本日の舞台は標識が示す通り、西区立売堀一丁目。この大きな道路は府道41号線、「なにわ筋」と言ったほうが分かりやすいだろうか。
各線「本町」駅からは徒歩5分、長堀鶴見緑地線「西大橋」駅からだと徒歩8分ほど。頑張れば堀江やミナミも徒歩圏内だし、めちゃくちゃ頑張れば梅田だって徒歩圏内(約40分)のグッドリッチだ。
また、1階に住戸はここだけなので、他の住人さんからは管理人と勘違いされるかもしれない。多くは語らず、見たことないレベルのドヤ顔で応戦してくれ。
まずは三菱電機が誇る電気温水器「ダイヤホット」に迎えられる。シューズボックスも完備で今のところ文句ナシだ。まだ序章も序章だが。
そして写真をよく見てほしい。ここは1階だと言うのに、どういうわけか下に続く階段がある。メゾネットとは聞いていたが、まさかダウンメゾネットだとは思いもしなかった。この先の期待が膨らむ。
半地下
1階なのにダウンメゾネット。つまり、この空間は半地下というわけだ。15帖の広さを有し、インテリアを楽しむのにも充分なゆとりがある。
さっきも言ったが、1階部分に住戸はここだけなので、それなりの音量で音楽を楽しむことができる。とはいえ、ガチのサウンドシステムを持ち込んで地鳴りレベルの重低音を鳴らすのはやめてくれ。「常識」という言葉はあまり好きじゃないからここでは使わないが、あくまでも「良識」の範囲内で楽しんでほしい。キャンバスのような壁にプロジェクターを向ければ、簡易ホームシアターの出来上がりだ。
ちなみにバルコニーは南向きなのだが、日当たりは皆無だと思っておいてほしい。
塀の中での生活
その理由は見ての通り。
一般的に「1階は日当たりが悪い」と認知されているが、ここは1階よりも低い半地下。そして目の前にはマンション。それに加えてこの高すぎた塀。役満である。
外の光は多少なりとも入ってくるが、直射日光とは無縁の生活を余儀なくされる。つまり、シャバにいながらムショ暮らしを疑似体験できるというわけだ。眺望もなければ希望もない。そこにあるのは猛烈な虚無感のみだ。
一度下げておきながら再び上げさせる。ツンデレもいいとこだ。もしくは私のことをチョロQだとでも思っているのだろうか。ま、対女性の場面に於いても、マイナスからのスタートの方が燃え上がる私にとっては屁でもない。
ここで大切なお知らせだ。実は当物件、数年前に一度紹介したことがある。その頃のキッチンと言えば、IHの1口に洗面器サイズのシンクだったのだが、この度めでたくパワーアップして帰ってきたというわけだ。
さて、最後に水回りを確認しておさらいに移るとしよう。単純にトイレに行きたいだけなのだが。
キッチンとトイレは目と鼻の先の距離なのだが、見ての通りそこには落とし穴が待ち構えている。飛び移ろうかとも考えたが、失敗した時のことを考えると足がすくんでしまった。捻挫で済まないのは火を見るより明らかだ。
つまり、料理中に催した場合は一度階段を下りて再び上る羽目になる。その逆も然り、用を足している途中で急にチャーハンを炒めたくなった場合も同じだ。
まさに届きそうで届かない、高飛車ギャルの悪戯に似ている。どれだけ私を弄べば気が済むのだろうか。
アメセパ
やっとの思いで辿り着いた先はアメセパ。
トイレと洗面台が同じ空間にあるので、用を足しながら歯を磨くことができる。もちろんその逆も然り。これは人類三大発明のひとつかもしれない。
スペックとしてはいずれもFutoo!!だ。
※Futoo!!:普通に良い。
もう一度言おう。湯はり機能はない。
なんのこっちゃと調べてみるとなかなか優秀な機能であることが分かった。どうやら、センサーが浴室の温度と湿度をはかり、衣類が乾いた頃に自動で停止してくれるらしい。
そういえば以前、加湿器を「強」にしたまま寝床に就いて朝起きたときに床がビッチャビチャになっていたことがある。そんなドジっ子の私にも付けてほしい機能だ。
本日紹介したツンデレメゾネットは58㎡の1LDK。物件所在は西区立売堀一丁目。最寄りの「本町」駅からは徒歩5分ほどで、堀江や心斎橋もスグのグッドリッチからの登場だ。
一度下げておきながら再び上げさせられるし、太陽の届かない塀の中で暮らすことになるが、普段女性の尻に敷かれがちなあなたにはお似合いの物件かもしれない。
敷金ゼロの礼金2ヶ月、賃料は共益費込の12.8万円での大募集中だ。
今さらだが、SOHO利用も相談可なので受け身の社長さんには是非とも検討していただきたい。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:58153)