ペットと暮らすリノベ済み54㎡の秘密基地、アクセス抜群の西九条より。

本日はJR各線・阪神なんば線『西九条駅』へやってきた。
西九条といえばJRゆめ咲線の始終駅で、USJがあるユニバーサルシティ駅まで5分ほど。実際、私が以前、西区の九条に住んでいたときも「USJの乗換駅？」としょっちゅう間違えられたものだが、西九条は此花区である。
【西九条駅から乗り入れ可能な沿線】
①大阪環状線（大阪まで6分）
②阪神なんば線（難波まで10分、神戸三宮35分）
③JR各線（天王寺まで15分）
④JRゆめ咲線（ユニバーサルシティ駅まで5分）
上記の通り、主要エリアへのアクセスを網羅。

とは言ったものの、実際に街を歩く機会は少ないかもしれない。
駅前には洒落たおでん屋から昔ながらのそば屋、地元の人がふらりと立ち寄る粉もん屋などがチラホラと軒を連ね、土曜ということもあり昼間から賑わいを見せていた。
高架下には、大売り出しののぼりを立てた「ベストショップ西九条」なる地域密着型のスーパー。本当のベストショップは己で決めたいという方には、駅西側に「ライフ」もあるので自分好みのスーパーを見つけて欲しい。

茶トラ猫にいざなわれるように駅から東へ歩を進めると、途端に住宅街となった。昔ながらの純喫茶や床屋などが、家々に紛れるように混在しているといった街の風景だ。
住民の層も多岐にわたり、各種学校や子ども文化センター、スポーツセンターなどが近いことから学生たちの姿も多く見受けられる。

本日ご紹介するのは、そんな住宅街の中にあるリノベーション戸建て。一言で言うと、秘密基地のような部屋だ。くわえてペット飼育可というポイントも見逃せない。
では、戸建・リノベ・ペットという難関条件をクリアする秘密基地へさっそく参ろう。

家の前は車一台分の道幅。戸建てということでガレージ付きを期待される方には大変申し訳無いが、当物件に駐車スペースはない。
その代わり、各線『西九条駅』徒歩3分という申し分ない駅チカなのだ。利便性だけでなく、例え夜道を歩くとしても駅チカであれば足早に帰ってこれる。

目の覚める配色

さて、物件前に到着すると、青々とした玄関ドアが待ち構えていた。これがキノコの配色ならば、間違いなく毒をもっているに違いない。
秘密基地らしく、縦に伸びるロープを引いてドアを開ける。小学生男子なら一度はぶら下がる仕様なのだが、大人の皆さまはグッと堪えていただきたい。

ガチャリと開けると広々とした土間がお出迎え。備え付けのシューズボックスは無いが、この広さの土間なら好きな容量のソレを好きなレイアウトで設置できる。
また、自転車もこちらのスペースへ入れてしまえば、雨風にさらされる心配はない。

くるりと角度を変えると、まずは玄関ドアと同じく青々とした壁に視線を奪われる。ヌクモリ感でお馴染みの無垢材を、寒色に染めるという大胆なデザインだ。
土間上がって右手にチラリと見えるはキッチン。では左手はどこに続くのだろうか。

寝床だ。
二段ベッド2台で計4つの寝床が標準装備され、エアコン（動作保証あり）までついていたコチラは、奥の引き戸を閉めれば6.5帖の寝室スペースとなる。
ふたり暮らしであれば、半分を就寝スペース、もう半分を趣味やテレワークスペースに出来るかもしれない。秘密基地仕様だからこそ、様々な活用方法を見いだせるのだ。

二段ベッドということでお察しのとおり多少の軋みは否めないが、1200×2000のセミダブルが4つ設置されており、長身男性でもすっぽりと収まるサイズ感。愛犬と一緒に寝るにも十分なゆとりがあるだろう。
枕元にはコンセントも設置済み。ぼんやりと灯るベッドサイドライトが、あなたの基地を優しく照らしてくれる。
ちなみにベッドに敷かれた布団やマットレス、後に出てくる家具家電は撤去も可能。いらないなと思った心の声を、そのまま出してもらって構わない。

