とにもかくにも靴下が濡れて気持ちが悪いので、雨宿りも兼ねて早速物件に向かうとしよう。
この辺りはブログでも度々取り上げているが、築100年近くの古民家が多く現存するエリアだ。そのため、「戸建」と聞けばひょっとすると古民家を連想してしまうかもしれない。
まだまだ現役
そんなイメージとは裏腹に、当物件は平成7年築の24歳。2浪した大学生が卒業する年齢ぐらいだろう。市内中心部にしては珍しい築浅戸建だ。
築24年を築浅と表現して良いものか悩ましいが、外観は美しく、室内に至っては新築同様の仕上がりなので良しとしよう。そもそも、24年前は「新築」と呼ばれていたのだから。たまたま出会ったのが今日だっただけのことだ。
リフォーム済
それでは早速室内をご覧あれ。
先述した通り、室内は新築同様の輝きを魅せる。つい先日リフォームが完成したばかりだから当然と言えば当然かもしれない。若干24歳にも関わらず、いつまでも若々しくあろうとする姿勢が伺える。リフォーム前はきっと老け顔だったのだろう。
LDK10帖
1階部分には薄っすらとベージュがかった色味の10帖LDK。
建具の質も良く、勢いよく引き戸を閉めてもガンッとなることはなく、ニュルリと優しく閉まってくれる。新築物件でよく見られる仕掛けだ。
ちなみに写真正面の窓は北向き。サンサンの日当たりは諦めてくれ。仮に南向きであっても、日当たりはそれほど期待できないだろう。それが市内中心部の戸建に住む宿命と言える。
IHの場合、フライパンを振ったり強い火力が求められる料理を作ることは難しい。川越シェフもサジを投げるに違いない。
なんてことを言ってしまうとデメリットだらけのように思えるが、安全性と掃除が楽というのはガスコンロにはないメリットだ。
しかし個人的にはダウンライトだけで十分だと思う。それほど天井が高いわけではないので、シーリングライトを付けてしまうと天井からの圧迫感で部屋が狭く感じてしまうかもしれない。あとはあなたの好み次第だ。
10.5帖洋室
1階のLDKは少しベージュがかった色味だったが、2階の洋室は真っ白の10.5帖。例えて言えば、マルチーズ(血統書付き)のように気品のある白だ。床、壁、巾木、それら全てが白で統一されたことにより、実際の数字よりも心なしか広く感じる。
ところで、マルチーズで思い出したのだが、当物件は小型犬に限りペットの飼育が可能。リフォームホヤホヤだと言うのに、何と太っ腹なオーナーだろうか。仮にマルチーズを飼おうものなら背景と同化してどこにいるか分からなくなりそうだ。
ところで、洗濯物を干すためのバルコニーが見当たらない。いくら浴室乾燥機が付いているとは言え、やはり自然のもとで乾かしたいのが人のサガ。
心配ご無用、物干し場もきちんと用意されている。それでは1階に戻るとしよう。
フルリフォームが施され、室内は新築同様の仕上がりとなっている。それでいてペットの飼育も可。ただ、ペットを飼育する際は賃料に少し変動があるので、詳細については問い合わせてほしい。
敷金ゼロの礼金2ヶ月、賃料は共益費込の9万円。
快適な生活を送る上で「無いモノが無い」を実現した当物件、この賃料は破格と言えよう。もう迷っている暇はない。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:59216)