クセも設備も強い九条ワンルーム

ご機嫌よう、こちら広報部おまつ。本日は西区九条へやってきた。

この辺りといえば、写真一枚で一目瞭然のシンボルが鎮座する場所。関西外から越してくる方のためにご紹介しておくと、左手の波打つ屋根は京セラドーム大阪だ。ドームの隣にはイオンモールもあり、20日30日は5%OFFの恩恵が受けられる。

アクセスは阪神なんば線・大阪メトロ中央線『九条駅』、長堀鶴見緑地線『ドーム前千代崎』と3路線が利用可能。写真右端のみなと通沿いにはナインモール九条と名のついた商店街もある。

※商店街のショップガイドはナインモール九条のHPまで

利便性の高いこの地は、何を隠そう私が4年ほど住んでいた街だ。西区の中でも比較的お手頃な賃料帯で、下町感のある馴染み良い街並み。みなと通沿いはお店も多く、等間隔に置かれた街灯のおかげで夜道が暗いということも無い。

そんな九条でぜひお勧めしたいのが、PIN・PON・PANという語呂推しのパン屋。牛すじカレーパン95円・デニッシュドーナツ65円と、ほとんどのパンが200円以下というリーズナブルに加え、味もお墨付きだ。私個人の。

残念ながらHPなどは見つからなかったため、営業時間などはグルメサイトなどでご確認願う。では物件へ参ろう。

最上階一戸

いきなり玄関前へワープして失礼。こちらは築16年・鉄骨造8階建ての最上階である。渋井で紹介する物件の中では比較的若いマンションで、もちろんオートロックも導入されている。

連結送水管に目線を奪われそうになるが、右手の青いエレベーターを出た先にはワンフロア一戸の玄関ドアが待つ。すなわち、最上階一戸の完全独立部屋だ。

玄関を開けると、右手の壁は一面ガラス張り。狙ったように手すりがついているので、バレリーナを目指す方は気軽にバーレッスンが行える。アン・ドゥ・トロワ。

ツルツルの土間左手には小ぶりなシューズボックスがチラリ。容量はあなたの思う1.5倍くらい小さい。平たいバレエシューズなら沢山入るだろうが。

設備強め

居室へ行く前に、廊下に纏められた水回りを見ていこう。

土間右手にはワイドな洗面台。特筆する機能は無いが、細かい不満が出てきても「ま、この広さだしいっか」と思えるサイズ感である。大は小をねじ伏せるのだ。

お風呂の扉がなぜかスケルトンなのでこの写真でほぼ見えているのだが、念のため奥へ進む。

実はこの広々としたバスルーム、当物件で押さえておくべきポイントのひとつ。以下に機能を羅列しよう。

・浴室乾燥
・床暖房
・浴室テレビ
・ジェットバス

その他、キッチンと通話可能など細かい機能はもう少しあるのだが、これほどの設備が揃っていながら追い焚きが無い。どうした。湯が冷めるのを忘れたのか。ちなみに、床暖房・テレビ・ジェットバスに動作保証はついていないので悪しからず。

では続いてトイレの紹介へ移るのだが、

この神々しさよ。

このトイレの前ではどんな無神論者も「トイレの神様がいる」と認めざるを得ない。ちょっとの腹痛でも気軽に神へ祈るだろう。

肝心の機能性も十分で、ウォシュレットのスイッチは壁に埋め込まれている。手洗い場もあるしペーパーホルダーもダブルなので、同居人とペーパーはシングルかダブルかで喧嘩しなくて済む。

メインのワンルームへ

トイレに面食らっている場合ではない。まだメインの居室が残っているのだ。細い廊下の天井を織り上げる意味を考えながら、扉を開ける。

デジャヴ。

ガラスブロックの話はさっきトイレで散々盛り上がったんよ、と頭の中の千鳥ノブが言っているが、この16帖ワンルームの大半を占めるのもまたガラスブロックである。

角度を変えて。空調は賃貸のワンルームでは珍しいビルトインタイプ。

これほど光を吸収するガラスブロックに対し、空調の効きが不安かもしれないが、分厚いガラスで二重構造になったガラスブロックはほぼ真空状態のため、音や熱が伝わりにくく、意外にも遮音や断熱性に優れている。みなと通沿いという立地にも適った構造だ。

では、正面のキッチンを見る前にもう一点のポイントを紹介しよう。

神のスイッチ

先ほどこの部屋は最上階一戸とお伝えしたが、その特権は完全独立部屋だけではない。

なんと、この階へのエレベーター停止・不停止をスイッチひとつで操れるのだ。不停止の場合、8階のボタンは押せない。防犯性と比例してテンションも高まるのではないだろうか。

コの字型キッチン

高級感溢れるシステムキッチンはコの字型。コンロはIHと1.2kwのヒーターで計3口、魚焼きグリルもついた申し分ないスペックだ。

また、コの字型の全てに台下収納と吊り戸棚がついており、その収納力は食器棚いらずと言っても過言ではない。

なお、当物件にはクローゼットが無い。代わりと言ってはなんだが収納棚は豊富に備わっているので、ワードローブさえ揃えればウィークポイントはカバーできるかと思う。

バルコニー

最後にバルコニーをチラリと見て終いにしよう。バルはみなと通沿いのため、窓を開けるとやはりある程度の走行音は聞こえる。

あいにくの天気のため採光は未知数だが、斜光する建物もなく南東向きなので晴れ間さえあれば期待できるかと思う。

では、おさらい。

西区九条一丁目から登場した40㎡のワンルームは、大阪メトロ中央線・阪神なんば線『九条駅』徒歩5分ほど。長堀鶴見緑地線『ドーム前千代崎』も徒歩8分と、本町・心斎橋・難波が電車1本でアクセス可能。

賃料は月額9万円（敷金ゼロ・礼金2ヶ月）と、最上階一戸・強めの設備を鑑みると、むしろお手頃な賃料帯ではないだろうか。

最上階限定一室の特別部屋、ご内覧はお早めに。

【良かった点】
◎2駅3路線のアクセス
◎最上階ワンフロア一戸
◎エレベーター不停止ボタンあり
◎賃料に対する設備のコスパ
◎遮音性・断熱性に優れたガラスブロック使用

【気になった点】
△クローゼットなし
△クセ強めの内装と形状