年号が『令和』になって随分と経つが、ここはいつまで経っても『昭和』。そういう因果もあってか、この街には市内中心部では出会えないような面白みのあるチクフル物件が多く眠る印象がある。
本日紹介する物件もそのひとつ。
「どこにでもある普通の部屋じゃ満足できない」
という方は要チェックだ。
レペゼン昭和町というだけあって、当物件は昭和47年生まれの二階建て連棟貸家。御年48歳だ。
安心感のある屈強な玄関ドアは観音開きなので、大きな家具の搬入もへっちゃらだろう。
和室
一階部分は無視して二階から紹介していくというトリッキースタイル。
そう、当物件において一番の特徴がこの和室なのだ。サイズはなんと10.5帖。あなたが知っているであろう和室の一回り以上広い。
まるで柔道場のような佇まいだが、柔道部の部室のような汗臭さはなく、フレッシュない草の香りに満ちた空間だ。
悲しいかな、そんな言葉はこれまでに何度も聞いた。6帖程度の和室ならそう思うのも分かる。しかし、これほど広い和室なら少し見え方も変わってくるのではないだろうか。
「和室じゃないとヤダ!」
なんて方は少数派だとは思うが、我々渋井不動産はマイノリティーなあなたを応援したい。
さて、続いては正面の窓を開けてみよう。
和室②
デジャブだろうか。
続いての和室②も10.5帖。しかしこちらの壁は漆喰コテ塗り仕上げ。敢えて残された無造作なコテ跡が絶妙なアクセントとなっている。この飽くなき和室へのコダワリには脱帽だ。
仮に続き間であれば計21帖の和室になり得たわけだが、良くも悪くもしっかり壁に仕切られている。
ペットも可
ちなみに当物件はペットの飼育も可(小型犬or猫)。ペットと一緒に暮らせるのは嬉しいが、畳の上でここ掘れワンワンされたらひとたまりもない。
さて、二階の紹介をひと通り終えたところで、続いては一階を見ていこう。10.5帖もの和室が縦にふたつ続いているぐらいだから、一階の広さも相当なものだろう。
あの奥行きはどこへ
と思ったのも束の間。
一階には僅か7帖のダイニングキッチンのみ。二階で見た奥行きはどこに行ったのだろう。どんな構造をしているのか気になるところだろうが、仕掛けはいたって簡単。
要するに、一階の半分を壁で仕切り、その半分を店舗として別途貸し出しているわけだ。ちなみにその店舗とは昔ながらの雑貨屋さん。引っ越した暁には一度挨拶に出向くと良い。
入居者ご自身で用意しなければならない物件も多々あるなかで、これは嬉しい配慮と言えよう。
※Futoo!!:普通に良い。
ソーシャルディスタンスを保ちたいカップルの同棲にもオススメできる。一階では一緒に食卓を囲み、二階ではそれぞれの趣味に没頭する。ある程度の距離を保つことが、愛を長続きさせる秘訣なのかもしれない。
一階はコンパクトだが、二階には10.5帖の壮観な和室が二部屋。和室をこよなく愛する大和男児と大和撫子のカップルに是非とも住んでほしい。
敷金ゼロの礼金15万、賃料は月額7.5万円。
また、ペットの飼育時は条件に少し変動があるので、詳細についてはお問い合わせ願いたい。
渋井不動産までどうぞ。
(物件番号:73018)