昭和53年築の当物件は、140の住戸を構える大型マンション。東・西・南と3棟に分かれており、出口を違えれば普通に迷う。日頃から迷い慣れているプロ迷子の私が迷走することなど、赤子の手を捻るも同然であった。(めちゃめちゃ迷った)
フルリノベーション済み
エレベーターで5階へ上がり、ずらりと並んだドアの中から目的の一室を探し出す。辿り着いた先には、両開き可能な玄関ドアが、間口を広げて待ってくれていた。
室内は2020年2月にフルリノベーション済み。見てくれは歴を感じさせるものの、42歳の新人というアンバランスなフレッシュさをご覧いただこう。
思わず内なるオネエが出てしまったのも、玄関に敷かれたタイルのフェミニンさからだろうか。1SLDKの当物件は、カップルからご夫婦、ファミリーまで幅広くお住まいいただける。パートナーと行ってきますのキスを交わす情景も容易く想像できよう。
設備面
玄関入って左手には、水回りとトイレが並列されている。
独立洗面台はシャンドレ・三面鏡が揃っており、何の不満もない。強いて言うなら壁際ミチミチに設置されている点くらいだ。左手には洗濯パンがあるのだが、「そんなに距離とらんでも」という位置にいる。ソーシャルディスタンスなのだろうか。
バスルーム
追い焚き付きの浴室は、気持ち広め。ここで注目なのは、しゃもじのように大きめなシャワーヘッドだ。
TOTO製のコンフォートウェーブシャワーは「節水」と「適度な刺激感」を両立したよくばりタイプ。風呂場で刺激を求めるのもどうかと思うが、水回りの百戦錬磨・TOTOさんが言うならニーズはあるのだろう。
しかしながら、全て解読できた日にはちょっとした術の一つや二つ使えそうだ。そんな秘めたるトイレでもある。
LDK14帖
さて、ようやくメインとなる部屋を紹介していこう。
もとは3LDKだった一室を1SLDKへリノベーションし、生まれ変わったリビングはゆとりある14帖。ブルーの壁に囲まれた小部屋はウォークインクローゼットだ。見てみよう。
ただし、当物件にエアコンは設置されていないので、空気を循環させるためにはご自身での設置が必要だ。室内での熱中症が注意喚起される昨今、必要経費として心に留めておいてほしい。
ブルーという寒色は心を落ち着かせる鎮静効果がある一方で、悲しい・冷たいといった印象から気分を沈めてしまう側面もある。それでも、白を基調とした床とダウンライトの優しい光が混ざり合うことで、柔らかな光を取り込んだ明るい印象の部屋となっている。
東成区中道二丁目から登場した1SLDKは、JR大阪環状線・大阪メトロ長堀鶴見緑地線・中央線『森ノ宮駅』から徒歩8分。
60㎡の広々とした一室は、2020年2月にフルリフォームが施され、室内は新築さながら。仕上がった部屋に住むというだけで、自ずと気分も上がるのではないだろうか。
気になる費用は敷金ゼロ礼金3ヶ月の月額13.5万円。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:70827)