というわけで、本日紹介する物件は空堀商店街の少しハズレ。築年数不詳のイケてる古民家だ。
過去に何かトラブルがあったのか、それとも頭ごなしに反対しているのかは分からないが、きっと地元を愛するが故の主張なのだろう。確かに、日本の古き良き街並みが残るエリアだから外国人観光客に人気なのも頷ける。その反対に、モラルのない観光客に愛する地元を荒らされたくないという気持ちもよく分かる。
リノベーション古民家
そしてこちらが紹介の物件。築年数不詳の連棟長屋だ。カッコよく言うなら「テラスハウス」といったところだが、恋が始まる予感はしない。
ドアとドアの間が握りこぶし大ぐらいしかないので、壁の薄さが気になるところ。さらに木造ときたら尚更だ。テレビの音や話し声が聞こえるシチュエーションもあるだろうが、お互い様と言えばお互い様だ。ここに住むにあたって、思いやりの心が大切になってくる。
紹介するのは右側。早速行ってみよう。
広々土間
すると広々な玄関土間がお出迎え。年季の入った建具が実にイイ味を出している。
大型バイクでも楽ラク駐めておけるぐらいのスペースはあるが、あいにく玄関の間口が狭いのでそれは現実的ではない。とはいえ、自転車を愛するチャリダーにとっては最高の環境だ。雨風も凌げるし、簡単な整備ぐらいであればここで十分事足りるだろう。
6帖DK
土間を上がると6帖のDK。いかんせん6帖しかないので、ここにテレビやソファを置くには少しサイズ不足だろうか。
オイルステイン仕上げのフローリングと塗装の壁、そして鈍い光沢を放つステンレスキッチンのコンビネーションが何とも乙だ。ちなみにキッチンのスペックはIHの1口。バリバリ自炊する方にとっては少し物足りないかもしれない。
2階
2階には水回り3点と洋室。写真左手前側には洗面台とトイレ。そしてその奥には洗濯パン。
ここで分かることは、洗面台がめちゃくちゃコンパクトだということ。朝シャンどころか洗顔も一筋縄ではいかない。あくまでも手洗い場ぐらいに思っていた方が懸命だ。
壁の棚には帽子やスニーカーなど、お気に入りのアイテムをディスプレイしたくなる。ハンガーパイプは厚手のアウター10着ぐらいならかけられそうだ。
ただ、当物件には収納と呼ばれるスペースがないので、衣装ケースや収納ボックスなどを駆使してうまく使いこなしてほしい。
今さらだが、当物件のウィークポイントはバルコニーがないということ。そのため、洗濯物は部屋干しかコインランドリーの乾燥機を使うかの二択。もしくは土間に干すというのも選択肢のひとつだ。
そして正面右手はバスルーム。浴室乾燥機があれば良かったのだが、あいにくそんなものはない。
シャワーオンリー
浴室乾燥機どころか、浴槽すらなかった。身体を温めるというよりは、身体を洗うことに特化したシャワールームだ。
一人暮らしの場合、バスタブに湯を張る機会なんてそうそうないだろうから、こっちの方がスタイリッシュだし、どこか潔さと男気すら感じられる。
本日紹介したのは築年数不詳のリノベーション連棟貸家。間取りは延べ33㎡の1DK。古き良きを感じられる空堀商店街の少しハズレに位置し、最寄りは谷町線「谷町六丁目駅」・長堀鶴見緑地線「松屋町駅」のどちらからも徒歩5~6分ほど。
古民家でありながら、「和」を主張し過ぎないシックでクールなリノベーション。そして広々な土間は心にもゆとりを与えてくれそうだ。
敷金ゼロの礼金13万、賃料は月額8万円ポッキリでの募集中だ。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:79102)