中之島といえば、堂島川と土佐堀川に挟まれた東西に長く伸びる中洲。東側には「大阪市役所」「府立中之島図書館」「日本銀行」などの近代建築が多く建ち、西側に行くにつれて、大手企業のオフィスビル、ホテルやマンションが多くなるといった印象。
心なしか住民の方々からはどこか上品なオーラが感じられ、仮に「中之島へ島流しされる」となれば誰もが立候補するようなエリアだ。
この度そんな中之島から、70㎡のビッグ1LDKが登場したという情報を入手した。70㎡といえば、一般的な3LDKがスッポリと収まる広さ。それを1LDKにするという発想と思い切りの良さに渋井は痺れるのだ。
That’s バブリー
さて、共用部や玄関なんてスッ飛ばして、まず見ていただきたいのがこのLDK。サイズは17.5帖で、壁全面に板張りの装飾が施されている。どこか懐かしさを感じさせる仕上がりだ。
懐かしい感じとは言ったが、それは決して“古臭い”という意味ではない。ポジティブに言うなれば“バブリー”。アンティーク調の家具がこれでもかと映えそうな雰囲気だ。
調理スペースとして使うも良し、レンジ台として使うも良しだ。いよいよ家でマグロを捌くということに現実味が帯びてきたぞ。
おや?ちょっと待て、コンロがないじゃないか。
孤島のコンロ
パカリ
なんと4口のガスコンロがステルスされているではないか。アイランドキッチンならぬアイランドコンロ。オーブン付きなのでお菓子作りも捗るし、上蓋をパカリすることで油が飛び跳ねるのを防ぐことができるわけだ。
「なぜここに配置した?」なんてのは愚問以外の何物でもない。多様化が進む現代に於いて、あらゆる個性を受け止める器量が必要なのだ。
街路樹とはいえ、緑が目に入るのは何となく気分が良い。写真には映っていないが、毎日0時まで営業のスーパー「ライフ」も目と鼻の先の距離。食料品や日用品の調達もちょちょいのちょいだ。
14帖洋室
LDKの雰囲気とは打って変わって、フカフカのカーペットが敷かれた洋室は14帖。キングサイズのベッドを3つ置けるほどの広さを有するが、いかんせんカーペットの感触が気持ち良いのでそんなものは必要ない。少なくとも私は。
ところで写真中央に茶色い扉があるだろう。あそこには洗面・風呂・トイレの水回り3点が全て詰め込まれている。要するに、水回りへはこの洋室からしかアクセスできない。なかなか珍しい間取りだ。
水回り
続いては水回りを確認していこう。
洗面台は二人並んで歯磨きができる程度にワイド。場合によっては給湯器にファニーボーンをぶつける恐れがあるので要注意だ。収納力については申し分ないが、シャンドレ仕様ではないので朝シャンの難易度は高め。
※ファニーボーン:肘の内側にある秘孔。ぶつけると痺れる。
ハムナプトラ
お便器自体はFutoo!!だが、ペーパーホルダーはこの通り。
アンティークなんて言葉だけでは物足りない。もはや古代エジプトを彷彿とさせる逸品だ。ピラミッドから掘り起こしたものだろうか。ぜひ一度「なんでも鑑定団」に出品してほしいと思う。
本日紹介したこちらの物件は70㎡のビッグ1LDK。物件所在は北区中之島四丁目。京阪中之島線「中之島」駅から徒歩6分、JR環状線・阪神本線「福島」駅や四ツ橋線「肥後橋」駅も徒歩圏内のグッドリッチ。
少々クセのある間取りではあるが、内装は高級感溢れるバブリーな仕上がり。
敷金はゼロで礼金はやや強気の30万、賃料は共益費込の月額10.4万ちょい。ズバリ安い。
内装・広さ・賃料、そして憧れの中之島というエリア、この部屋に住めば周囲からの羨望の眼差し待ったなしだ。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:71616)