本日の舞台は長堀鶴見緑地線・堺筋線「長堀橋」駅から徒歩4分、中央区は南船場一丁目のとあるマンション。南船場といえば、心斎橋の近くということもあって少し騒がしい印象があるかもしれませんが、それはおそらく南船場三丁目〜四丁目の話。一丁目はオフィスビルが多く建ち並ぶ比較的落ち着いたエリアとなっております。
物件の目印である赤いレールは、スケートボーダーたちが喜んでトリックをキメていきそうです。むしろ「トリックをキメてくれ」と言わんばかりの高さと長さと材質ですね。
こんな状態でもなお「スケボー禁止」の看板を立てないあたり、さぞかし管理人さんはストリートカルチャーへの理解が深いのでしょう。
ま、不動産屋の端くれとして私からひとつ言わせてもらうと、ここでのスケートボードは危険極まりないのでヤメましょう。それでもやめないのがスケーターの美学的なところもあるのでしょうが。
アタリです
玄関を開けた瞬間に「アタリ」であることを実感します。土間にシューズボックスが無いことなんて気にもなりません。塗装で仕上げられた壁にモルタルの床、そして天井を這うダクトレール。皆さんがお好きな要素がてんこもりです。
写真左手の壁にはカウンターが設けられ、物を置くだけでなく作業スペースとしても活躍してくれそうです。写真右手の引き戸は水回りに続くのですが、記事の都合上、今回は割愛させていただきます。追い焚きや浴室乾燥機、ウォシュレットなどはありませんが、普通に使う分には何の問題もないスペックです。
孤島のキッチン
廊下を奥に進むと15帖の空間。そこに鎮座するのはアイランドキッチン。
この写真だけで「住みたい」と思ってしまうのも無理はありません。私がとやかく言う前に、部屋そのものが自らの魅力を語ってくれています。私から言うことがあるとすれば、冬が少し寒そうということぐらいでしょうか。
そして当物件はSOHO利用も相談可能。こんな事務所なら仕事も捗ること間違いナシです。
WIC
ベッドルームの奥には約2帖ほどのウォークインクローゼット。
洋服だけでなく、その他の生活用品やガラクタなんかもブチ込んでおけそうです。ラックや収納ケースを駆使して上手く使いこなしていただければと思います。
クリーニング前ということでまだ汚れが目立ちますが、あなたが入居するころにはピカピカになっているのでご安心ください。
侵されたバルコニー
なんということでしょう。
バルコニーは呆れるほど蔦(ツタ)に侵食されており、もはや恐怖すら感じます。植物が持つ生命力は凄まじいですね。なんて関心している場合ではありません。入居初日は蔦を引きちぎるところからのスタートになりそうです。
グラウンドビュー
バルコニーから外を見渡してみると『大阪市立南高等学校』のグラウンドビュー。
撮影した時間帯はもう17時を過ぎていたので、あいにく昼どきの日当たりは確認できておりません。しかし採光面は南向きで前方の建物まで随分距離があるので、日光はサンサンと降り注いでくれそうです。
ちなみにこの南高校、悲しいことに2021年に廃校が決定しているそうで、このグラウンドが今後どうなるのかは闇のベールに包まれたままです。
本日紹介したこちらの物件は49㎡の1LDK。室内の完成度については説明不要でしょう。もう一度言いますがSOHO利用も相談可。事務所やアトリエなどにピッタリな一室です。
唯一懸念されるポイントはバルコニーの蔦。彼らの侵略を止めるのは他でもない、あなたです。
敷金ゼロの礼金10万円、賃料は共益費込の月額10万円。
このクオリティーにして、この賃料、控えめに言ってもお値打ちだと思いますよ。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:65482)