本日はここ、大阪市淀川区新北野へと来ております。福島区から淀川大橋を渡って、塚本駅方面へ来たところです。本日のテーマは「視線を集めたい」人向けのお部屋をご紹介しようと思います。少々難易度が高いので、ストレス耐性に自信のある方でないとしんどいかもしれません。

路面に住む

それがこちら。

足元一面に敷かれた白タイル、春の気候に照らされた美しい植栽、そして何かを閉ざしたシャッター。見事な三枚降ろしですね大将、なんて言っている場合ではございません。

本日紹介するお部屋はあのシャッターの向こうです。そう、路面。路面に住めます。店舗や事務所ならわざわざ路面に行きたいところですが、住居でその前傾姿勢は聞いたことがないと思います。思い返せばこれまで数多くのお客様を見てきましたが、「路面に住みたい」なんて言う強者はいませんでした。

様子見で真ん中のシャッターを開けてみました。なるほど、玄関がスケスケのようです。

視認性はバツグン、プライバシーは皆無という、まさに住むには不向きな部屋をこれからご紹介します。

事務所・店舗も可

室内はおよそ８.５帖。

天井の蛍光灯や足元のフロアタイルが事業用物件のニオイを放ちますが、ここに住めます。想像しにくいですね。ただもちろん事務所・店舗利用も可能。（業種要相談）

向こうからハメ殺しされているのか、あの扉は開かないので入居の際も無視してください。この空間はクローゼットコーナーとして使えば良さそうですね。

備え付けのコンロなどはなく、ガスは通っておりませんのでＩＨをご用意ください。

換気扇の外れ具合が本当に住めるのか不安を煽りますが、入居までにはしっかり元通りになっていることを祈りましょう。

ちなみにこの部屋は洗濯機置場がありませんので、最寄りのコインランドリーを探してください。

裸でドアの前に立とうものなら、数分後に警官がガラスを蹴破って来ます。目の前は姫島通りという道路で割と車が通り、それに伴い走行音もまぁまぁ聞こえます。

外部からの視線が途切れ、堅牢なシャッターに守られているという安心感と閉塞感が押し寄せます。これなら裸んぼで立っててもブタバコ行きは回避できます。

その代わり日当たりゼロ、走行音もある程度聞こえます。

偶然の産物フリースペース

と、ここで嬉しいハプニングが。

玄関とシャッターの間に、４〜５０センチほどのフリースペースを発見しました。この隙間があることにより、シャッター内にピストバイクの保管が可能です。他にも、室内に置いておきたくないゴミを避難させておいたり、小ぶりなキャンプ用品などを置いてみたり、使える用途は色々ありそうです。

最寄りは塚本駅で徒歩４分。賃料は月額６.５万円、敷金１３万円で募集開始です。

ここに住めば、人生の色濃い１ページを作りあげることは間違いありません。今しか住めない路面ライフ、始めてみませんか。

お問い合わせは、渋井不動産まで。
（物件番号：６２２３８）