やっぱり北摂
本日の舞台は緑地公園。自然豊かで落ち着いた住環境が自慢の北摂エリアは、家族が増え引っ越しを考える方々にとって大変人気の高いエリアだ。
特にこの北大阪急行は、御堂筋線と相互乗り入れということで『新大阪駅』や『梅田駅』までも乗換なしの1本。ついでに言うと、緑地公園駅から梅田駅までは13分ほど。
駅を出ると、「シンミ」でお馴染みの新御堂筋。この道を北へ上がれば千里中央、南へ下れば梅田などの市街地へたどり着く。交通網が発達した市内ならいざ知れず、坂が多く駅が点在する北摂の地へ住むならば、車一台あると生活はうんと便利になるだろう。
とは言ったものの、緑地公園駅から紹介物件までは徒歩9分ほど。最寄り駅から15分、20分歩くというのも珍しくないこのエリアにおいては、十分駅チカと言えよう。
駅からの道のりにはセブンイレブンやマクドナルド、阪急オアシスなどが揃っており、帰りがけにお買い物が済ませられるのは嬉しい限り。ちなみに物件から徒歩3分ほどにはファミマがあるので、“ファミチキ”と“ななチキ”を混同しないよう気をつけていただきたい。
そして、物件近くに差し掛かると「ぞうさん遊園」なる公園が現れる。どうせなら「ぞうさん造園」にして欲しかったところだが、市営の公園に多くを求めてはいけない。
どことなく哀愁すら感じるこの場所で、ーみんなであそうぼうたのしいひろばーは、果たして実現するのだろうか。
千里山ロイヤルマンション
さて、到着したのは吹田市千里山の名物マンション。吹田市千里山西四丁目〜千里山竹園一丁目にわたる敷地に7棟のマンションが並ぶという、マリリン・マンソンもびっくりなマンモス・マンションなのである。
長野オリンピック選手村などを手掛けた建築家『遠藤剛生』によって昭和56年に建築され、第1回大阪市景観建築賞大阪府知事賞を受賞。ブランド力を誇る北摂のなかでも、一線を画したマンションだということがフワッと伝わっただろうか。
名誉ある建物もさることながら、ひとたび目的棟に足を踏み入れると、緑鮮やかな植栽にも目を奪われる。敷地内で竹林が堪能できるマンションは、自然豊かな北摂と言えどそうそうある訳ではないだろう。
共用部へ足を踏み入れると、特徴的な黄色い手すりが目を引く。各棟により建物のデザインは異なりはするが、白い壁と黄色い手すりはこのマンションの名物デザイン。
ヴィンテージマンションゆえかエレベーターは停止階が限られているものの、紹介物件は2階なのでさほど苦労はないはずだ。では室内へお邪魔しよう。
新旧入り混じり
玄関を開けると、ゴージャスな空間がお出迎え。タイル張りの土間には大理石を思わせるデザインが施され、シューズボックス下には間接照明が光を放つ。
築40年を感じさせない第一印象は、間違いなくリノベーションの賜物だ。
そしてご注目いただきたいのは、
このシューズボックス。
全開すると人が通れなくなるという本末転倒な造りだ。しかしながら、このパカリ具合を見る限り、容量については何も心配はいらないだろう。
水回り
土間上がって右手に纏められた水回り。洗面用品はもちろん、タオルやランドリー類のストックなど、ここにも豊富な収納が備わっている。
洗面台もボウル大きめのシャンドレ仕様。ちなみに洗濯機などの残置物は、引き渡しor撤去どちらかお選びいただける。ドラム式洗濯機はぜひ使いたいものだが。
手すりの付いた浴室は、ご覧のように広々設計。フレッシュなミントグリーンが緑豊かな北摂を反映しているようだ。
設備面も大変充実しており、浴室乾燥や追い焚き機能、さらには
サウンドシャワー。
浴室には「YAMAHA」のスピーカーが2台。外の端子にオーディオ機器を接続すると、音楽とともに汗が流せる。しかしこちらも残置物のため、動作保証が無いのはご承知おきを。
トイレも設備・清潔感ともに申し分なく、タンクレスのトイレは自動で蓋が開くという、ちょっと良い居酒屋仕様。
右手をよく見るとチェストが組み込まれており、あらゆるサニタリー用品を収納することができる。トイレットペーパーももれなく残置物だ。
LDK14帖
