ここは中央区農人橋一丁目のとある部屋。夕暮れ時に取材へ出たことが無かった広報担当おまつは、南向きのバルコニーから薄っすらと見える茜空をじんわり心に染み込ませながら、つい数十分前へ回想を巡らせておりました。
聞いてた話と違う。
一体、おまつに何があったのでしょうか。
掴んでいた情報
事の発端は、営業部マックス氏の「今日内覧に行った部屋が、なかなか面白かった」の一言でした。
聞くところによると、キッチンが2つある最上階のオーナーズルームだそう。それでいてお値段もリーズナブルだとか。
そんなこんなで、期待に胸躍らせながら向かった先がこちら。お隣の表札には会社名が掲げられていたので、どうやらオフィスのようです。では、さっそく手前のドアを開けてみましょう。
噂のキッチン
玄関を開けると、件(くだん)のキッチンが現れました。
どうやらこちらは、シンクのみの簡易キッチンのようです。前情報のおかげか「ああ、これが例のアレね。ハイハイ、聞いてますよ」と泉ピン子のような姑口調で謎の余裕を見せるわたし。まずは無事に1つ目のキッチンとご対面しました。
玄関の隣には物入れ。さらにそのお隣、デッドスペースを埋めるような形ですっぽり埋まっている棚には、コップを並べるのがベターでしょうか。あなたが思っている3倍は奥まっているので、振り向きざまに壁へ激突しないようご注意願います。
左手の扉たちは、それぞれ和室と洋室へつながっています。日没も近いので、今回は和室をピックしましょう。
6帖和室
大きな窓からは南向きの採光がグングン入ってきます。夕暮れどきの室内ですが、照明が無くともご覧の明るさ。ちなみに冒頭の夕焼け空は、こちらのバルコニーからの眺望です。
なお、5つある居室すべてにエアコンがついているのも嬉しいポイントですね。
扉を開けると扉、という光景に数秒ほど時が止まるわたし。「やだ、お父さん。そうきましたか」と、再び心の中の泉ピン子を召喚しながらも、こうなったらトコトン開けてやろうじゃないと腹を括ります。
第二の玄関
ひとまず開いた扉を進んでいくと、第二の玄関が現れました。
「聞いてまへん、これは聞いてまへんで」と、このあたりから極妻のかたせ梨乃を召喚するわたし。控えめに言ってパニックと言いましょうか。
こちらの写真に映る黒いダブル玄関、どちらも当物件のものです。冒頭の玄関写真に伏線が潜んでいたとは誰が思いましょうか。
先ほどは写真奥のドアから入りましたが、第二玄関は手前のドアから入った部分になります。戻りましょう。
トイレは勿論ウォシュレット付き。なんたってオーナーズルームですからね。独立洗面台、室内洗濯パンも完備です。ちなみに、お風呂に追い焚きや浴室乾燥機なんてものはありません。そんな小さいこと、オーナーは気にしないのです。
では、左手へ進んでみましょう。
たどりついたLDK
やっと現れました。12帖のLDKです。
2つ目のキッチンはガス3口で魚焼きグリル付き。換気扇は設置されていますが、調理場の真横に大きな窓もあります。一つ言うならば「なぜ、ここに」というカウンターの位置が気になるくらいです。
6帖洋室
全ての居室に大きめの窓がついており、こちらは北向きのバルコニーにつながっています。バルからは反射が眩しい高層ビルが見えますので、内覧の際にご確認ください。
ちなみに当物件は2032年2月末までの定期建物賃貸借契約です。といっても10年以上先の話なので、今を生きるあなたには関係ないことかもしれませんが。
中央区農人橋一丁目から登場した最上階オーナーズルームは、5つの居室を構えた75㎡のビッグな一室。ダブル玄関を構え、二部屋ぶち抜いたような間取りは、さながらスイートルームのよう。
最寄駅は大阪メトロ谷町線・中央線『谷町四丁目駅』徒歩4分とアクセスも抜群。
気になる賃料は敷金ゼロ礼金一ヶ月で共益費込12万円。ちなみに当物件は多数の会社名が表記されているオフィスビルのような一面もあり、ご紹介の一室も事務所利用が可能です。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:69500)