天王寺から僅か一駅なので、キューズモールやハルカスも自転車圏内だ。
ちなみに「昭和町」という地名の由来だが、この地域の土地区画整理に当たった阪南土地区画整理組合の土地造成が昭和4年に完成したからだそうだ。なるほど、分からん。
どっぷり、昭和町。
この地域には『どっぷり、昭和町』という街をあげてのお祭りがある。駅から歩いて5分ほどの桃ヶ池公園には地域のあらゆるお店が集い、商店街やお寺、長屋すらも立派なイベント会場となる。このことからも、地域の人々から愛されているエリアであることが分かる。
ご長寿長屋
紹介するのは昭和4年築の連棟長屋。気取って言えばテラスハウスだ。御年91歳のご長寿っぷりだが、外観を見る限りフルリノベーションが施されているようだ。
そんなことより何故ドアをこの色にしたのか疑問に残るところ。酒を飲んで赤くなるどころか、もはや青くなってしまったときの私の顔色に近い。
贅沢な無垢使い
土間を進むと木の香りがフワリ。
床には無垢フローリングが採用され、壁は集成材の素地仕上げ。ゼリーでも塗っておけばカブトムシが寄ってきそうなほど自然とヌクモリを感じる室内だ。
遠目からですまないが、ステンレスの天板が眩しいキッチンにはリンナイのRDシリーズ、4口ガスの向かうところ敵無し仕様。4口同時に稼働する機会は少ないだろうが、備えあれば憂いなしとはこのことだ。
10帖LD
襖の向こう側には10帖のLD。『昭和町』という街の名に相応しい昭和ライクな仕上がりだ。今やボロ屋に成り果てた多くの古民家たちも新築当時はこんな感じだったのだろうか。
壁の色がなんとも表現し難い色味だが、無垢フローリングには間違いなくマッチしている。
個人的には書道家の方やジブリ好きのカップルなんかに住んでいただきたい。
お茶スポ
「ここでお茶を飲め」と言わんばかりに、窓際には3帖分の琉球畳。ここでは茶柱もビンビンだ。
ポカポカの日当たりに猫も丸くなりそうなものだが、あいにくペットの飼育はNG。どうしても猫を諦められない方は、ペットOKの物件を探し直すか、そこらへんの野良猫と仲良くなる方法を模索してくれ。
チルスポ
続いてはこの坪庭。
ウッドデッキに寝っ転がって星空でも眺めたい気分になるが、残念ながらここは大阪市、満点の星空とは無縁の場所だ。しかし夜風を浴びながら吹かす一服は極上そのものだろう。喫煙者にとっては肩身の狭い世の中だが、この場所では何の気兼ねもなく自分だけのチルタイムを満喫することができる。
水道も通っているので植物の手入れもちょちょいのちょいだ。
シャワーはセルフ温度調整が必要で少し世話が焼けるが、浴槽には追い焚き機能が完備されている。換気用の小窓があるので、湿気によるカビ問題ともオサラバできそうだ。
※Futoo!!:普通に良い。
6帖洋室×2
2階部分には6帖の洋室が2つ。無垢材は使われておらず普通のフローリングが敷かれている。
「キレイ」という言葉がよく似合う。言い換えれば、「キレイ」という言葉しか出てこないほどFutoo!!の空間だ。
南向きで日当たりも満点、洗濯物もサックリ乾いてくれそうだ。ビッグバルコニーと言わずとも、やはり広いバルコニーは開放感があるし、洗濯物を干す以外にも荷物置き場としても使えるので良いことづくめなのだ。
敷金ゼロの礼金2ヶ月、賃料はたったの月額11万円。
渋井が紹介する物件すべてに共通することではあるが、この物件も紛れもない一点物だ。「人とは違う」ということに誇りを持つ全ての人にオススメしたい。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:60531)