本日紹介する物件は道頓堀川の南側に面する築36年マンション。住所で言えば浪速区幸町二丁目だが、川を渡ればすぐ南堀江三丁目なので言ってしまえば堀江みたいなもんである。
例えば誰かに「どこに住んでるの?」と聞かれた際に「サイワイチョー」と答えても恐らくピンと来ないだろうから、少し気取って「堀江」と答えても嘘つき呼ばわりされることはない。
これまでに何度も紹介しているマンションなので、ひょっとするとこのエントランスに見覚えのある方もいるかもしれない。何度も紹介しているということはそれだけ良い部屋が多く眠っているということでもある。今回も期待値は俄然高めだ。
ナイスロケーション
目的の部屋は2階。エレベーターを使うか階段を使うかはあなたの気分と体力次第だ。
川沿いに建つマンションということで部屋からのリバービューを期待していたのだが、川に面しているのは共用廊下。部屋からのリバービューは諦めるしかないようだ。とはいえ、目の前に川が流れているのはやはり気持ちが良いもの。住めば住むほどこの光景に愛着が湧きそうだ。
角部屋という嬉しさもさることながら、他の玄関とは色が違うという数ミリ程度の特別感を得ることができる。
しかし肝心なのはその中身だ。
最近よく見かける電動キックボードぐらいであれば土間に放り込んでおけそうだ。
ネイビーのロールスクリーンが垂れているが、あそこはシューズボックスだろうか。見なくても分かるほどの大容量っぷりだ。
裸族生活
「見なくても分かる」と口走ったが、見ておいて正解だった。
シューズボックスではなくまさかの洗濯機置場だ。これまで多くの物件を見てきたが、土間に洗濯機置場があるというのはなかなか斬新な気がする。「家では全裸派」という裸族の方には都合のいい配置だ。土間で服を脱いでそのまま洗濯機にダンクシュート。部屋に上がる頃にはスッポンポンでOKだ。
ヌギヌギ
24帖ワンルーム
私もスッポンポンになったところで準備は万端。
メインとなるのは24帖のビッグワンルーム。ワンルームとはいえ2人暮らしでも窮屈さを感じることはないだろうから、彼氏彼女との同棲生活にもオススメできる。他に部屋がないということもあって、喧嘩したとしてもすぐに仲直りできるはずだ。もはや仲直りするしかないのだが。
バルコニーは南向きだが、2階という目線の低さ故に日当たりはボチボチ。それに加えて照明がなかったので写真のテンションもやや低めだ。
24帖というだだっ広いワンルームだが、僅かな段差があるだけで1LDKのような使い方もイメージできてしまう。まさに期待を裏切らない仕上がりとなっている。湘南乃風の『純恋歌』みたく、嬉しくて嬉しくて柄にもなくスキップしてしまいそうだ。さらに大親友の彼女のツレが美味しいパスタを作ってくれたら尚良しだ。しかし忘れてはいけない。あなたも私もスッポンポンであるということを。
物置きスペース
勝手にあなたを裸族認定してしまったが、紹介はまだまだ続く。
ネイビーのアクセントクロスが張られた壁の向こう側には1.5帖程度の物置きスペース。ハンガーパイプがないのでウォークインクローゼットと呼ぶには少し役不足だろうか。
収納と呼べる箇所はここだけなので、上手いこと工夫して使ってくれ。ま、部屋があれだけ広ければ大きめのタンスを置いても邪魔になることはないだろう。
水回り
最後は水回りを軽くチラ見しておこう。
大親友の彼女のツレが歯を磨いている横で思いきり便意を開放できるアメリカンセパレートだ。その逆も然り。洗面台のスタイリッシュさと引き換えに収納力は絶望的。日頃から整理整頓を心がけておく必要がありそうだ。
浪速区幸町二丁目から登場した当物件は48㎡のビッグワンルーム。阪神なんば線・大阪メトロ千日前線「桜川」駅からは徒歩2分、堀江や心斎橋へのアクセスもちょちょいのちょい。言わずもがなのグッドリッチだ。
敷金ゼロの礼金10万円、賃料は共益費込の10万円ポッキリ。この広さにして、この内装、そして立地の良さを鑑みると随分お手頃な賃料と言える。
最後になったが、当物件はSOHO利用も可。どうぞガラにもなくスキップしてくれ。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:59881)