品格と下町のあいだ

本日やってきたのは、北区天神橋一丁目。
大川に架かるこの橋は地名通り『天神橋』で、南へ渡りきった先には北浜が待っている。
写真は北浜・淀屋橋のオフィス街で、このあたりに勤務地がある方にとっては徒歩で行ける距離感。晴れた日には、思わずスキップして橋を渡りたくなる気持ち良さがあり、目的地が会社でなければ「ルンルン」と声に出したくなる景観だ。

くるりと東へ視線を向けると、川沿いにずらりと並ぶビル群。その一角に目を凝らすと、京阪電車『天満橋駅』という文字が見えるだろうか。
実は先のエリアだけでなく、これまたオフィス街である天満橋も徒歩圏内。同駅の京阪シティモールには、FRESTや成城石井などのスーパーだけでなく、ユニクロや無印良品、ニトリなどお馴染みの店舗までひと通り揃ったショッピングモールも。
※京阪シティモールのHPはコチラ

日本一長〜い商店街

また、橋を渡らずともショッピングやグルメは揃っている。同じく「天神橋」の地名がついた天神橋筋商店街があるからだ。
南北に2.6キロ・約600もの店舗が軒を連ねるこの日本一長〜い商店街は、関西ローカル番組などで一度は耳にしたことがあるかもしれない。若手芸人がホクホクの揚げたてコロッケなど頬張る街ブラ的なアレは、だいたいこの商店街の肉屋で行われている。知らんけど。
なお、一丁目〜八丁目までの天神橋は南北に約3キロの細長い町とのことなので、この町の大部分は商店街に占められているのは想像に容易いだろう。

さて、本日紹介する物件は、天神橋筋商店街まで徒歩1分。そんな激近な商店街への道すがらにも様々な店舗が並んでいる。
“今日もカレーでえっか”と掲げたこちらは『カレー専門店 からみつ屋』で、フレンチの経験を持つ店主が作る欧風カレーの人気店。店主の師匠である元フレンチシェフが作るカレーの味に感銘を受け、師の引退時、直談判してその味を受け継ぐといった何ともドラマチックな秘話があるお店だ。
※カレー専門店 からみつ屋のInstagramはコチラ

さらにそこから10歩ほど歩くと『ニッポンカリー オルタナ』が現れる。ええ、こちらもカレーですとも。
もとは天満二丁目の“カフェ トキオナ”が、2019年に天神橋一丁目へ移転する際にカレー屋へ転身したという珍しいお店で、営業は毎週水曜の創作スパイスカレーと月1回木曜の創作スープカレーのみ。また、店内のインテリアやニッポンカリーのための和柄の絵皿など、細やかなところまでこだわりが垣間見れる。
では、ひと通りカレーを紹介し終えたところで、ようやく物件へ参る。
※ニッポンカリー オルタナのInstagramはコチラ

物件概要

【物件名】パークナード中之島公園ロジュマン
・築年月：2010年1月
・総戸数：86戸
・所在地：大阪府大阪市北区天神橋一丁目5−7
・構　造：RC造地上26階建
・施　主：パナホーム株式会社
　　　　　ＭＩＤ都市開発株式会社
・施　工：株式会社鴻池組
・管　理：関電コミュニティ株式会社
・最寄駅：大阪メトロ谷町線・堺筋線『南森町駅』徒歩6分
　　　　　JR東西線『大阪天満宮駅』徒歩6分
京阪本線『天満橋橋』徒歩8分
・学校区：西天満小学校、天満中学校
名前のインパクトが強すぎて見逃しているかもしれないので、大切なことをもう一度お伝えしておくと、当物件は地上26階建て。

そう、タワマンだ。
エントランスも高級感溢れる佇まいで、ハイグレードマンション特有の高い天高を誇っている。
ちなみにコンシェルジュやゲストルームなどのサービスはない。これは好みの分かれる点であるが、共用設備よりも部屋のクオリティや設備を重視したい方や、管理費を抑えたい方にはむしろ喜ばしいポイントかと思う。

入り口だけでなく、エレベーターもオートロック仕様。鍵をかざさなければ目的階のボタンは押せない。
目指すは最上階の一歩手前、25階。ずらりと並んだボタンのてっぺんに灯る「25」の文字が上層階であることを物語っている。

