本日は近鉄南大阪線「大阪阿倍野橋駅」にやってきました。南大阪に住む人にとっては馴染みの深い場所なのではないでしょうか。僕自身も南大阪の出身なのですが、中学生ぐらいまでは阿倍野・天王寺が大阪のテッペンだと思っていたほどです。
アポロシネマで映画を観てルシアスの『ラ・パウザ』でご飯を食べる、僕が中学・高校生ぐらいの頃は、それがデートの鉄板コースでした。
駅から歩くこと約4分、阿倍野区松崎町へとやってきました。お目当ての物件は平成5年に建てられたRC造6階建てマンション。
エントランスまでの道のりには赤いレンガが敷かれており、気の持ちようによってはレッドカーペットを歩くハリウッドスターの気分になれます。ちなみにオートロック付きなので、女性の一人暮らしでも安心です。
キッチンの隣には冷蔵庫置場もばっちり確保されていますね。地味ですが嬉しいポイントです。
洗面台が同空間にあるので、ドライヤーや電気シェーバーなどが水浸しにならないよう上手く工夫してください。
洋室6帖
廊下を進むと6帖の洋室。階段があることからも分かる通り、当物件はメゾネット。バルコニーは南向きで、日当たりもGood。観葉植物もスクスクと育ってくれそうです。
しかし日当たりが良いゆえに気付いてしまったこともあります。皆さんも薄っすらと気付いてきたのではないでしょうか。というのも、コンクリートの壁にしては随分とのっぺりとしている気がするのです。作りモン感というか何というか。もう少しよく見てみましょう。
コンクリート風
寄ってみてようやく気付いたのですが、壁は“コンクリート打ちっぱなし風”の壁紙でした。キツい言い方をするならバッタモンです。ここは好みの分かれるところでしょうか。
しかし最近の技術は凄いですね。いくら壁紙と言っても、まるで本物のコンクリートのような凹凸が見事に再現されていますし、遠目からでは本物と見紛うクオリティーです。
壁がコンクリート風なのはまだ良いのですが、扉までコンクリート風にする必要はあったのでしょうか。実際の材質は木なので、開閉時に重みは全く感じません。
さて、続いては気になる上階を見ていきましょう。今さらですが、同じ最上階でもメゾネットになっているのはこの部屋だけ。それを知ると急に特別感が湧いてきませんか?
上階18帖
上階の洋室は絨毯敷きの18帖。下階とのアンバランスさがたまりません。
さっきも言いましたが、両隣の部屋にロフトはございません。ですので、お隣さんに気を遣うことなく壁ドンできます。拳ダコを鍛えるのにもってこいですね。喜ぶのは大山倍達かブルース・リーぐらいのもんでしょうが。
ちなみにこの上階、咳払いや声がめちゃくちゃ響きます。音が反響しまくるので音楽なんて聴けたもんじゃありません。ま、吸音材を貼れば幾分かはマシになるかと思います。
こっちはホンモン
上階の壁は本物のコンクリート。しかしどういうわけか梁だけコンクリート風。“梁”だけにハリボテです。壁紙を剥がせば本物のコンクリートが顔を出すはずなのに。オッチョコチョイなのでしょうか。むしろ愛嬌すら感じます。
それにしても、やはり実際に比べてみるとその質感の違いが分かりますね。見た目からして全然違います
良かった、ちゃんとエアコンも付いています。夏場は屋根からの熱でエラいことになるでしょうから、とりあえずひと安心です。とはいえ、18帖もの空間を一台のエアコンだけでまかなえるのかどうかは疑問が残るところ。かくなる上は扇風機などで空気を循環させてください。
近鉄南大阪線「阿倍野橋」駅から徒歩4分、JR各線、谷町線・御堂筋線「天王寺駅」までも徒歩6分ほどなので、交通の便に関しては言うことナシです。
何かとツッコミどころ豊富な当物件は60㎡の2K。この間取りだけでも十分珍しいのに、このマンションの中でメゾネットになっているのは当物件だけ。
そして何と言っても賃料がお求めやすい。
敷金5万円の礼金20万円、賃料は共益費込のなんと月額7万円。
年内最後に紹介する物件として相応しい記事になったかどうかは分かりませんが、正直言ってめちゃくちゃ安いと思います。近隣で同サイズの物件を探そうと思えば10万超えなんてザラですから、この機会を逃す手はないでしょう。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:79685)