新町一丁目
ごきげんよう。本日は新町一丁目にやってきました。
家探しにおいて、新町は堀江と並ぶ人気エリア。長堀通りを南に渡れば北堀江という立地のため、住環境や街並みは比較的似ているかと思います。
一丁目から四丁目まである新町ですが、ここ一丁目は飲食店などの店舗も多く、遠方から来店するお客さんも多いロースターカフェや行列必至のカレー屋さん、美容室やヨガなどのサロンも多数。四丁目に行くほど住宅街のの特色が色濃くなるため、人通りの多い一丁目は花形のようなエリアです。
となれば、新町のなかでも「一丁目に住みたい」と憧れをもつ方も少なくないはず。本日ご紹介するのは、そんな憧れの街・新町で、憧れのアレが備わった一室です。憧れを連呼しすぎてアゴ割れしそうですね。割れるのは尻だけで十分ですか。そうですか。
最寄りの長堀鶴見緑地線『西大橋駅』まで徒歩2分。駅前にイオンフードスタイルがある四つ橋線『四ツ橋駅』までも徒歩5分と利便性はこの上なく。
※営業時間やチラシなどイオンフードスタイル四ツ橋店の情報はコチラ
物件すぐ近くには、熊本から産地直送の新鮮野菜が揃う「八百屋ななつぼし」もございます。
店頭にはスーパーでは見かけないサイズや珍しい野菜がゴロゴロ。素材の味が楽しめる新鮮野菜は、野菜嫌いのお子様はもちろん、栄養が不足しがちな一人暮らしの方にもお勧めです。
今回の紹介物件に備わった憧れのアレは、そんな「食」に関する仕様です。では早速向かいましょう。
※八百屋ななつぼしのInstagramはコチラ
NAI-NAI 16
到着したのは築35年の鉄骨造6階建てマンション。階段で3階へ上ると、パプリカ色のドアが現れます。ワンフロア2戸の玄関ドアは向かい合わせとなっており、ごく自然に角部屋となる配置です。
まさかと察する方もいるかもしれませんが、エレベーターはございません。また、駐輪場も無しです。嘆きたくなる気持ちをグッと堪え、シブがき隊の「NAI-NAI 16」でも歌って切り替えましょう。どうでもよくなるはずです。
ガチャリと開けると、柄✕柄の壁と土間がお出迎え。ちょっとええ洋菓子の包み紙みたいですね。クッキーが詰まってそうな。
右手には簡易のシューズラックも備え付け。足数は置けませんが、土間に奥行きがあるのでご安心を。
この角度から見ると、右手の土間のサイズ感が少し伝わるでしょうか。いかんせん細長い形状ですからね。靴を並べると動線は狭くなってしまそんなことよりも。
アイランドキッチンやがな。
これが憧れのアレってやつです。14.5帖のワンルームに浮かぶは、ガス2口を搭載した孤島。魚焼きグリルは備わっていませんが、ワンルームで魚を焼く機会なんてそうNAI・NAI・NAIかと思います。
角度を変えて。ヌーディーカラーのフロアタイルに白を基調とした空間は、キッチンが主役のはずなのに生活感を感じさせないという不思議な仕上がり。さながらDJブースのようなキッチンは、湯を沸かすかフロアを沸かすか二つに一つです。
左手には吊り戸とオープンクローゼットが備わった収納スペースもございます。
水回り
洗面台はキッチン正面の死角にセットアップ。築年数を感じさせない佇まいから、高年式のモノに入れ替えられているのは火を見るより明らかです。
✕印のマステがついているのは、クリーニング前のため。退去したてのフレッシュな情報をお届けしております。
お手洗いもウォッシュレット付きと現代に合わせた仕様。
便座と蓋だけ色が違うのを見るに、旧式に付け足すかたちでコンバートしたのでしょう。カラーリングのせいか後から付け足された方が年季を感じる珍しいパターンです。
繰り返しになりますがクリーニング前のため、今回は浴室のご紹介を割愛。こちらは35年の築年数が反映された逸品で、特筆する機能もございません。
考えるな、感じろ
続いて、採光面を見ていきましょう。
こちらの窓は北向きで、差し込むような採光は感じられません。お天気があいにくなのも一因かと思われますが、そうこうしているうちに雲の隙間から晴れ間が・・・
斜光、薄ぅ。
京都の料亭で出てくる無色透明なすまし汁の味くらい薄めです。言われてみれば、利尻昆布の風味がせんでもないかな?ってやかましいわ。
同じく北向きにはもう一つ採光面が。大きな窓が二つ並ぶおかげか、室内が暗いという印象はありません。むしろ直射日光ではない分、ほどよい調光が保たれています。
では、左手のガラス戸から続くバルコニーへ出てみましょう。
バル、ちっさぁ。
洗濯物の外干しは至難の業かもしれませんが、他の階では天井と床で突っ張るタイプの物干しを活用されている方もいました。なぜ分かったかというと、道路から丸見えだからです。
仕上げは通電
終始薄暗くお伝えしてきましたが、実は照明が点かないというハンデを背負っていたこともありまして。
よく見ると天井は躯体むき出しで、白く塗装されているのが分かります。作品名をつけるなら枯山水でしょうか。我ながら風情が感じられる命名です。
梁にはライトレールが取り付けられ、ポツリ、ポツリとスポットライトが設置されています。
せっかくなので照明が点いた室内もご参考までに。こちらは4年ほど前にご紹介した同部屋の写真です。北向きの微光だからこそ、スポットライトが映えると思いませんか。
リビングにはシーリングソケットもございますので、照明次第で部屋の雰囲気はガラリと変わるでしょう。ガラスのペンダントライトでカフェ風にするも良し、モノトーンのランプシェードで部屋の雰囲気を統一するも良しです。
では、おさらいです。
西区新町一丁目から登場した31㎡のワンルームは、大阪メトロ長堀鶴見緑地線『西大橋駅』徒歩2分。四つ橋線『四ツ橋駅』も徒歩5分、心斎橋までも余裕で歩けるグッドリッチです。
そして気になるその諸費用。いくら憧れのアイランドキッチンといっても、お財布と相談せねばなりません。
敷金7.9万円、礼金10万円、賃料は共益費込み月額7.9万円。
決して安くはないけれど、憧れのお部屋が8万円以下と手を伸ばせば届く賃料で登場。西区新町でアイランドキッチンがある生活、始めませんか。
【良かった点】
◎ほどよい賑わいと利便性のある新町一丁目
◎徒歩5分圏内で2駅2路線のアクセス
◎希少なアイランドキッチン
◎北向きの採光が活きるほどよい調光
【気になった点】
△エレベーター・駐輪場なし
△バルコニーが狭い
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:86782)