左手にはインターフォンが設置されており、その下部には傘を引っ掛けるハンドルもついている。なんなら使い勝手の良い玄関だ。
加えて、両隣に他の住戸はない。所謂(いわゆる)独立部屋である。西区は京町堀一丁目、RC造15階建ての14階に所在を構え、グッドリッチ以外に形容する言葉が見つからない。
いよいよ期待が高まってきただろうか。勿体ぶるのは趣味じゃないので、早速室内を紹介していこう。
何かが鎮座する玄関
玄関を開けると、ガラスブロックに囲まれた「何か」が鎮座していた。部屋の平衡感覚が歪むほどの見事なカーブだ。
土間は「何か」から放たれているかの如く放射線を描いており、そこそこのスペースを有している。両開き扉のシューズボックスも、30足はしまいこめるだろうといった容量で、靴の収納は心配なさそうだ。
では、居室へと参ろう。
15帖LDK
ガラスブロックのアイツが見切れるように写りこんでいるものの、ようやく居室が見えてきた。
15帖のLDKには大きな窓が4つ並んでいる。見事なビルビューではあるが、14階ともなると同じ目線の建物はそう多くないだろう。
システムキッチン
コンロはガス2口が縦に並ぶ仕様。調理スペースにリミッターを振ったのか、シンクの大きさは控えめ。
魚焼きグリルなどはついていないが、このシンクでグリルを洗うのは至難の技であろうとの配慮なのかもしれない。
ちなみにキッチンの背面には洋室がある。曇りガラスになっている奥の扉を開けてみよう。
6帖洋室
ここは寝室となるだろうか。肩身が狭そうな様子で壁に挟まっている扉は、ウォークインクローゼットのものだ。
また、右手のドアは玄関へ繋がっている。でろんでろんに酔って帰ってきても、玄関から即寝室に行けるのはありがたい。帰巣本能と、靴を脱いで部屋に入るという少しの理性だけ残しておけば何とかなる。
八方美人のアメセパ
部屋の中心に鎮座していたのは、水回り3点セットであった。
トイレと洗面台は同一空間にあるアメセパ仕様。ここで注目いただきたいのは、中心にそびえる1本のポール。まるで仲違いした両者のご機嫌をとるように、トイレ向きにペーパーホルダー、洗面台へはタオル掛けが向いている。
そんな健気なポールだが、間に立つ者の悲しきサガか、八方美人にも見えなくはない。実用・デザイン・複雑な擬人模様を兼ね揃えた珍しい逸品なのだ。
偏スペックバスルーム
浴室は置型バスタブを採用。浴室乾燥機や追い焚きなどは無いが、ある機能がついている。
浴室テレビとミストサウナだ。
置型バスに浸かり、テレビを見ながらミストサウナでデトックスとは並の女優でも叶うまい。基本スペックを満たしてこその副産物な気もするが、でもそんなの関係ねぇ。おっぱっぴーである。
西区京町堀一丁目から登場した希少物件は、大阪メトロ四つ橋線『肥後橋駅』より徒歩4分。御堂筋線・四つ橋線・中央線『本町駅』までも徒歩5分のグッドリッチだ。
51㎡の1LDKは、ガラスブロックのバスルームに浴室テレビやミストサウナを導入。部屋の中央に鎮座するのもうなずける。
気になる賃料は月額14.5万円とそれなりのお値段。しかしながら敷金礼金ゼロ。しかもインターネット無料と初期費用をウンと抑えての入居が可能だ。
間取りだけでなく、機能面でも希少価値あり。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:72288)