エレベーターを降りると、共用部はホテルライクな出で立ち。当マンションは全戸角部屋という名采配も魅力のひとつで、左手に見える黒いドアがご紹介する一室の玄関だ。
また、エレベーター向かいという位置も嬉しい。玄関出てすぐに昇降ボタンを押せるので、タワマン上層階の弱点であるエレベーターの待ち時間も幾分緩和してくれるだろう。

室内へ

玄関ドアを開けると、ピカピカの玄関と広報部おまつが現れた。思わぬ形で取材班がバレてしまいお恥ずかしい。
室内は80㎡の2LDKで、照明が反射する玄関タイルは11年という築年数よりもうんとフレッシュさを感じる。

シューズボックスはご覧の通り。背の高さや容量も申し分ない。
この後も少しご紹介するが、居室や廊下、パウダールームなど室内には細かい収納が設けられており、大変使い勝手の良い気遣いが見える。
では、せっかくなのでメインのLDKから見ていこう。

22帖LDK

家族が集うLDKは22帖。大窓が並ぶこの部屋は、たっぷりの採光を取り込む昼と、街に明かりが灯る夜で全く異なる表情を見せてくれるに違いない。
採光は北と西の二面。ここまできたら方角なんてあってないようなものだが、大窓に直射日光が差さないこの位置は案外好ポジションと言える。

こちらは北側の景色。町名でいうと、扇町や天満方面だ。冒頭では商店街にスポットを当ててみたものの、やはり大阪市の中心となるとどこを切り取ってもビルが密集している。
また、先述のとおり北浜や天満橋も近いということで、物件周辺はリバーサイドの洗練された雰囲気。間取りだけをみるとファミリー物件に思うが、環境や立地、アクセスのいい条件を鑑みると住民の層は多岐に渡る。

何が見える

窓際に置かれたソファー席。ホテルや高層ビルならばスカイ○○と名のついた特等席となるだろう。
正面の窓は西側となり、左隣にはバルコニーもスタンバイしている。近付いてみると・・・

おや？

ガラリ。

リバービュー

ご覧いただいているのは、中之島が浮かぶ見事なリバービューと北浜・淀屋橋のビル群。阪神高速の合流地点までハッキリと確認できる。
中之島というブランド力もさることながら、緑や川といった自然の中に入り組んだ高速ビューというその複雑な景色に、思わず感嘆の声が漏れるほど。

さて、再び室内へ。
配置された家具家電は、現状渡しor撤去のどちらかお選びいただける。なにぶん現在はセカンドハウスとして所有されている物件のため、部屋自体は数えるほどしか使っていないそう。
インテリアなどこだわりたい部分はもちろんあると思うが、入居時にエアコンが揃っているというだけでも大きなポイントだろう。

キッチンはIH3口のグリル付き。調理スペースも広くとられており、火の元も安心なオール電化だ。

また、キッチン横には5.5帖の和室も。お子様のプレイルーム、客間や寝室など様々な用途でお使いいただける。

6.5帖洋室

和室に続き、もう一部屋は6.5帖の洋室。ご夫婦の寝室となるだろうか。
こちらの窓はバルコニーへと繋がっており、目覚めとともにリバービューを臨める配置となっている。

なお、収納もご覧の通り。和室には押入れがあるものの、ハンガーポールを有したクローゼットはこちらのみ。
収納力が少し心許ないかな、と思うかもしれないが、ご安心を。

納戸あり

洋室の隣には2帖ほどの納戸もある。
ゴルフバッグやシーズンオフの衣装ケースなど、大きな荷物はここにすんなりと収納できるだろう。

水回り

では、最後に水回りへ。
ワイドな洗面台は収納力もバッチリ。蛇口も伸びて、洗面ボウルのお掃除も隅々までしっかり流せる。

こちらは浴室。追い焚き・浴室乾燥ともに揃った不自由ないバスルームである。

トイレはタンクレスのシュッとしたもの。
左手にはカウンターや手洗い場もついており、ワンランク上のトイレといった空間。

ローンシミュレーション

【良かった点】
◎抜群のロケーションと3駅4路線の利便性
◎タワーマンション上層階のビッグウインドウ
◎中之島が浮かぶパークビュー
◎希望すればエアコンなど家具家電付き
◎全戸角部屋
【気になった点】
△コンシェルジュ、共用ラウンジなし
△不便なタワマン上層階のエレベーター問題
お問い合わせは渋井不動産まで。
（物件番号：86103）