日本橋のデザイナーズに住みたい方へ贈る無垢部屋、月額7.3万円。

皆さん、部屋探しは順調に進んでいるだろうか。各々譲れない条件がある中で、「どこに住むか」と悩んでいるアナタ。本日紹介する部屋は至ってシンプルだ。
「日本橋」か「日本橋以外」か。
ここは中央区千日前。最寄り駅は千日前線・近鉄難波線『日本橋駅』。改札から地上へ上がると、目の前には黒門市場がある。
正直言うと、日本橋に住みたいという方は非常に稀有だろう。「でんでんタウン」や「オタロード」などを生み出したこの街は、どうしても“ディープでコア”なイメージがあるからだ。
しかし、そんな日本橋に無垢床のデザイナーズ部屋が登場したと聞き、イチかバチかの需要に賭けてやってきた次第だ。しかも駅から徒歩3分。ガンダッシュなら秒で帰宅できる。

逆に裏切られた感

1階にヘアサロンが入った当物件は、オートロックのエントランスに宅配ボックスまで完備と充実の設備だ。
エントランスをくぐると、共用部を明るく照らすガラスブロックたち。決して日本橋をdisっている訳ではないが、思っていた以上にちゃんとしたデザイナーズだった。

お手頃ワンルーム

さて、目的は3階。階段すぐ横のポジションから分かるように、角部屋だ。
玄関扉の先には30㎡のワンルームが待っている。

土間には背の高いシューズボックスが2段。上段下段の使い分け方は、もちろん「デイリーか、デイリー以外か」だ。
では、左手の引き戸を開けてみよう。

トイレと洗面所はアメセパ仕様。こちらの床にも廊下から続く無垢のヌクモリが施され、腹痛のアナタも優しく包み込んでくれるだろう。
今回は割愛させていただくが、左手にはバスルームがある。乾燥機能はないものの、浴槽には高温さし湯機能がついているので多少湯が冷めても心配はない。

11.5帖のメイン

さて、メインとなる居室がこちら。ベッド・テーブル・ソファが置けるならば、ひとり暮らしとして十分な広さだ。
少し室内が暗く感じるかもしれないが、東の採光を遮るアイツのせいかもしれない。

窓際には2種類の収納。左手のクローゼットは、すりガラスの引き戸で目隠しできる。
そして、「ちょっと邪魔」と言いたくなる右手のアイツは、

動く。
キャスターがついている時点でバレバレなのだが、ここは私の茶目っ気を感じて欲しい。

左手にチラリと見える棚は洗濯機スペースのもの。
そして、正面のキッチンは2口のIHが備わっている。こちらもガラス戸での目隠しが可能だ。

ほぼ透けてるけども。
この戸いる？という点に、デザイナーズ味を感じる。

WiFi無料

くるりと振り返ると、壁にはカウンターが据え付けられていた。右手の黒い物体はNTTのモデムで、なんとWiFiが標準装備。
入居当日からネットが使えるという点に、日本橋味を感じる。

そしてバルコニーはウッドデッキ。しかし正面のシェードにより眺望はゼロだ。これほど閉鎖感のあるウッドデッキバルコニーは、当物件をおいて右に出るものはないだろう。
そして謎が謎を呼ぶ2ドア方式。中央の柱を軸としてポールダンスでもするのだろうか。

それではおさらい。
中央区千日前二丁目から登場した一室は、大阪メトロ千日前線・近鉄難波線『日本橋駅』徒歩3分。駅からの道のりはほぼ堺筋沿いのため、夜でも明るいルートで帰宅できる。
日本橋のデザイナーズマンション、需要は恐らく0か100かの両極端だろう。しかし無垢床が敷かれた30㎡のワンルームは、限定一室のみの募集だ。
諸費用は敷金ゼロ礼金3万円の月額7.3万円。内装や共用部の設備を考えると、お手頃な賃料だろう。
住むか、住まないか。
お問い合わせは、渋井不動産。
（物件番号：79339）