本日紹介する物件は谷町線・長堀鶴見緑地線「谷町六丁目駅」より徒歩6分。
駅近くの『空堀商店街』周辺には昔ながらの古民家や寺院が多く現存しており、まるで昭和初期にタイムスリップしたような気分を味わえます。古民家を改造したカフェや小料理屋、雑貨店なども多く、都会的ではないホッコリとした雰囲気が魅力的です。
築年数不詳
さて、こちらが本日紹介する物件。
所在は中央区谷町七丁目。先ほどの空堀商店街の少しハズレにひっそりと佇む戸建て物件です。
築年数は不詳。建物から滲み出るオーラは、少なくとも平成に入って建てられたものではないでしょう。憶測に過ぎませんが、築半世紀は余裕で超えていると思います。とはいえ外壁は美しく塗装されており、パッと見では上等な割烹料亭のような佇まいです。
「古すぎ・・」と敬遠される方もおられるかもしれませんが、なんたって古民家ですもの。古くて当然です。しかし、ただ古いだけではありません。天井や建具から当時モノならではの貫禄を感じます。そこに“カッコイイ”を感じるのは私だけでしょうか。
ところで、玄関を開けた瞬間から何だか独特なニオイがします。どこかで嗅いだことがあるような無いような・・。
クンカクンカ
無垢フローリングならではのスベスベな肌触りとヌクモリ感は一度ハマったら抜け出せません。この時点で期待大です。
しかも小型犬・猫一匹に限りペットの飼育も可能。この無垢フローリングで爪研ぎや“ここ掘れワンワン”された時のことを考えると少しハラハラします。
元民泊
さて、こちらが1階部分の全体像。
当物件はもともと民泊施設として活躍していたという背景もあり、家具や家電がフル装備。ほぼほぼ手ブラで入居できますが、不要な場合は撤去も可能ですのでお気軽にお申し付けください。
民泊物件が貸しに出されること自体は特に珍しいことではありません。しかし僕の経験上、民泊物件はだいたいクセが強い。外国人ウケを狙いすぎたせいか、壁一面に富士山が描かれていたり、やたらと和柄を強調してきたり。そんなこともあって、基本的に民泊物件を見に行くことは少ないのですが、当物件は良い意味で期待を裏切ってくれました。
塗装仕上げの壁に無垢フローリング、渋井好みの要素が盛りだくさんです。
DK4.5帖
まずはキッチンから確認していきましょう。コンロはIHの1口とお世辞にもハイパワーとは言えません。しかもコンロの位置に対して、換気扇の位置がすっとんきょうです。
4.5帖という小ぶりなサイズなので、ダイニングとして使うには少し窮屈でしょうか。であれば、先ほどベッドが置かれていた洋室をリビング兼ダイニングとして使うのもひとつの手です。
続いては写真右手側にてスタンバイしている脱衣所を見ていきます。
シャワーヘッドの形状が独特ですね。見ての通り浴槽は小ぶりで、三角座り入浴必須となっております。もちろん、追い焚きや浴室乾燥機などはございません。バルコニーがないならせめて浴室乾燥は欲しかったところです。が、これもご愛嬌ということで片付けておきましょう。
5帖洋室
そしてこちらがキッチンに隣接する5帖洋室。
リビング・ダイニングとして使うにはベッドが邪魔ですが、先述の通り撤去も可能ですのでご安心を。ちなみに茶色い引き戸を開けると階段下収納となっております。容量も十分です。
フリースペース
洋室と呼ぶには少し小さ過ぎますね。
ですので、ここでは『フリースペース』と表現しておきます。そのサイズなんと2帖。ちょっとした物置きや書斎として使うのがクレバーでしょうか。
写真には映っていませんが、写真右手側にはトイレ。スペックはウォシュレット付きのFutoo!!ということもあり、今回は割愛させていただきます。
そんなことよりも・・
※Futoo!!:普通に良い。
フリースペースの天井を見上げてみるとこんな感じ。このビューだけで白ごはん3杯はいけそうです。見事な吹き抜けになっており、トランポリンを置いておけば階段要らずかもしれません。楽チンですね。
2階
2階には約10帖ほどの空間が待っています。
1階と2階合わせてベッドが3つも置かれています。そう、ベッドの数が異常に多いというのも民泊物件あるある。この光景を見るたびに、「何人で泊まるつもりやねん」と甘めのツッコミを入れたくなります。
木造古民家ということもあって、当然のことながら夏は熱くて冬は寒い。あとはエアコンという文明の力を借りましょう。
中央区は谷町七丁目、最寄りの谷町線・長堀鶴見緑地線『谷町六丁目駅』より徒歩6分。空堀商店街の少しハズレにひっそりと佇む築年数不詳の木造古民家は延べ64㎡(1階:34㎡ /2階:30㎡)の2SDK。
まるで料亭のような外観、そしてヌクモリ感溢れる無垢フローリングは一見の価値アリです。
敷金1ヶ月の礼金1ヶ月、賃料は月額10万円ポッキリ。
「古民家に住んでみたい」と憧れを抱いている方は多いと思いますが、古民家という性質上、どうしてもその数は少なめ。しかも趣のある古民家ときたらそうそう簡単に出会えるものではありません。この機会にいかがでしょうか。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:78512)