滅多に空室の出ないこの物件から、今回出たのは共益費込10万円の大きなワンルーム。
早速部屋の紹介に移りたいところだが、メゾン・ド・オークを知らない渋い不動産探しニューフェイスのために、まずは激渋な建物全体像を紹介することとする。
こちらが建物外観。レトロアンティークな佇まいで、一階には有名店「北極星」が入居している。
(卵アレルギーの私には用のない話だ。)
最近、自分の名前をここまで誇らしげに表示しているマンションは少ない気がする。
(どこかで見たマンション「サンプラザ中野」もまぁまぁ誇らしげだったが、コイツほどではない。)
『MAISON DE OAK』
「よくぞ来た。どうぞ入ってくれ」という声が聞こえてきそうな、重厚感溢れるダンディなエントランスである。
こちらがエントランスホール。
平成には生まれない、昭和のデザインで作られた渋い敷きレンガの広々空間だ。
その広さからは「余裕」を感じることができ、新築マンション好きの方も一度目にすれば気に入る空間かと思われる。
その「余裕感」がリアルに表現されているのが、この「中庭」だ。
中庭のあるマンションはたまにあるものの、メゾン・ド・オークにはティータイムを楽しめるテーブルと椅子、そして井戸までが搭載されているのである。
どうだ渋いだろう。テーブルは限定一つのため順番待ちは避けられないが、入居後はぜひ利用してくれ。
こういう建築をなんていうのかは知らないが、なんか渋い。
内向きでコンニチワしているバルコニーは、本来であればウィークポイント。
しかしここでは違う。この独特のレトロな雰囲気が、ウィークポイントですら渋くしてくれてるわけだ。あっぱれ。
古くてサビサビしてる渡り廊下。
正直言うと、そこまで手入れもされておらず古臭い。
しかしこれもまた良い雰囲気を出しているというのだから、空き家に困るオーナー様(新築同様のリフォームなんかしちゃった方)なんかが知ったら残念がること間違いないだろう。
古くても、そのままで良い空間もあるのだ。
とまぁなんとなく「メゾン・ド・オーク」の渋さが伝わったところで、部屋の紹介に移りたいと思う。
この写真が、玄関を開けた瞬間のビューだ。
H型の広いワンルームは実にその広さ21帖。濃い色のフローリングが印象的なシンプル空間である。
キッチン部分まで入れて21帖のワンルームだから、この居室空間は約12帖ほどだろうか。
それでもこの白と茶のシンプルな空間は、二人暮らしまでカバーできる十分な広さがあると言えるだろう。
実際の広さは、その目と肌と毛で感じてくれ。
んまぁ正直普通に良い物件で「言うことがない」わけで、後は写真で楽しんでくれと言いたいところ。
最近やけに暑いし、パチパチとタイピングする私の手もそろそろ限界だ。
手汗ビショビショでキーボードが壊れる前に無言になるかもしれないので、注意してくれ。
キッチンはFutoo!不動産というか、なんだったら少し弱め。
入居の際、ガスコンロは持参するタイプだ。
ちなみに、渋井不動産がオススメするガスコンロはリンナイ社製「クロワッサン」で、既に生産が終わっている希少価値の高い一品だが普通にヤフオクで出回っているから、この機会に購入を検討してみて欲しい。
また、希少価値シリーズで私が探しているものがある。
「イチローズ・モルト トランプシリーズ ♠9」
見つけた人は、ぜひ渋井不動産に連絡してくれ。この場を借りて、皆様にお願いする。ぜひ。
キッチン向かいのバルコニー。先ほどご紹介した通り、向かいの家とコンニチワするタイプだ。
私事で申し訳ないが、以前私が住んでいた部屋もここと同じような間取りで「キッチン向井のバルコニーの向井の家が向井さん家だった」という奇跡があった。
ここの向かいは向井さんだろうか。入居後、もし向井さんだった時はぜひ教えてくれ。
だんだんFutoo!不動産に偏ってきた感は否めないが、水回りはこんな具合。
アメリカンセパレートと言われるトイレ開放型だ。
しかし水回り設備は比較的新しいものが導入されており、水回りにうるさい女子も、これなら納得せざるを得ないレベル。
といった具合でどうだろう、物件紹介の仕方としては二流だったことを反省して、今回の記事は終わりにする。
もっとこう尻上がりな紹介にしたいところだったが、中身よりも建物全体の雰囲気の方が渋かったことが失策の要因といえる。 リズムも悪かった。
しかし今回ご紹介した「メゾン・ド・オーク」は、共益費込10万円のいわゆる広すぎたワンルームで、「空いている」ことに価値がある物件であるため少々予算オーバーでも飛びつく価値が十分あるひと品だ。
ぜひ検討してくれ。
以上