シェア
エスリード京橋三番館
S
エスリード京橋三番館

京橋物語

「ただいま」

そう言って室内に入ってみるが、返事はない。一人暮らしなのだから返事があっては困るのだが、帰宅時のルーティーンみたいなものだ。俺の名前は京橋住男(きょうばし すみお)、地元では「住男dism(すみダンディズム)」というあだ名が付いた。その名の通り京橋に住んでいるのだが、駅までの距離は鶴見緑地線京橋駅まで徒歩1分。這いつくばっても10分というグッドリッチな場所だ。

エスリード京橋三番館
近所のローソンでバイトリーダーを任されている俺。商品の陳列の素早さで店長に一目置かれて以来、時給が50円も上がった。昇給が決まったその日は、このミニキッチンでステーキを豪快に焼いたことを今でも覚えている。

下っ端アルバイターからは尊敬の意味も込めて「陳列エクスプレス」と呼ばれている。

エスリード京橋
素早い陳列のコツは「無駄をなくす」こと。

陳列スピードを追い求める俺は、普段の生活から無駄を無くすようにしている。食事はもっぱらこのカウンターで済まし、洗い物が出ないように食器は全て破壊した。メニューは毎日コンビニで出る廃棄食材。バイトリーダーともなると、弁当が廃棄になるか俺行きになるか操作できるのだ。

エスリード京橋三番館
俺は無駄が嫌いだ。

なのでこの洗面台とトイレが一緒になっているのは有難かった。用を足しながら歯を磨き、日々時間の節約に成功している。浮いた時間で陳列のイメトレができるのだ。

エスリード京橋三番館
風呂に関しても、もはや無駄がない。

無駄に広くなく、余計な設備などもないシンプルなものだ。最近の風呂はジャグジーやら追い焚きやら浴室乾燥だの色々付いているが、これで十分だ。

エスリード京橋三番館
そしてここが俺の6.5帖のエデン。

艶のあるフローリングにエアコン、その点はタワーマンションと同じだ。一人暮らしならこれぐらいの広さで十分。正面に見える窓からはバルコニーに繋がっているのだが、じゃあ右手の窓はどこに繋がっていると思う?

エスリード京橋三番館

無駄に広いバルコニー

答えはこのビッグなバルコニーだ。

無駄嫌いな俺だが、この無駄は良い。本当は後輩が俺を尊敬していないことも知っているが、ここへ来ればそんなことがどうでもよくなる。俺だけが味わえる特別な空間、ヴェルタースオリジナルより特別な存在、それがこの無駄に広いバルコニーなのだ。

エスリード京橋三番館
※バイトリーダーが長く話していましたが、要するにこの部屋が募集開始します。

賃料は月額7.2万円ちょい、礼金は10万円です。

京橋までグッドアクセスな人気のビッグバルコニー部屋、もうすぐGW休暇に入ってしまう渋井ですが、お問い合わせお待ちしております。

(物件番号:62912)

シェア
  • バイトリーダーが認めた京橋ビッグバル、月額7.2万ちょい。
  • 都島区

渋井不動産の最新情報をチェックする