玉造のグルメ・グリーンショップ
まずは上記の地図をご覧いただきたい。玉造の周辺地図だ。
赤色の同心円は、JR環状線・大阪メトロ長堀鶴見緑地線『玉造駅』を起点として、それぞれ半径0.5km・1kmの範囲を表すもの。円内には中央区・天王寺区・東成区と3つの区が含まれている。
ちなみに女性がパンプスで歩く程度の速さ(1分=80m)で、1キロは13分ほど。駅から15分以内で行ける範囲として、お出かけや家探しの参考になれば幸いだ。
JR玉造駅よりスタート
というわけで、本日お届けするのは玉造ぶらり。リポーターは、久々の登場でちょっぴり浮かれているリサ。
ーリサ
レッツらゴー!
※リサ・・・渋井不動産に今年入社したディレクター。年齢不詳。住宅・事業用物件を得意とする。詳細はリサの入社記事で。
なにを隠そう、以前リサは玉造に住んでいた。元住人が案内してくれるとなれば話はかなり早い。
しかし、スタートの元気はどこへやら、昔住んでいた家の方面をセンチメンタルな表情で見つめるリサ。色々な思い出があるのだろう。誰しも過去に癒えない傷のひとつやふたつ抱えているものなのだ。
ーリサ
お腹減った・・・。
というわけで、やってきたのはグリル東洋軒。JR玉造駅の北口を出てスグ、長堀通り沿いのアーケード下にある昔ながらの洋食屋だ。
レトロな店が好みの方にとって堪らない外観だろう。こういう素朴な店は間違いなく美味い、そういった安心感すら与えてくれる。
店内に入って驚いた。ノスタルジックな雰囲気が濃縮されているのだ。
一方リサはというと、メニューを食い入るように見つめている。住宅だけでなく、事業用の賃貸物件も得意とする彼女。なにか少しでも参考にできれば、とメニューひとつとっても思うところがあるのだろう。
ーリサ
ビーフカツ・・・。エビフライも捨てがたいな・・・。
注文をとりにきたマダムによると、壁のタイルには清水焼が使用されているらしい。内装だけでなく、照明などのインテリアにもこだわりが感じられる渋い店だ。
実はこの東洋軒、ここ玉造で70年をお店をされている老舗中の老舗。内装も竣工当時のままの姿を大切に維持しているそうで、「こんな壁の建物、今はそうそう無いと思う」とマダムが教えてくれた。
そうこうしているうちに料理が到着。リサもご覧のビッグスマイルである。
彼女がオーダーしたのはBランチ。エビフライ・オムレツ・ハヤシビーフなどが盛りだくさんのプレートに、ライスが付いて¥980。ボリューム満点、大満足のランチセットだ。
グリル東洋軒
住所:大阪府大阪市天王寺区玉造元町2-34
営業時間:11:00~14:30/17:00~20:30
アクセス:各線『玉造駅』徒歩2分
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間が記載と異なる場合がございます
ーリサ
ハァ〜。お腹いっぱい。
お腹も満たされ、ようやくぶらりし始めた一行。すると、赤いブランコが並ぶ東小橋北公園に差し掛かった。
実は玉造周辺には大小様々な公園が点在し、人気のパークビューが拝める物件も多い。駅南にはプール・体育館・テニスコート・野球場と揃った公共施設、天王寺スポーツセンターまである。
ちなみに公園の思い出をリサに尋ねてみると、数年前にあの赤いブランコに乗ってお尻が抜けなくなった、と照れながら語っていた。照れている場合ではない。
※施設の詳細は天王寺スポーツセンターHPでご確認いただけます。
と、舌の根の乾かぬうちに吸い込まれるように列へ加わるリサ。
吸い寄せられた先はパンヤ。パンはパンでもフォカッチャ専門店だ。
フォカッチャとは、強力粉・オリーブオイル・水・塩などをこねた生地を平たく伸ばし焼き上げたイタリア発祥のパン。シンプルゆえにおつまみや付け合せとして親しまれることが多いフォカッチャを、こちらのお店ではアボカドチキンやおさつバターなど、様々な種類でお楽しみいただける。
いくら人気店だからと言っても、先ほどまで彼女は「お腹いっぱい」とのたまっていたのだ。本能のままにフォカッチャを求めるリサは無限の胃袋なのだろうか。
いやフォカッチャちゃうんかい。
しっかりデザートを選んでいたリサ。それもそのはず、ここパンヤはソフトクリームやコーヒーゼリーなどサイドメニューも充実している。
夏にぴったりな新メニューも登場しているようなので、ぜひ下記のInstagramをチェックして欲しい。
パンヤ
住所:大阪市東成区東小橋1-2-4
営業時間:11:00~17:00
アクセス:JR環状線『玉造駅』北口よりダッシュで30秒
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間の変動などはパンヤのInstagramをご確認ください。
続いて向かう先は空堀町。大阪メトロ長堀鶴見緑地線『玉造駅』1号出口を西へ5分ほど歩くと、写真の交差点に辿り着く。あいにくの空模様であるが、お腹が満たされたリサの足取りは軽い。
玉造ぶらりと謳っているのだ。これでようやく散策が始まると取材陣が安心したのも束の間、
ーリサ
カフェ・・・?コーヒー?
