写真は大阪市立中央図書館。入り口にある本を模した館銘板は「プーさんのハニーハント」に紛れていても気づかないだろう。
日本図書館協会建築賞やLibrary of the Yearを受賞した施設であり、24館から成る大阪市の図書館の中でも最大規模。全館で400万冊以上ある蔵書から15冊まで貸覧できる。読書が苦手な方は『どえらいブラリー』くらいの認識でよろしくだ。
本日紹介する一室は、この図書館から徒歩5分ほど。一人暮らしの部屋を探している方は見逃さないでほしい。
リーズナブルーム
所在は西区南堀江三丁目。憧れのエリアであるものの、賃料で及び腰になる方もいるだろう。が、安心してほしい。当物件は共益費込み6.2万円の15帖ワンルーム。及び腰も反り腰になる一室だ。
目的の部屋は2階。1分1秒を争う朝に、エレベーターが来なくてイライラする煩わしさとも無縁だろう。
シューズボックスは無いが、これだけ広いと相当数の靴を並べられるだろう。玄関までのストロークがあるゆえ、「靴を選ぶ際に履く靴」の必要性すら感じる。
水回り
奥に進むと、丸見えの洗面台と洗濯機置場がある。気になる方は突っ張り棒などを駆使してカーテンを取り付けてほしい。
パンツもそうだが、布一枚隔てるだけで、途端に安心感が出るのはなぜなのだろう。考えれば考えるほど哲学的になっていく。どうでもいい話なのに。
また、浴槽が欲しいという方が大多数かもしれないが、一人暮らしの風呂事情は九割九分九厘シャワーで事足りる。むしろ「浴槽があるから浸かるか」くらいのおまけ感覚で入浴すると言っても過言ではないのだ。いや、それは過言か。
15帖ワンルーム
さて、居室に移ろう。
扉を開けると、無垢風のクッションフロアがベランダまでズンズン伸びている。広さは15帖で、ゆとりも充分。これは個人的な好みだが、グレージュの壁にブルーの柱という絶妙な色合いも好きだ。
ベランダ側の印象が後藤真希なら、入口側の印象は松浦亜弥くらい違う。何を言っているか分からないかと思うが、私もいまいち分かっていない。
クローゼットだと思っていたのに。開けた瞬間に「そうか、そうか」と声が出た。そう、当物件には収納が無い。しかし、大きめのタンスを置いても邪魔にならない広さがある。
ちなみにキッチンはIHが1口。調理環境は充実していないが、シンク下の収納は結構ある。カップ麺など非常食の貯蓄はバッチリだ。左手のスペースには冷蔵庫を置くのが妥当だろう。
窓の向こうには隣のマンションのベランダが迫っているので、開けっ放しはオススメしない。
西区南堀江三丁目から登場の当物件は、大阪メトロ千日前線・長堀鶴見緑地線『西長堀駅』徒歩5分とアクセスも良く、周辺にはコンビニやスーパー、郵便局など利便性も抜群だ。
SRC造12階建ての2階部分にある約35㎡のワンルームで、敷金5万円・礼金10万円の賃料は共益費込み6.2万円。お部屋もお財布も、ゆとりある一人暮らしが実現する一室は、早いもの勝ち。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:67546)