妙に長ったらしい駅名であるが、旭区「千林」と同区「大宮」、両町の境界上にあることからその駅名が名付けられたそうだ。ご存知の方も多いだろうが、谷町線にはそのような駅名が非常に多い。特に「都島」駅を過ぎてからの「野江内代→関目高殿→千林大宮→太子橋今市」と続く4連コンボは、まさに谷町線名物と言っても過言ではない。
エリアのイメージは落ち着いた住宅街といったところだが、看板の示す矢印が完全に『ジャンボ酒場』を指しているというオッチョコチョイな一面もある。
この商店街をひたすら西へ進むと、やがて阪神高速にブチ当たり、その近辺に本日紹介する物件が眠っている。駅から物件までは徒歩たったの11分。御堂筋線「西中島」駅から、歩いて「新大阪」駅に行くよりも遠い。
別にこの商店街を通らなくても行けるっちゃ行けるのだが、帰りの道中で買い物を済ませようと思うならここを通って帰るのがクレバーだろう。
駅から10分以上も歩かされた上に、そこで待っていたのは階段。とは言っても、目的の一室は3階なので、まだまだ楽勝で上りきれるだろう。むしろ、駅までの往復がエクササイズになるなんて羨ましい限りだ。
そして嬉しいことに角部屋だ。オセロやアタック25などのゲームで勝とうと思えば、角を獲るのは基本中の基本。これには児玉清も微笑むに違いない。
紹介を進めるにあたって、土間から見ていくのがセオリーというものだが、そんなものはフル無視してメインとなるLDKからご覧いただきたい。
日当たり×無垢
LDKの広さは12帖。この数字はあくまでも後で見るキッチンスペースを含めての数字なので、実際にリビングとして使えるスペースは約8帖ぐらいになるだろうか。
そんなことより見てくれ、この抜群の日当たりを。そして床にはヌクモリ感溢れる無垢フローリング。それに加えて、二面の窓を開けておけば風通しもバッチリだ。控えめに言ってもめちゃくちゃ雰囲気が良い。右手の窓が西向きなので、一日を通しての日当たりが期待できる。
天井の照明はシーリングではなくダクトレール。ペンダントライトやスポットライトでも何でも来いだ。収納の容量も十分だし、今のところ非の打ちどころがない。強いて言うなら、駅から遠いということとエレベーターがないということぐらいだ。
写真奥にはキッチンスペースがスタンバイ。見ておこう。
広々キッチン
リビングを見渡すことができる広々な対面キッチン。ダイナミックな動きで料理に勤しんでも、どこかにファニーボーンをぶつける心配はない。が、食器棚を置くつもりならその限りではない。
スペックとしては広々調理スペースにガスの2口コンロ。グリルは付いていないので、焼き魚はオーブントースターでヨロシクだ。
寝室なんて寝るだけなのだから、日当たりなんて特に必要ないだろう。また、エアコンはないので御自身で用意いただく必要がある。
ところで、北側の窓にブロッコリーのようなものが見えるが、、、
パークビュー
見事なパークビューである。部屋から公園が見えるというのは、やはり気持ちが良いもの。寝付きの悪い方でも、ここでなら熟睡できることだろう。
さて、物件の魅力はもう十分に伝わっただろうから、最後に水回りを軽く確認しておさらいに移ろう。
洗面台はもちろん、洗濯パン上部の棚や鏡フレームにまで無垢材が使われている。ここのオーナーさんは相当な無垢フェチに違いない。
この記事が自然保護団体の目に入らないうちに、お早めの問い合わせを。
一瞬、「風呂場にも無垢!?」と目を疑ったが、さすがに違ったようだ。
追い焚き・浴室乾燥機などはないが、このバスルームは新品に入れ替えられているので、清潔度については言うまでもない。
本日紹介したこちらの物件は48㎡。最寄りの谷町線「千林大宮」駅から徒歩11分、旭区は中宮二丁目からの登場だ。
部屋全体に無垢材があしらわれ、大変ヌクモリ感溢れる空間となっている。日当たりの良いリビング、そして公園の緑に癒やされる寝室、これほどまでに住みよい物件に出会えるチャンスはそうそうない。
賃料は共益費込の月額8.8万円で登場だ。(敷金3.6万円、礼金12万ちょい)
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:75845)