝えたいのはそこではない。とうとうあの物件に空室が発生した。一人暮らしでも二人暮らしでも、とにかくお早めの問い合わせをお願いしたい一室だ。
ではお早めの問い合わせのために、先に条件をお伝えしよう。
浪速区難波中のレトロビル、51㎡の1LDKが7万円だ。新築だと20㎡台の単身部屋がそれぐらいの賃料相場なので、広さだけで見ても破格だというのはお分かりいただけただろう。
しかもエレベーターもちゃんとある。
確かに築年数は古く、もうすぐ60歳を迎えようとしている当ビル。賃料が安い理由としてエレベーターが無いことは多々あるが、ちゃんとあるのでご安心を。
エレベーターを降りた共用部もご覧の雰囲気。
レトロビルさながらの重厚感が漂い、格子窓がなんとも言えないアクセントになっている。好きな人は大好きだろう。
リノベーション済み
だが、室内はというとレトロの面影を残していない。
築古物件にリノベーションの手が加わり、現代の生活様式に合うよう建具や設備が入れ替えられている。ここでもう一度言っておくが、賃料は7万円である。
※1点注意があり、写真は前回募集時(4年前)のもの。リノベーションされたてということでピカピカに写っていますが、現状はここから数年経過していることだけご承知おきください。
角度を変えて。
この写真から数年の時が経過していることを加味しても、築浅物件さながらの内装。
ビッグウィンドウ&環状線ビュー
室内でいっそう目を引くのがこの窓。
東向きでなんばパークスが目の前。その手前には環状線が走っており騒音が気になるかもしれない。内覧時にはその点も気にしていただきたい。
バルコニー無し
そして、もうひとつ注意点はバルコニーが無いこと。
ご覧のように窓際にある洗濯棒で干す形だ。ただ窓さえ開けておけば外干しと環境はそこまで大差無いだろうし、急な雨にさらされる心配がないとも言える。
ちなみに窓は東向き。
注意点の後は嬉しい点を。
ご覧頂いているのは奥行きのあるウォークインクローゼット。これがあるおかげで、なんばパークスや堀江のオレンジストリートでジャンジャン買い物をしても心配なさそうだ。
ちなみに、ウォークインだけでは足りないという人向けにスタンダードな収納も設置済みだ。
続いて注意点その2。
キッチンスペースは洗面台と洗濯パンと共有。そしてキッチンはIHの1口なので設備的には正直ちょっと物足りない。豪華なディナーにしたいときは、なんば駅周辺に買い出しにでかけよう。
トイレはウォシュレット付き。洗浄の爽快感と、外で用を足している雰囲気が味わえる背徳感のオマケも。
お風呂もFutoo!!
※Futoo!!:普通に良い。
数年ぶりに登場したシュワちゃんの推し物件、いかがだっただろうか。
最後にもう一度条件のおさらい。浪速区難波中にある51㎡の1LDKが月額7万円・礼金は2ヶ月という、改めて見てもコスパ抜群の一室。御堂筋線「なんば駅」まで徒歩5分というアクセスの良さも添えて、紹介を〆るとしよう。
【良かった点】
◎広さ・設備に対して圧倒的なコスパ
◎駅まで徒歩5分
【気になった点】
△高速道路の騒音が気になるかも
△キッチンの弱さ