四天王寺さん
荘厳な雰囲気の漂うこのお寺は『四天王寺』。かの聖徳太子が設立した日本最古の寺院だ。
境内に足を踏み入れるとまさにそこは極楽浄土。都会の真ん中に位置しながらも、喧騒とは無縁の世界が広がっている。お寺付近には警察官も多く常駐しているので、治安の面でも安心できる。やましいことがある人にとっては避けたいエリアなのかもしれないが。
ド新築
本日紹介する物件は四天王寺さんのド真ん前。住んでるだけで徳が積めそうなこちらのマンションは今年の2月に建ったばかりのド新築。住所で言えば天王寺区大道一丁目。最寄の谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅からは徒歩7分ほど。
普段、チクフル物件ばかりを追いかけているように思うかもしれないが、希少価値の高い物件があればチクフルであれ新築であれ渋井は飛びつくのだ。
ワンコシャワー
エントランス部分にはワンコ用のシャワーブース。このことからも分かる通り、当物件は小型犬or猫一匹に限りペットの飼育が可能。散歩を終えたワンコの肉球をサッとひと流しすれば、室内や共用部に足跡が付く恐れもない。それはそれで可愛いのだが。
別にあなたが水浴びしても構わないが、通りすがりの人や他の住人さんから白い目で見られることは覚悟しておいてくれ。
私の背後にはそれなりのキャパを持つシューズボックス。3足ほど並べられそうな棚板が9段あるので、計27足ほど収納できる計算だ。ちなみに当物件は25.5㎡の1K。要するにバリバリの単身部屋なので、それだけ収納できれば十分だろう。
IHの1口コンロに握り拳一個分ほどの調理スペース。見た目のスタイリッシュさは良いがガチンコ料理は諦めた方が良い。キッチンスペースには冷蔵庫を置く余裕もないので、冷蔵庫は居間に置くことになる。
この部屋は単身用以外の何モノでもないから、こんな仕様でも全く問題はない。堂々と恥部を晒しまくってくれ。誰かが遊びに来たときは少し不便を感じるかもしれないが、生活そのものへの悪影響はないだろう。
10.5帖洋室
メインの居住空間となるのは10.5帖の洋室。使い勝手の良い長方形だ。内装そのものはクセのない優等生仕様。サイズ感さえ間違わなければ、どんな色味の家具でもマッチしてくれることだろう。
そして左手の窓は南向き。1階ということで日当たりは期待していなかったが、思いのほか直射日光がビシビシと差し込んでくる。おかげで室内はカラッとした雰囲気だ。
他に収納スペースと呼べる箇所がないので、荷物やガラクタなどはここに仕舞っておくことになる。十分寝ることもできる広さだが、なにしろエアコンがない。冬はいいかもしれないが、夏はとてもじゃないが寝れたもんじゃない。
四天王寺さんの真ん前に構えるこちらの物件は25.5㎡の1K。谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅から徒歩7分。今年の2月に建てられたばかりのド新築だ。室内は新築特有のニオイがプンプンしている。
敷金ゼロの礼金2ヶ月、気になる賃料は共益費込の16万円。
いくらド新築とは言え、この設備にしてこの広さ、いくらなんでも高すぎる。しかしそう慌てることはない。実はまだ見せてないモノがあるのだ。
ガレージハウス
崖っぷちなら面白かったのだが、シャッターの向こう側には国道165号線。これなら無事ガレージハウスと呼ぶことができる。ただ、前面の道路は4車線の一方通行。駐車する際はバックでの入庫になるだろうから、ペーパードライバーにはやや難易度が高いかもしれない。要後方確認である。
奥行き5600mm、幅は最も狭い部分で3250mm。高さは最も低い部分で2000mm。ハイルーフ車を入れるのは厳しいが、一般的なセダン車やミニ四駆ならちょちょいのちょいだ。車を入れてもまだバイクを入れられるほどの余裕が残されているから、車とバイク2台持ちの方にもオススメしたい。
見てもらった通り、部屋の設備はお世辞にも上等とは言えない。だからこそ「愛車と一緒に暮らせるなら他は何もいらない」、車に全てを捧げた独身男性(女性)に住んでほしい。
スポットライトに照らされた愛車はいつもより3割増しにカッコ良く思えるに違いない。愛車のケツを眺めながら食うメシはさぞかし美味いことだろう。
これなら16万円という賃料にも頷けるはずだ。それでも「高い」と思う方には「事務所利用もできる」というオマケも付け加えておけば、納得してくれるはずだ。(別途消費税)
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:60331)