猫を3匹ほど被りまくっていた入社当初、2キロ先から見ると松たか子っぽいという由来で“おまつ”と命名された名前も、今ではしっくりきています。はにかんだ顔に初々しさが表れていますね。
「初心忘れるべからず」とはよく言ったものですが、たかが半年ほどで忘れる初心ではありません。まだまだ新人の身分、何か大きく変わるなんてこと、
闇堕ちした鬼束ちひろに匹敵する変貌。心なしか表情にもこなれ感が漂っています。髪と初々しさはどこへ行ったのでしょうか。
本日は、順調に松たか子から遠ざかっている私が、北区曽根崎一丁目の古民家を紹介します。
煩悩の街
一見すると、なんてことない街並み。しかし、どこか違和感を感じないでしょうか。
手前にあるのは、本傳寺(ほんでんじ)という日蓮宗の寺院。新選組隊員など、歴史に名を残す人々の墓がある寺です。そして寺を囲うように配置されているのは、大人のホテルたち。
古民家といえば、閑静な住宅街を想像するでしょう。果たして、大人の欲望渦巻くこの街中で、古民家など存在するのか、
築年数不詳の古民家とのことで多少の覚悟はありましたが、正直拍子抜けです。1階をよく見ると玄関ドアが両サイドにあり、どうやら右手が住戸の玄関のようです。
先にお伝えしておくと、当物件はSOHO相談可能・ペット飼育飼育可。夢が膨らんだところで、早速お邪魔してみましょう。
古民家リノベ
谷町線『東梅田駅』から徒歩9分。古民家をフルリノベーションした3階建ての古民家は、築年数を覆す仕上がりです。モルタル仕上げの土間は、自転車1台なら辛うじて置けるくらいのサイズ感。
引き戸がついた小上がりの向こうには、洗面台・洗濯機置場・シャワールーム・トイレと設備たちが纏められています。
他の設備に触れておくと、洗面台はシャンドレで、湯あみはシャワーのみ。大きな浴槽に浸かりたくなった際は、外に点在しているホテルへどうぞ。ジャグジーやサウナが楽しめるとか、楽しめないとか。
手作りのWIC
3帖ほどのスペースは、物置部屋としてお使いいただけるでしょうか。そう思いながらふと顔を上げると、残置物であろうツッパリ棒。
手作り感全開であるものの、ハンガーが掛けられるということで紛れもないウォークインクローゼットです。異論は認めましょう。
ちなみに納戸はもう1部屋ございますので、収納の心配はなさそうですね。
14帖LDK
さて、ようやくLDKへ辿りつきました。無垢風のクロスとフローリングが存在感を放っていますね。
遠目からで恐れ入りますが、キッチンはガス3口にグリル付き。調理スペースも十分設けられています。そして、キッチン左手には収納スペースも。
写真は割愛していますが、レンジや炊飯器などを置くスペースも確保済み。となれば、引っ越しの際は最小限の家具・家電で事足りそうです。
南向きの窓は、すりガラス越しであっても十分な採光。バルコニーが無いものの、室内干しでも十分なポテンシャルを感じます。
右手の梯子は3階へ続き、取り外しも可能。14帖のLDKを広々お使いいただけます。
8帖洋室
3階は8帖ほどのサイズ感。寝室にしたいところですが、ベッドの搬入を考えると、布団生活に落ち着くでしょう。
ちなみに、「ここはロフト部分じゃないの?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
ロフトの基準
一般的にロフトとは、天井の一部を高くして部屋を二層式にした上部空間を指します。そしてポイントなのは、建築基準法で天井高を1.4m以下、床面積を直下の階の2分の1未満に収めるという制限があること。
以上を踏まえると、この部分はロフトではなく1フロアとしての扱いになるのです。
北区曽根崎一丁目から登場した古民家は、大阪メトロ谷町線『東梅田駅』徒歩9分。お初天神も徒歩5分と、たとえ泥酔しても難なく帰れる距離です。
いわゆるホテル街にひっそりと佇んでいるものの、室内は見事なフルリノベーション。しかもSOHO・ペット飼育ともに相談可能。(条件変更あり)
初期費用と賃料は、敷金1か月・礼金2か月の月額13.8万円。立地も室内もパンチの効いた古民家リノベは、まさに希少価値。
最後に注意事項を1点、当物件は2年の定期借家契約です。しかし更新も相談可能なので、気になる方はぜひ一度ご内覧ください。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:75500)