今日はここ、渋井不動産が大の得意とする「堀江」の地から、1965年築のチクフル建築のリノベーション物件があると聞いてやってきた。
写真は私が定期的にメンテナンスを出しているピストバイク専門店「BROTURES」だ。高級ピストバイクから比較的お求めやすいピストバイクまで、一ミリも妥協していない格好良いモノだけがラインナップされているからオススメする。
(渋井不動産では比較的お求めやすい方をお買い上げ済み。)
紹介するのは前述のとおり「1965年築」の激築古物件である。
今回は物件の紹介の前に、1965年、すなわち昭和40年に世界で起きた名場面をいくつか抜粋して紹介することにする。
渋井出来事 >> Ranking 3
『第1回プロ野球ドラフト会議』
(1965年11月17日に東京・日比谷日生会館において開催。ちなみに筆者も少年野球〜高校野球まで野球に励んだが、指名は受けていない。不思議なことも起こるものである。)
渋井出来事 >> Ranking 2
『さくらももこ誕生』
(ご存知「ちびまる子ちゃん」の作者さくらももこ氏が静岡県にて。)
さて、ガメラが復活したにも関わらず無事生き残ったこの物件。今は見ての通り、激渋なデザイナーズ空間に生まれ変わっているようだ。
謎のハシゴはさておき、ザラッとした質感の塗り壁とツルッとした無垢材フローリングがナイスなヌクモリティ溢れるお洒落エントランス。
「俺ん家来いよ」からの「いやぁん、めちゃめちゃお洒落やぁん。やぁん。」は、言うまでも無く現実となるだろう。
洗面台はシンプルでスタイリッシュなものを採用したが「使いやすい・機能的だ」とは言いにくいもので、デザイナーズマンションにありがちな見た目を重視するがために機能性が欠けてしまったパターンといえるだろう。
「デザインか、ハブラシ置き場か。」
この究極の二択があなたを迷わせ、苦しめることは目に見えている。しかしここはぜひ、己の感性に正直な選択をして欲しいと思う。
先ほど玄関で出会った便所。
便器の横には室内洗濯機置き場も完備しており、このポジショニングであれば服を脱ぎながら用を足し、用を足しながら脱いだ服をポイすることが可能である。
間違っても、オシリを拭いた紙をポイする先を間違えないように注意してくれ。もちろん、逆パターンにも注意が必要だ。
本物件にはバルコニーなんていう貴族の遊び場は設けられておらず、洗濯物はこの浴室乾燥機を使って乾かすことになる。
浴室自体は極めてFutoo!不動産だ。
(Futoo!不動産とは:フトゥー不動産。普通不動産。)
さて、そんな具合の1965年築デザイナーズリノベーション物件は、共益費までコミコミして9万円で入居者を募集中だ。
27㎡にしては若干手の出しづらい賃料という感想が聞こえてきそうだが、この空き家全盛の時代に常時満室を続けてきた人気物件ということだから、一見の価値アリと言えるのではないだろうか。
南堀江一丁目というグッドリッチであることもチェックした上で、是非検討してくれ。
以上