バルコニーからは四ツ橋筋と御堂筋が合流した国道165号線が見える。大阪市北区が起点で、心斎橋・難波・大国町まで南下すると、終点の三重県津市までゆるやかに西へ下っていく一般国道だ。
すなわち、大国町駅から北へ徒歩2分、浪速区敷津西一丁目にある当物件のバルコニーは南向き。夕焼けなどと前置きが長くなったが、日が沈みかけた南向きのバルコニーは陽当たりが未知数という痛恨の布石である。
建物概要
紹介するのは9階の角部屋で、56㎡の1LDK。
1970年築の50年選手、元は旅館だった当物件はリノベーションと増築を経てSRC造10階建てとなった。時代とともに生態系を変える生き物のような建物だ。
左手前をパカリするとシューズボックス。2人暮らしまでなら事足りるほどの容量である。
廊下にはトイレや水回りが並んでいるが、ここは一先ずメインのLDKから見ていこう。
LDK15帖
玄関正面のドアを開けるとキッチンがお出迎え。スペックはIH2口。魚焼きグリルは無いが、IHで焼けんこともない。
左手のデッドスペースに埋め込まれた棚は、同情するほど窮屈そうな様子。しかし、ストックの食材や調味料、はたまた食器置き場などに重宝する存在だろう。
奥行きマシマシ
引き戸の向こうは12帖の洋室であった。見晴らしスッキリ奥行きマシマシだ。約2倍となった居室は、2部屋合わせて27帖のビッグワンルームとしてもお使いいただける。
ちなみに当物件は小型犬1匹の飼育が可能。シャトルランが出来そうなほどの奥行きに、愛犬のテンションもさぞマシマシに違いない。
12帖洋室
では洋室部分を見ていこう。トゥルい床が見事に反射しているのは、冒頭のバルコニーに続く窓だ。
陽当たりは未知数といったものの、夕刻でこれだけ反射しているのならば、昼間のフラッシュ量は計り知れないだろう。キューティーハニーも嫉妬のハニーフラッシュである。
普通の設備たち
では最後に駆け足で各設備を紹介していく。
トイレはウォシュレット付きという点以外、特記事項はない。個人的には、左手のデッドスペースにも棚は埋め込まれているのか気になるところ。こちらは内覧の際にご確認願う。
浪速区敷津西一丁目から登場した一室は、大阪メトロ各線『大国町駅』徒歩2分。大阪メトロの駅で唯一、島式ホームの2面4線が乗り入れる駅で、御堂筋線と四つ橋線が同じホーム上にある。乗り換えに時間がかかる地下鉄駅が多い中、利便性この上ない。
56㎡の1LDKは、無垢材の建具と、引き戸を解放した27帖のビッグワンルームが魅力。さらには小型犬の飼育も可(条件変更あり)
気になる初期費用と賃料は、敷金なし・礼金2か月の月額13万円。決して安くはないものの、交通至便が揃った立地で愛犬と暮らせるならば安いもんだろう。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:75231)