油断すると、とろとろの液体にとどまらず、気体となって蒸発しそうなほどの酷暑に、「とろん超えてドロン」などといった新しい流行語まで生み出しかけました。
さて、暑さにやられた私が本日やってきたのは西区京町堀二丁目。ご紹介するお部屋からは、靭公園のテニスコートが見えるポジションです。それでは向かいましょう。
昭和62年に完成し、築33年を迎える当物件は、めいっぱいの採光を受けてすくすくと育ったようです。まだ暑さにやられているので、時々ワケの分からないことを言いますが、冷ややかな目で見ないでください。冷気は求めてますが、冷遇は求めてません。
リノベ2LDK
玄関を開けると、土間から乗り上げる形でドンと構えるシューズボックスがお出迎え。容量はそんなに期待できませんが、追加でシューズボックスを置くスペースは充分にございます。
室内は65㎡の2LDKと、お子様がいるご家庭でもゆったり暮らせる間取り。リノベーションにより水回りも一新されていますので、気持ちよくお使いいただけます。
7.5帖洋室
土間の正面にある扉は、7.5帖の洋室へと繋がっています。一人暮らしのワンルームほど広さがありますので、ダブルベッドを置いてもお部屋がミチミチになることはありません。
そして、ポイントはなんといっても大きな窓。
奇しくも、この方角の14,000キロ先にはイスラームの聖地『メッカ』があるようです。雲ひとつない空を見上げながら聖地に思いを馳せる、なんと心が洗われるお部屋でしょう。といってもおまつは無宗教なのですが。
水回り
先述の通り、水回りは新品に入れ替え済み。トイレも洗面台もピカピカです。記事の都合上、本日は浴室を抜粋しますので、その他は内覧にてご確認ください。
浴室は嬉しい窓付き。追い焚き機能もあります。輝きを放つ白色の内張りが清潔感を感じさせ、カバーのついた風呂蓋が真新しさを物語っているようです。
15帖LDK
さて、メインとなるLDKは15帖。こちらには幅広の窓が設置され、ぐんぐんと差し込む採光に自然と気分も明るくなります。
キッチンは型抜きのようなデザインが特徴的。壁には年季の入ったインターフォンが設置されていますが、なぜそこにと感じたのは、わたしだけでないはずです。
とはいえ最上階の独立部屋。せっかくの贅沢をめいっぱい享受するために、投資は必要不可欠ではないでしょうか。
では、奥のふすまを開けてみましょう。
現れたのは6帖和室。LDKと隣接し、木目調のフローリングと畳が絶妙に溶け込んだビューが堪りません。どんな日本茶も無条件で美味しく感じられそうな雰囲気を醸し出しています。
ちなみに、茶道で抹茶を飲む際、茶碗を左右に何回まわすなどの細かい作法が幾つかあります。「結構なお点前(てまえ)で」だけ覚えていても乗り切れないのですが、そもそも乗り切るお茶会がないので、いらぬ心配のようです。
バルコニー
先述した南東向きのバルコニーがこちら。キッチン・LDK・和室に面しているため、端から端まで結構な長さがあります。
左手の網々を覗くと下階のバルコニーが見えますので、外付けの蛇口をひねる際はご注意ください。植木鉢などを置く場合はなんらかの漏水対策が必要です。
西区京町堀二丁目から登場したお部屋は、大阪メトロ千日前線・中央線『阿波座駅』徒歩7分。四つ橋線『肥後橋駅』も徒歩9分と、複数路線が利用可能。
65㎡の2LDKは最上階の独立部屋。スケルトンな共用部も、メッカへ通ずる大きな窓も、全てあなただけのもの。
気になる費用は敷金ゼロ礼金2ヶ月の月額14万円。ポジションとバリューを兼ね揃えたグッドリッチは、茶道の心得と同じく一期一会。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:71045)