奥へ進む前にくるりと振り返ると、当物件唯一の収納が現れた。階段下の物置と、ちょっとしたクローゼットだ。
何人で住むにしても確実に役不足かと思う容量であるが、足りないなら買い足せばいい。または物を減らすか二者択一となる。

さて、寝室をスルーした先にはご覧の水回り。洗面の蛇口は残念ながら伸びはしないが、台部分が広く設けられているのは嬉しいポイント。
後の間取り図をご覧いただくと分かるが、1階には水回り・トイレ・キッチンと必要な設備が寝室とともに固められている。喉の乾きやトイレで夜中に目覚めても、階段を下る必要のない効率的な間取りなのだ。

浴室は追い焚きや浴室乾燥がない必要最低限の機能。
しかしながら、ひと捻りで湯が出るという誰もが嬉しいポイントは押さえている。

トイレもご覧のとおりリノベーションの手が加わった逸品。
ゴールドの金具がアクセントとなったロイヤリティ溢れる厠空間に仕上がっている。

1階の最後はキッチン。2口のガスコンロに作業台も広々と設けられ、収納やデッドスペース使いも充実している。
ちなみに背面は冷蔵庫と洗濯機置き場。こちらの上部にも収納棚が設けられているため、洗剤のストックはこちらへ収めておけるだろう。

続きましては2階へ。

ドアノブに引き続き、階段手すりもロープ仕様。小学生男子がいるご家庭は、いよいよ気をつけていただきたい。
1階に引き続きヘリンボーン柄の床が見えてきたところで、くるりと振り返ってみよう。

15帖洋室

すると、広々とした15帖の空間が現れた。さしずめここはリビング・ダイニングとなるだろうか。
ご覧の通り、ソファやダイニングテーブルを置いてもスペースは十分。空いているスペースで、筋トレやヨガなどに勤しむこともできる。

角度を変える。階段上部に仕込まれた間接照明が眩しい。ズドンと通った梁たちは戸建てならではの光景だ。
ここで注意点をお伝えすると、昭和41年築の木造2階建てである当物件は、やはり足音などが響きやすい。1階の寝室を設けている以上、2人以上で住む場合はそれなりの配慮が必要となる。
しかしながら、厚手のラグを敷くなど対策を施せば随分と違うだろう。実際に現地でラグの上を歩いていただければ、実感できるかと思う。

2階には三面の窓が設けられているが、前後左右に同じ高さの家に囲まれているためビシビシの採光は望めない。
隣人に朝倉南のような幼馴染がいれば話は別だが、あいにくここは3次元。お隣にタッチできそうなほど密接した窓は閉めておくのが賢明かもしれない。

さて、物件紹介もそろそろお開きの頃合い。
ひと通りお部屋を見たものの、大事なアレが見当たらないと気になっている方も多いのではないだろう。バルコニーは無いのか、と。

ある。
先ほどの写真の正面の窓を開けると、現れたのは南西向きのバルコニー。決して広いとは言えないものの、物干し掛けさえ置けば十分に洗濯物は干せる。

では、おさらい。
此花区西九条一丁目から登場した54㎡の二階建て住宅は、JR各線・阪神なんば線『西九条駅』徒歩3分。大阪・兵庫の主要駅へらくらくアクセス可能だ。
室内は秘密基地仕様のリノベーションにくわえ、ペット飼育可（小型犬のみ・条件変更あり）という好条件。
気になる諸費用は、敷金ゼロ礼金2ヶ月の月額9.3万円。
ちなみに定期借家3年という条件付きではあるものの、戸建て・リノベ・ペットの難関条件が、10万円を大きく下回る賃料で募集開始というのは見逃せない。

【良かった点】
◎大阪・兵庫の主要エリアへアクセス抜群の最寄り駅が徒歩3分
◎戸建て・リノベ・ペットという希少条件
◎活用が効く二段ベッドが標準装備
◎お手頃な賃料
【気になった点】
△木造の騒音問題
△収納の少なさ
△建物に遮られた採光
お問い合わせは渋井不動産まで。
（物件番号：82825）
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