青空のもと無機質なビルが立ち並ぶ景色に、一際目を引く赤色。どんなに高いオフィスビルの建築現場でも、頭ひとつ抜きん出ている「タワークレーン」の存在が、わたしは前々から気になっていた。誰が、どうやって運び、どのように撤去されるのか。こんな大きな物体を人間が組み立て動かしていると考えると、なんと大仕事なのだろう。
この話を続けるとワインが1本空きそうなので、気になる方はスーパーゼネコン大林組の動画付き解説を見てほしい。トリッキーなページレイアウトに、きっと心掴まれるはずだ。
→解決!タワークレーンの謎
では、物件に参ろう。
ちなみに、この先の突き当りは屋上スペースに続いている。残念ながら開放されてはいないが、無邪気なお子様がいるご家庭はかえって安心かもしれない。
ゆとり暮らしの2LDK
玄関を開けると、扉続きの廊下が現れた。左手には洋室が2部屋が並び、右手のドアはトイレとLDKへ続く。
2008年にフルリノベ歴がある当物件は68㎡の2LDK。ファミリーや、ゆとりを望む2人暮らしにピッタリだ。手前のシューズボックスは特注品とのことで、十分な容量を有している。
5.5帖洋室
まずは手前の洋室から。
他の居室や廊下はタイルカーペットとなっているが、こちらは唯一のフローリング部屋。経年劣化しにくくお手入れが楽なフローリングに対し、タイルカーペットは保温性・防音性に優れていると言われている。部屋割りの参考になれば幸いだ。
そして、もうひとつの参考材料がこちら。
ウッドバルコニー
二面のバルコニーを有する当物件は、全居室がバルへ繋がっているが、このバルコニーは先ほどの部屋からしかアクセスできない。
なるほど、青い空とウッドバルコニーがよく馴染んでいるじゃないか。ぜひともカフェテラスにしたいところだが、子供プールではしゃぐ我が子の笑顔を見守るのもいい。なんてったって最上階。その特権を心ゆくまで行使するといい。
6.5帖洋室
場面かわって、こちらは6.5帖の洋室。先述の通り、床にはタイルカーペットが敷かれている。
位置関係などは最後の間取り図でご確認いただくとして、ここでご紹介したかったのは収納。全居室にバルコニーがあるのと同じく、クローゼットなどの収納も3部屋すべてに設けられている。お子様のお片付けデビューが捗るはずだ。
20帖LDK
そして、メインとなるのは広々としたLDK。西区の2LDKは数あれど、20帖のリビングを誇る物件はそれほど多くないのだ。気になる賃料は最後までとっておこう。
バルコニーや収納と、あるものばかり紹介してきたが、実は無いものもある。エアコンだ。しかし、どうせなら財布が緩みがちな引っ越しのタイミングで、ちょっといいエアコンを導入するのも策士かもしれない。
記事の都合上、トイレなどは割愛しているがウォシュレット付きのノーマルな逸品だ。では、真ん中に見えるドアを開けてみよう。
水回り
水回りも至ってシンプル。
浴室に追い焚きや浴室乾燥機はない、そもそも、小さなお子様がいるご家庭で優雅なバスタイムなど夢のまた夢。そんな機能よりも、1分1秒が貴重な睡眠時間を欲しているのではなかろうか。
キッチン
続いてキッチンを見ていこう。
ガス3口にグリル付きのシステムキッチンと、申し分ないスペックだ。LDKを反芻(はんすう)するかのごとくL字型で、洗い物をしながらコンロにも手が届くマルチタスク仕様。仕様なだけで、火の取り扱いには充分注意してほしい。
南東バルコニー
最後にもう一面のバルコニーを紹介して締めよう。
南東向きのこちらは、一日を通しての陽当たりが期待できるだろう。洋室からLDKと2部屋に面しており、縦横ともにゆとりのあるバルコニーだ。ちなみに、冒頭のタワークレーンはここから見える。
西区江戸堀一丁目から登場した当物件は大阪メトロ四つ橋線『肥後橋駅』徒歩4分。御堂筋線や京阪電鉄もアクセス圏内のグッドリッチだ。
68㎡の2LDKは、住居では比較的珍しいタイルカーペットを採用。保湿性・防音性さらには耐火性と嬉しい性能が3拍子揃っている。
気になる費用は敷金ゼロ礼金3ヶ月の月額13.5万円。この広さと立地でこの賃料帯、まさに見逃せない一室だ。お問い合わせは、お早めにどうぞ。
(物件番号:71120)