野田阪神より
ごきげんよう、渋井不動産の時間だ。
本日紹介する物件は福島区海老江七丁目。千日前線、JR東西線、阪神本線の計3路線が利用できるナイスポジションだ。梅田や心斎橋までのアクセスも電車一本で楽ラクだ。また、「野田阪神」駅前にはバスターミナルがあり、新大阪方面、北港ヨットハーバー方面、京セラドーム方面に向かうバスが出ており、交通の便に優れたエリアと言える。大阪市内の中でも「住みたい街」として人気が高いエリアのひとつだ。
本日は読者のみんながいかにも好きそうな物件をセレクトしてきたぞ。期待してくれてOKだ。
紹介の部屋は2階だから、急を要する時はエレベーターよりも階段ダッシュのほうが圧倒的に早い。
実はこの物件、『野田パンチン』と称して数年前に一度紹介したことがあるのだ。その記事を読むには随分と遡らなければならないが、この度めでたく再登場したということで改めて紹介しよう。
大きめのシューズボックスも完備なので、スニーカーマニアの方にも満足していただけるかと思う。なによりモルタル仕上げの土間ではスニーカーも写真映えしそうだ。
左手の折戸は全てクローゼット。中を見るまでもなく大容量であることが分かるはずだ。そして右手前にはトイレ、その奥には脱衣所という並びだ。詳しくは間取り図で確認してほしい。
ここで言っておくと当物件は54㎡の1LDK。水回りも何もかもすっ飛ばして、まずはLDKからご覧いただこう。そこに「野田パンチン」の由来が隠されている。
ハードパンチャー
ここが噂のLDK。広さにして約18帖だ。
ぶち抜かれた天井に這わされた配管、素地が剥き出しになった壁、暖色のスポットライト、みんなが好きそうな要素がてんこもりだ。
小手先のテクニックなどではなく、真っ直ぐに私たちのツボを突いてくるのだ。その威力と真っ直ぐさときたらジェロム・レ・バンナの左ストレート。フランシスコ・フィリオをKOしたあの左ストレートさながらである。だからこそ「野田パンチン」なのだ。
※バンナの左ストレート:https://www.youtube.com/バンナの左ストレート(3:20〜)
真ん中の凹み部分には花や水槽なんかをディスプレイしてほしい。もちろん、得体の知れない団体に買わされた得体の知れない壺なんかも似合いそうだ。
そして気になるのはあの壁。「どうせ壁紙か何かでしょ」と思ったそこのあなた、甘い。フィリオのガードよりも甘い。
前衛的なアートがあしらわれているではないか。私は絵画評論家でもなんでもないし、作者が何を意図したのかは分からないが、とにかく私があのアートから感じたのは「葛藤」。混沌とした世の中でどう生きていくべきか、そんな悩める少年の心情を表現しているように見える。捉え方は人それぞれだろうが、個人的には好きな絵だ。
続いては水回りなどの設備面を見ていこう。いくら内装や雰囲気が仕上がっていたとしても、設備が弱けりゃ台無しだ。
安定感のある水回り
心配ご無用。当物件は設備面に於いても抜かりはない。Futoo!!と言えばそれまでかもしれないが、Futoo!!にすらなれない物件が世の中には溢れている。そう考えると、Futoo!!であることがいかに幸せか、ということだ。
皆まで言わずとも見ての通りのステキッチンだ。食洗機こそないが、シンクが広々と確保されているので洗い物も捗ることだろう。丁度良い位置にコンセントが設置されているから、どうしても楽したいという人は置型の食洗機をコンバートしてくれ。
※Futoo!!:普通に良い。
バスタブのサイズは足を充分に伸ばせるほど。しかし湯はり・追い焚き機能はないので、浴槽に湯を張る際はセルフサービスだ。その代わりと言ってはなんだが浴室乾燥機が標準装備なので、スグに乾かしたい洗濯物があるときには活躍してくれそうだ。
6帖洋室
当物件は1LDKということで、寝室になるであろう6帖の洋室を見ておこう。
LDKほどのパンチ力は持っていないものの、シックで落ち着いた空間があなたを快眠へと誘ってくれるだろう。LDKにもバルコニーはあるが、こちらにもちょっとしたバルコニーがスタンバイ。用途に応じて上手く使い分けてくれ。
攻めた内装に安定感のある水回りが印象的だ。まさに「蝶のように舞い蜂のように刺す」という言葉がよく似合う。先ほどジェロム・レ・バンナと例えたが、ひょっとするとモハメド・アリなのかもしれない。
敷金ゼロの礼金20万、賃料は管理費込みの11万円での大募集中だ。
帰ってきた『野田パンチン』、是非あなたも一度打ちのめされてくれ。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:57625)