どこまでも続く線路を見ていると、なんだかアンニュイでエモーショナルな気持ちになるのは僕だけでしょうか。これはJRゆめ咲線の線路で、これから紹介していく物件のすぐ近く。
このJRゆめ咲線は「西九条」駅から「桜島」駅までを結び、その区間はたったの4駅。分かりやすく言えばUSJに行くときに使う路線ですね。そして「ゆめ咲線」というのはあくまでも愛称にすぎず、正式名称は「桜島線」。しかし車内放送や案内表示で「桜島線」とアナウンスされることはほぼ皆無。あだ名が浸透しすぎて本名を忘れられる現象と同じです。
線路の近くというだけで駅チカを連想してしまいますが、現実はそんなに甘くはありません。最寄りの阪神なんば線「千鳥橋」駅から徒歩10分。ゆめ咲線の「安治川口」駅までは徒歩15分ほど。環状線に乗りたい場合は「西九条」駅まで自転車で行ったほうが早いです。しかしUSJが自転車で行ける距離なので、年間パスをお持ちの方なら毎日でも通えます。E.Tのアトラクションは無くなってしまいましたが、自転車で通えるのは嬉しいですね。
建物自体は今年で31歳を迎え、共用部の雰囲気や清潔さについては年相応といったところ。
角部屋の良いところと言えば、隣人に挟まれないことはもちろん、角部屋だからこその採光力が強み。ま、四の五の言っても仕方ないのでさっそく見てもらいましょう。
窓多し
ご覧くださいこの明るさ。
正面の窓は南、そして左側の窓は東を向いており、日中は照明いらずなほどの太陽光が差し込みます。この日はあいにくの曇り空だったのでその日当たり具合を写真に収めることはできませんでしたが、晴れた日の日当たりは想像するに容易いです。これなら観葉植物の置き場所にも困りません。
ダブル8帖
ちなみに間取りは43㎡の1LDK。
写真手前の洋室が8帖で、奥のLDKも8帖。真ん中の引き戸を開けっぱなしにしてビッグワンルームとして使うのも良いですし、もちろんキチンと閉めきっても良し。
要は好みと使い方の問題です。あなたのライフスタイルに合った部屋づくりをお楽しみください。
クローゼットも大容量ですし、お洒落さんにとっても心強い味方になってくれるはずです。収納が少ないゆえに部屋が散らかってしまうのは自然の摂理ですが、ここならそんな心配もございません。
ただ、この部屋に住むにあたって注意しておかねばならないポイントがひとつ。
騒音注意
そう、いかんせん線路が近いゆえに電車の走行音が気になります。僕はそれほど気になりませんでしたが、耳の良い方や神経質な方にとっては少し酷かもしれません。
西九条から桜島に向かう最終列車が24時18分発なので、24時20分を過ぎれば待ちに待った静寂タイムが訪れます。
キッチンの横には冷蔵庫を置きたいところですが、あいにく先客がいますね。洗濯機置場です。しかしどうしてもキッチン横に冷蔵庫を置きたいという方のためにとっておきの情報を。バルコニーには蛇口と電源があるので、かくなる上はバルコニーに洗濯機を置いてしまいましょう。
あとは見ての通りです。
いいえ違います。
確かに3点が同じ空間にまとめられていますが、いわゆる「3点ユニット」とは似て異なるもの。
写真では分かりづらいですが、トイレが一段高いところにあるので、よほど豪快にシャワーを浴びない限り床がビチャビチャになることもありません。
強いて言えば、湿気でトイレットペーパーがお陀仏になる可能性は無きにしもあらず。
追い焚き機能もありませんし決してスペックが高いわけでもありませんが、デザイナーズマンションなどでも数多く採用されているということもあり何となくテンション上がりますね。
それにしてもモザイクタイルが目に悪いですね。チカチカしすぎて目眩がしてしまいます。
敷金ゼロの礼金10万、賃料は共益費込の月額6.2万円。
大なり小なりのウィークポイントはあるものの、この広さにしてこの賃料、お値打ちです。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:62119)