取材陣が目を離した刹那、フラフラとリサは店の奥へ消えていった。後にこの時のことを振り返った取材陣は、いっそ神隠しに遭ったテイで散策を続けようかと思った、と語っている。
リサが入店したのはCAFENOTO COFFEE。カジュアルに高品質なコーヒーが楽しめるロースタリーカフェだ。厳選されたコーヒーはもちろん、店内の空間づくりにもこだわりを感じずにはいられない。
奥にはカウンターと小さなテーブル席を備えたカフェスペースがあり、ゆったりと流れる時間の中でコーヒーの香りと旨味をお楽しみいただける。
ズラリと並んだコーヒー豆にはそれぞれの風味や味の特徴が表記されており、コーヒーに馴染みのない方でも気軽に自分好みの一杯をお探しいただける。また、味わえるコーヒーはマメに変わるらしい。豆だけに。
ちなみに、オランダ製の焙煎機「GIESEN」を導入したコーヒー自家焙煎ブランドは、オンラインショップでの取り扱いもあるそうだ。
ーリサ
(さすがにお腹はちきれそうやわ・・・)
CAFENOTO COFFEE
住所:大阪市中央区上町1-6-4
営業時間:10:00 – 19:00
アクセス:大阪メトロ長堀鶴見緑地線『玉造駅』1号出口より徒歩5分
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間の変動などはCAFENOTO COFFEEのInstagramをご確認ください。
コーヒーブレイクを済ませカフェを後にすると、斜向いに見えるは創立120周年を迎える大阪府立清水谷高等学校。玉造周辺に詳しいリサ曰く「頭のいい人が通う高校」とのことだった。そのザックリ感、嫌いじゃない。
調べてみると、国立大や難関私立大学を目指す進学校だそう。著名人も多く輩出しており、あのトヨエツも卒業生なんだとか。
いよいよ街ブラっぽくなってきたところで、最後に辿り着いたのはabcdeという名のグリーンショップ。観葉植物をメインに、小型の鉢植えから物珍しい形をした大型植物などバラエティに富んだ品が揃う。
渋井の記事ではよく靭公園を都会のオアシスなどと言うが、コチラはいわば上町の隠れオアシス。こんなにフサフサでは隠れていないと指摘もあるかもしれないが、お店は長堀通りを一本奥に入った位置。さらに営業は毎週金曜日〜月曜日のため、たまたま通りかかって発見するのは運命の出会いとも言える。
店内へ入ると、天高のある開放的な空間に所狭しとデスプレイされたグリーンたち。隅には幾つかのTシャツも並べられ、視界に飛び込んでくる情報の全てがワクワクする。
ちなみにこちらのお店には、看板犬のトンコウちゃんもいる。
もとは保護されたワンちゃんだそうで、非常に人懐こく愛嬌たっぷり。“勝手に店外へ出ない”というオーナー様の言いつけを守り、写真の場所を行ったり来たりして外を眺めるお利口さんだ。
立派な看板犬として役割を果たすトンコウちゃんを見て、自身のリポーターという責務を思い出したのだろう。おもむろに植物へ手を伸ばすリサ。
ーリサ
見てください、この植物。吊るされています。紐で。
ーリサ
わあ・・・このサボテン・・・。棘がありますね・・・。
この時、取材陣の脳内にあたりまえ体操が流れたのは言うまでもない。リサの語彙力は限りなく乏しかったが、緑のある生活は気持ちを豊かにしてくれるだろう。近辺に来た際はぜひ一度足を運んでみて欲しい。
abcde
住所:大阪市中央区上町1-25-20
営業時間:11:00 – 19:00
アクセス:大阪メトロ長堀鶴見緑地線『玉造駅』1号出口より徒歩10分
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間の変動などはabcdeのInstagramをご確認ください。
玉造ぶらり、いかがだっただろうか。今回は駅から1km圏内でご紹介したが、まだまだこの街には素敵なお店がたくさんあるだろう。
また、ランチ・スイーツ・カフェ・グリーンショップと網羅した今回のルートは、実は理想の散歩コースかもしれない。素敵なお店を知る彼女なら、これからお店を始めたいと物件探しをしている方にも心強いはず。
玉造で住居・事業用物件を探すなら、渋井不動産にお任せを。