本日紹介するマンションからは、『新なにわ筋』が通る交差点が丸見えでございます。大阪では南北を通る道路に“筋”、東西を通る道路に“通”と名付けられています。かつては全て「筋」と呼ばれていましたが、大阪城から大阪港までの東西軸が物流・情報の主軸となったことで、町名を「通」と名付けたそうです。諸説あるみたいですが。
知ったかぶっているものの、おまつは兵庫出身。大阪に何のゆかりも無いので、早々に参りましょう。
フルリノベーション済
築31年とアラサーではありますが、内部は今年デザインリノベーションされたばかりの2LDK。心なしかドアも誇らしげにトゥル光っております。ファミリーやプライバシーを重んじる二人暮らしにピッタリのお部屋ではないでしょうか。
早速ドアノブをひねりましょう。
正面の扉が無色透明なのもニクいですね。お洒落なサロンやカフェの入り口で見る扉です。入りたくても入れない、ちょっと(心の)敷居が高いやつです。
では、左手の扉から見てみましょう。
6.5帖洋室
ひょっこり現れたかのように、宙に浮いて見える扉。令和版どこでもドアってこんな感じでしょうか。ドラえもんもリノベーションするんですね。
右手に見える窓は西向き。東から昇る太陽に起こされることもありませんので、寝室にピッタリです。
トイレ
玄関から向かって右手には、トイレと水回りが隣同士で並んでいます。
シュッとしてる一室らしく、トイレにウォシュレットは標準装備。あえてなのか、旧式なのか、タンクの上にニョキッと伸びている蛇口がどこかレトロですね。
水回り
シャンドレではないけれど、上下に収納や棚がある洗面台になんの不満もありません。夕飯が肉野菜炒めだった時の気持ちに似ています。ぱっと見でテンションは上がらないけど、結局ご飯は進んじゃうみたいな。
続いてはお風呂を見てみましょう。
追い焚きと浴室乾燥機はついていませんが、ひとひねりで適温のお湯は出てきますし、ボタンひとつでお湯はりもしてくれます。大満足というほどでもないけど、もう茶碗半分くらいおかわりしとくか、というくらいの満足感です。
無色透明の先へ
玄関に記憶を戻してください。無色透明のニクい扉を、ついに開くときが来ました。
戸を開けると、床一面が無垢の18帖LDKが視界に飛び込んできます。そして手前にはカウンターキッチン。勿体ぶりたいので、先にキッチンをご紹介します。
表裏一体のキッチン
キッチンはガス3口のグリル付きです。後ろの棚には気に入ったデザインのお皿を飾るも良し、ガラス瓶に入れた調味料やパスタを並べるも良し、何を置いてもインテリアのように見える仕様です。
そして、ポイントはここだけではありません。
食器やマグはもちろんのこと、あえて本棚にするのもアリではないでしょうか。カフェのような雰囲気で、3倍美味しいコーヒーが飲めそうです。
正面の壁は打ちっぱなしコンクリートでアクセントになっており、白・無垢・コンクリートの三重奏が堪りません。柄やビビット、無機質など、どんなインテリアを置いても映えるのではないでしょうか。
最後に、右手前の引き戸を開けてみましょう。
6帖洋室
大きなクローゼットを備えた洋室が現れました。
全ての居室を通してなのですが、当物件にはエアコンがありません。ご覧のように「ここにエアコンがつくよ」と言わんばかりの配線はございます。
心頭滅却しても暑いものは暑く、寒いものは寒い。この引っ越しを機に、ちょっといいエアコンを導入してみてはいかがでしょうか。
西区北堀江三丁目から登場のお部屋は、大阪メトロ鶴見緑地線・千日前線『西長堀駅』徒歩4分。冒頭の「新なにわ筋」沿いには公共施設やスーパー、飲食店などが立ち並び、利便性は言わずもがな。
65㎡のお部屋は2020年にデザインリノベーションされ生まれ変わった2LDK。
気になる月々の賃料は、共益費込15.4万円(敷金15万円・礼金15.4万円)と決してお安くはないですが、室内は納得のクオリティです。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:68820)