さて、メインとなるLDKへやってきた。89㎡の4LDKとゆとりある間取りに対し、キッチンスペースを除くと、リビングとして実際に使えるのは10帖ほど。しかしながら、すりガラス戸を開放すれば隣接する洋室が奥行きを与えてくれる。
南西に面したバルコニーでは、潤沢な採光たちが今か今かと部屋に差し込む機会を伺っているようだ。
角度を変えると、左手には4つに分かれた収納が現れる。なお、その奥に置かれた黒い物体はワインセラーで、こちらは唯一、オーナー様の手元へ返る物なのだそう。
ちなみに本日はクリーニング前のため汚れや傷などが目立つが、退去したばかりの最新情報なので多少目を瞑っていただきたい。では、奥の洋室へ進もう。
8帖洋室
LDKと同じく南西の採光が差し込むのは8帖の洋室。壁の跡から一目瞭然なのだが、全居室を通してエアコンはついていない。
こちらの洋室は壁と床が補修予定で、印象的な天井は現状のままとのこと。これはこれで築古感があって個人的には好きだ。
そしてもちろん、ここにも収納は設けられている。
コートやシャツを掛けるだけでなく、カバンや布団など、多少大きなものであっても難なく収められる容量ではないだろうか。
くるりと振り返ると、L字型に設置されたライトレールがチラリ。なにか意図を感じさせるライトの配置であるが、ランチ直後の私の脳ではそんな深読み出来っこない。
正面に並ぶ洋室は2つ。今回は右手のお部屋を紹介しよう。
5.5帖洋室
扉の向こうはとにかくメルヘンな世界が広がっていた。先ほどの2つ並んだ洋室は、どちらも子供部屋仕様なのだ。
しかしながら、両部屋ともに白一色の壁紙へ張替え予定とのことなので、反抗期を迎えたお子様をもつ親御さんも安心していただきたい。
再びLDKへ。ようやくLDKの全貌がお見せできて感無量だ。
今さらながら、当物件はペット飼育可能(小型犬2匹まで)。緑に囲まれたこの北摂の地は、お子様だけでなくワンちゃんにとっても最適な環境となるに違いない。
キッチンはガス3口。シンクも大変広く設けられており、収納についても困惑するほど備わっている。
さらには食器洗乾燥機(動作保証なし)までついて至れり尽くせりな仕様だ。
6帖洋室
キッチンの向かいには6帖の洋室。こちらは北側ということで採光は望めないものの、やはり収納力については何も申し分ない。
洋室は全てLDKを通る動線になるため、自然と家族が顔を合わせることによりコミュニケーションも取りやすくなるだろう。
緑が映えるバルコニー
では、最後にバルコニーを紹介しよう。この時点で薄っすらと透けて見えるフサフサがお分かりいただけるだろうか。
LDKから洋室に面するバルコニーは、広さも奥行きも十分に確保されている。お天気のいい日には、あの丸っとなっている部分にロッキングチェアなんかを出してみると気持ちよく日向ぼっこが出来そうだ。
となると、気になるのは2階という所在階。しかしながら、
ここは北摂。
目の前広がる緑と傾斜が味方してくれるおかげで、人の目や防犯面といった低層階ならではの気になるポイントは大幅に緩和されている。
では、おさらい。
『緑地公園駅』徒歩9分の名作物件・千里山ロイヤルマンションから登場した一室は、ファミリーにオススメする89㎡の4LDK。
敷金1ヶ月礼金3ヶ月の月額15万円と決して安くない初期費用は、「このマンションだからこそ住みたい」というブランド力があってこそ。
また、人気の北摂エリアでペット可という条件にくわえ、敷地内駐車場権(月額¥12,000/4月以降の契約は価格変更あり)も確保済み。毎回一瞬で埋まる名作ヴィンテージマンション、気になる方はお早めにご連絡を。
【良かった点】
◎希少な名作マンションの分譲賃貸
◎比較的駅チカな最寄り駅徒歩9分
◎充実の設備と収納
◎ペット飼育可(小型犬2匹)
◎抜群の日当たりと新緑が映える景観
◎敷地内駐車場権確保
【気になった点】
△改装後の仕上がりが未知数
△初期費用が高い
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:85511)