梅田まで自転車圏内だし、この交差点を北上すれば緑が気持ち良い「淀川河川公園」もすぐそこ。城北公園通りを東に進めばスーパー銭湯「なにわの湯」、西に進めば深夜0時まで営業のスーパー「ライフ」がスタンバイ。
ライフでお弁当を買って淀川河川公園でピクニック、最後はなにわの湯で締めくくる。そんなフルコースな休日を満喫することができるポジショニングだ。
3階に到着すると黒光りの門扉。
階段物件の特徴として、エレベーターがない分賃料は控えめに設定されていることが多い。しんどいのだから当然と言えば当然だ。
しかし当物件、別に安くはない。
先に言っておくと共益費込みの月額18.5万円。その代わりと言ってはなんだが、約137㎡の6SLDK。ファミリーでも持て余すサイズと部屋数、どの層にターゲットを絞ればいいのか悩むところだ。
いかがだろうか、築33年という古さの中にも感じられる高級感。もはや高旧感とでも言えようか。シューズボックスの容量も申し分ない。
土間を上がって左側にはLDKと2つの和室。対する右側には洋室が1つと和室が2つ。そしてウォークインクローゼットもスタンバイ。
あともうひと部屋はどこにあるのかというと、それはまだ秘密。というわけでまずは右側から見ていこう。
6帖×6帖
奥に進むと6帖の和室が2つ。襖を外せば12帖の大広間に早変わり。い草の香りはそれほど感じられなかったが、畳の状態は良好そのものだ。
さらに奥にはサンルームがあるのだが、それについては最後の間取り図を確認してほしい。
間接照明の利いた板の間には掛け軸や模擬刀、サブマシンガンなんかをディスプレイしてほしい。
LDK10帖
続いてのLDKは約10帖。
照明はないが、北と西の二面採光によって十分な明るさが確保されている。さらにガラス障子の向こう側には南向きの窓。ガラスを通してそこからも光が入ってくるので、言ってしまえば三面採光だ。
床にはちょこちょこと汚れが目立つが、この日はまだクリーニング前だっただけ。入居する頃にはトゥル光りのフローリングがあなたを迎えてくれるはずだ。
ステキッチン
キッチンは料理が捗るL字型。コンロはIHの3口で、ボディーカラーは「深めの青」。
これほど大ぶりなシステムキッチンなのに、食洗機がないというのも愛らしいポイントだ。収納力の強さは見ての通り。別途食器棚を用意する必要はない。
ガラス障子の向こう側では、悪代官が町娘を帯回ししていても何らおかしくない雰囲気だ。
※帯回し:「お許しください御代官様」「よいではないか、よいではないか」「あ〜れ〜」のアレ。
4帖と8帖
シャッ
こんな感じだ。
もしあなたがこんな家に住んでるということを親戚一同に知られた暁には、正月の集まりはここに決定してしまうだろう。それほど広くて落ち着ける空間ということだ。顔を赤くしたおっさん達が麻雀やおいちょかぶを楽しんでいる光景が目に浮かぶ。
SOHO可
4階部分には約12帖ほどの洋室がスタンバイ。
懐かしさを感じさせるパーケット調の床が印象的だ。それにしても、これだけたくさんの部屋があれば、どこかひとつぐらいは仕事スペースにしたいもの。そういうわけで当物件はSOHO利用も可。税理士や会計士などの自宅兼事務所にはもってこい。家族で過ごせる時間が増えるのは良いことだ。
とはいえ、ママさんやお子さんはあなたが毎日家にいることを好ましく思わないかもしれない。
ダブル玄関
そう、玄関が2つあるのだ。
もしここを子ども部屋にしようものなら、色気付いたお子さんが親の目を盗んで彼女を連れ込みまくるに違いない。根拠はないが、私がお子さんの立場なら間違いなくそうする。
上階はおとなしくパパの仕事場として割り切るのがべストだろう。玄関が2つあるおかげで、お客さんや取引先の方にも気を遣われずに済む。
本日紹介した物件は137㎡の6SLDKメゾネット。大阪メトロ谷町線・堺筋線「天神橋筋六丁目」駅より徒歩4分、北区は本庄東二丁目からの登場だ。
広さについては言わずもがな、「和」のテイストが強く感じられる落ち着いた一室だ。SOHO利用も可なので、これまで住居と事務所を別々で借りていたという方は、これを機にひとまとめにしてみてはいかがだろうか。おかげで家族と過ごせる時間も増えるが、それが吉と出るか凶と出るかはあなた次第だ。
賃料は冒頭でも言ったように共益費込の月額18.5万円。敷金礼金はともの1ヶ月ずつ。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:65947)