この西長堀エリアについては以前、『渋井の論』にてアツく語ったことがあるので是非そちらの記事を参照してほしい。
→【渋井の論】Vol.2 「住みたい街ランキング」BEST3

時間がない方のために要約すると、渋井不動産が選ぶ『住みたい街ランキング』で第1位に輝いたエリアだ。

本日はそんな西長堀駅からたったの徒歩2分、西区は新町三丁目からとっておきの売買物件を紹介しよう。大いに期待していただいて結構だ。

売買物件のご紹介

その名も『ネオハイツ西長堀』。

“ネオ”と謳ってはいるが、昭和58年生まれの御年37歳、渋井不動産からすればどうってことない年齢だが、世間的には立派なロートルだ。

その他の情報は以下の通り。

・所在地：大阪市西区新町三丁目
・構　造：SRC造11階建
・総戸数：59戸
・施　主：新洋ハウジング株式会社
・施　工：株式会社長谷川工務店
・管　理：株式会社長谷工コミュニティ
・耐震基準：新耐震基準

ひと言ふた言話しただけだが、管理人さんは優しくて朗らかな人だった。もし今後、生活する上で何か困ったことがあれば気軽に相談しに行くと良い。

角部屋

紹介するのは5階の角部屋。

玄関ドアからはそれなりの年季が感じられるが、肝心の室内はどうだろうか。

無垢の香り

玄関を開けた瞬間に全身を包み込むナチュラルな香り。

都会の中であくせく働く現代人だからこそ、やはり癒やしの空間は必要だ。そんなあなたを癒やすのは無垢のヌクモリ感。踏めば踏むほど、歩けば歩くほど、這いつくばれば這いつくばるほど、あなたの汗と涙が染み入ることで経年変化を楽しめる。それが無垢ならではの味だ。

右サイドには水回り。そして左サイドには2つの洋室がスタンバイしているのだが、今回は何もかもスッ飛ばしてLDKからご覧いただきたい。Let’s Get It On.

※Let’s Get It On：「おっぱじめようぜ」の意。

「こんな家に住みたい」

筆者がこのLDKを目の当たりにしたとき、思わずそんな感情が溢れ出てきた。ひょっとするとポロリと声に出ていたかもしれない。

ブチ抜かれた天井に這わされた3本のダクトレール。そこに散りばめられた無数のスポットライト。対象物をピンポイントに照らすことができるので、角度の調整次第で様々な部屋の表情を作り出すことができる。

「俺だけを照らせ、後は真っ暗で良い」、そんなナルシシズムにも柔軟に応えてくれるだろう。

家具付き

LDKのサイズは約15帖。

嬉しいことに、置かれてある家具は基本的に全てプレゼント・フォー・ユー。

もちろん不要な場合は撤去することも可能だが、貰えるモンはありがたく貰っておけばいい。がめついだなんて誰も思わないから安心してくれ。

木毛セメント板

テレビを置くことになるであろうスポットには『木毛セメント板』を採用。

木毛セメント板とは、細長く削り出した木片を水とセメントのみで圧縮成形したもので、人体や環境にも優しく、吸音性・耐火性・調湿機能にも優れた万能建材。通常は屋根裏などの目に見えないところに使われるのだが、あえて目に見える箇所に用いることで室内に絶妙なアクセントを与えている。

ステキッチン

キッチンについても抜かりはない。

3口ガスに魚焼きグリル、食洗機が搭載されたステキッチンだ。シンク・調理スペースともに広々としており、手元を照らすペンダントライトが料理のモチベーションを引き上げてくれそうだ。

これでは日当たり具合がよく分からないではないか。開けておこう。

抜け感ピカイチ

採光面は南向きで、眼前には日光を遮る建物もない。おかげで日当たりはハナマル。建物が密集する西区において奇跡的なポジショニングだ。

見下ろしてみると、そこには『日本交通』の営業所。誰もが一度はお世話になったことがあるであろうタクシー業界の老舗だ。ここに住めば、急な外出時でもタクシーが捕まらないなんてこともないだろう。この営業所からダイレクトに乗車できるのかどうかは知らないが。

先ほど言った通り日当たりはハナマル。洗濯物も小一時間ばかりで乾いてくれそうだ。

洋室①

LDKに隣接する洋室①は約6帖。

アールの効いた壁面が特徴的だ。小窓があるおかげで閉鎖感もない。

ここは夫婦の寝室として使うのがマストだろう。

ウォークインクローゼットと言えるほどではないが、そのキャパシティは大のオトナを8人ほど詰め込んでおけそうなほど。着もしないのに増えていくママの洋服たちも楽ラク飲み込んでくれるだろう。

洋室②

洋室②は約4.5帖。

お子さんのおられるご家庭なら、ここは子ども部屋として使うのがベターだろうか。決して広くはないが、勉強机とベッドぐらいなら十分置くことができる。

洋室①ほどではないが、収納力としては十分だ。ちなみに箱の中身はガラクタ。現ナマを期待した愚かな自分を痛めつけてやりたい気分だ。

そんな邪念を水に流すべく、続いては水回りを確認していこう。

水回り

まずはトイレから。

無駄のないシルエットが特徴的な便器は新品。飽きのこない美しいボディラインに愛着が湧いてくる。

洗濯パンの右横には何やら引き戸がある。あんなところに引き戸があったところで、洗濯機を置けば必然的に封鎖されるではないか。とはいえ、引き戸の奥にあるのは給湯器。頻繁に開け閉めすることはないだろうから気にしなくてOKだ。

もちろんこちらも新調済みで、追い焚き・浴室乾燥機完備のハイスペック仕様だ。足をフルに伸ばして優雅なバスタイムを満喫してほしい。

一通りの紹介を終えたところでおさらいに移るとしよう。

無垢材をふんだんに使用したハイセンスフルリノベーションが施され、キッチンや水回り、建具などは全て新品に交換済み。おまけにイケてる家具まで付いてくる。それでいて日当たりもハナマル。欲しい条件が揃いも揃った役満部屋だ。

学校区は『堀江小学校』と『堀江中学校』、お子さんのいるご家庭であれば、その辺りも踏まえて検討してみてほしい。

ローンシミュレーション

個人的にお気に入りの写真とともに、物件価格を発表しよう。

気になる価格は税込3,380万円。

「安いのか高いのかよく分からん」という方のために、簡単なローンシミュレーションをしてみよう。

金利0.7%の35年ローンを組んだと仮定し、そこからさらに管理費・修繕積立金を含めると月々の支払い額は11.5万ちょい（元利均等返済）。

部屋の雰囲気・立地・広さ・その他の条件諸々を含め、賃貸ではありえない支払い額で住むことができる。売買物件を紹介するたびに言っていることなので聞き飽きたかもしれないが、これこそ売買物件ならではのメリットと言えるのだ。

今こそ夢のマイホームを手に入れるタイミングなのかもしれない。