今日の舞台は南堀江。 なにわ筋を南に向かって歩き、ファミレス「フレンドリー」を右に曲がって道頓堀川沿いを少し歩いたところに、黒のタイルとアーチ状の開口が渋いマンションがある。
「もれなくリバービューだなこれは。もれりば。」
ということで、唯一空室の最上階角部屋を本日は紹介しよう。
『 道頓堀プラザ 』
実はこのマンション、過去に一度「南堀江のゴレラい物件」というタイトルで紹介した、渋井不動産ではお馴染みの物件だ。 「グッドリッチで家賃が安い」ということもあり、街のガラガラを激化させるAirBnBユーザーから強烈な問い合わせを受けた物件であるが、見事その利用は断られているから注意してくれ。
玄関からキッチンにかけては見ての通り、オーナーの「リノベーションする気ゼロ」が感じられる空間。 既にお気づきの方も多いかと思うが、この「道頓堀プラザ」は、渋井不動産ユーザーが好むような素敵なリノベーションが施された物件では無いため注意が必要だ。 そう、「とにかく安い。でも安いだけじゃ嫌。」という卵井不動産ユーザーへ向けた物件なのである。 (卵井不動産とは:エッグイ不動産。言うまでもなく良い物件であり、何かがエゲつない。)
そうそう、この感じ。 広く奥行きのある約12帖(6帖✕2部屋)は、元々和室だったことがよくわかる極めてオーソドックスな古い内装だ。 ちなみに不動産仲介業を長くやっていると、この手の古い内装を見て「おばあちゃんの家みたい」と口にする若者にしばしば遭遇するが、多分恐らくおじいちゃんの家も同じ感じだと思う。
いかがだろうか。 お風呂・トイレ・キッチンの弱さは否定するわけが無いが、この南堀江二丁目というグッドリッチで、2部屋合わせて12帖が取れて共益費コミコミ5.4万円というのだから、堀江で安い物件を探している方には激推しのひと品である。