本日は東淀川区東淡路一丁目に来ております。今にも金八先生が前から歩いてきそうなこの淀川堤防では、ジョギングに勤しむ人や多くのチャリダーが行き交います。
ところで、2020年という字面の良い年を迎えたわけですが、お部屋探しの方は順調でしょうか。どうしても理想に適う部屋が見つからないというそこのあなた。ならば理想通りの部屋を作るまでです。というわけで、今回はリノベ素材にイチオシの売買物件を紹介しましょう。
その名も、
エバーグリーン淀川
淀川沿いに建つ全総戸数1464戸を誇るマンモス級の超大型マンションです。今現在で何人住んでいるのかという正確な数字までは分かりかねますが、おそらくひとつの町が出来るぐらいの規模感です。ちなみにこの『エバーグリーン淀川』は1号館から4号館まであり、本日紹介する部屋は一番東側に位置する4号館。マンション一階部分には20時まで営業のスーパー『ニッコー』がございます。少し歩けば0時まで営業の『ライフ』がありますので、ニッコーの閉店に間に合わなかったとしても一命を取り留めることができます。
他にも『エディオン』や薬局の『ウェルシア』、セブンイレブンもスグ近くなので、住環境としては申し分ありません。
次に簡単な物件概要を箇条書きで示しておきましょう。
物件概要
・建築年月:昭和52年6月新築
・分譲施工:株式会社熊谷組
・設計会社:株式会社井上久雄建築設計事務所
・管理会社:東洋近畿建物管理会社
・構 造:SRC造 12階建て(地下1階)
・耐震基準:旧耐震
・最寄り駅:阪急京都線「淡路」駅 徒歩14分
こんなところでしょうか。築43年の旧耐震基準ですので、住宅ローン控除は適用外となります。予めご承知おきを。とは言え、見るからに堅牢そうな佇まいはどの角度から見ても圧巻の迫力です。
エレベーターは安心の二基搭載。ですが、紹介の部屋は2階ですので階段で上り下りした方が圧倒的に早いです。
リノベ素材に
紹介の部屋は南端の角部屋。さっきよりも少し写真の彩度が落ちてセピアチックな色調になりましたが、それにはワケがあります。
そう、あなた色に染めて欲しいのです。
正直なところ、現状のままでは結構な年季を感じます。しかしリノベ素材としてのポテンシャルは俄然高め。自信を持ってオススメできます。もちろん現状のまま住んでいただいても大いに結構ですが、物件価格とリノベ費用を鑑みてもかなりお得と言えます。そもそも角部屋という時点で大なり小なり特別感を得られます。
土間を上がって左手には水回りがまとめられています。写真右手でチラリしている扉を開けると、リビング+3部屋がスタンバイ。水回りは最後にご覧いただくとして、まずは居住空間から攻めていきましょう。
リビング8帖
当物件は68㎡の3LDK。
まずは8帖のリビングからご覧あれ。ですが、今は帖数なんて一切気にしなくて結構です。というか、語弊を恐れずに言うと現状なんて何一つ気にしなくて結構です。あくまでもリノベ素材として考えていただきたく思います。
白い壁紙には少しばかり汚れが残っておりますが、張り替えるも良し、ひん剥いてコンクリートを露出させるのもオツです。はたまた、壁をぶち抜いてもっと開放的なリビングを作り上げるのも良いでしょう。どんな空間にするかはあなたのアイデア次第。もちろん、「渋井に任せる」というのも大歓迎ですよ。
参考までに、現状の3口ガスコンロは2017年の4月に新調されています。そのまま使うもキッチン丸ごと入れ替えるもお好きにどうぞ。念願のアイランドキッチンも夢じゃありません。
引き戸の向こう側には4.5帖の洋室が待っています。壁をぶち抜くだけで12.5帖のLDKと化すので、こんな中途半端な仕切りは必要ありません。よね?
南西向きの恩恵もあり、バチバチの日当たりを受けることができます。明るくてカラッとしたLDK、素敵じゃないですか。
勝利の筋交い
何より注目していただきたいのはこの押入れ。サイズ感は申し分ないのですが、斜めに走った筋交いはハッキリ言って邪魔です。衣装ケースなどを収納したとしても、どうしてもデッドスペースが生まれてしまうでしょう。
逆に言えば、「邪魔」と思うのはここが押入れだからです。では、押入れそのものを無くすとすればどうでしょうか。
私が何を言いたいかお分かりでしょうか?そう、両和室を一つに繋げて押入れを排除すれば、筋交いによる勝利の「V」が浮かび上がるのです。他の物件では考えられない強烈なアクセントになること間違いありません。これに気づいた時は思わずガッツポーズをしてしまいましたよ。
梁と筋交いが織りなすコンビネーション、想像しただけでヨダレモノです。
淀川までは目と鼻の先の距離。バス釣りが趣味の方にとっては絶好のポジショニングです。惜しくも淀川の水面を望むことはできませんが、眼前の堤防までは歩いて2分ほど。そこでは淀川花火大会も観覧できてしまいます。
水回り
約束通り、最後に水回りを確認しておきましょう。
水回りに関しては排水管の位置や設備の関係もあり、大幅な仕様変更は現実的ではありません(例えばバスルームを和室の位置に持ってくるなど)。とは言え、水回りの空間は広く確保されているのでそれなりに遊ぶことはできるかと思います。
浴室乾燥機こそありませんが、湯はりと追い焚き機能完備の優秀な浴槽。ちなみに給湯器は2019年2月に新調されたばかりですので、まだまだ現役バリバリといったところです。お風呂はこのままでいいんじゃないでしょうか。
完璧主義者の方にはトイレの新調もオススメしますが、「出すもんさえ出せりゃ良い」精神の方はこのままで充分です。ちなみに私も後者です。
物件価格
マンモス級の超大型マンション『エバーグリーン淀川4号館』から登場した一室は南向き角部屋。現状は68㎡の3LDKですが、2LDKにしようが1LDKにしようが、はたまたワンルームにしようが全てあなたの自由。
気になる物件価格は1,120万円。パッと見ただけでも「安っ」と感じると思います。とは言ってもキャッシュで出せる人は限られているでしょうが、要するに高級外車一台分の価格でマイホームが手に入るチャンスというわけです。
ローンシミュレーション
次に簡単なローンシミュレーションをしてみましょう。
金利0.7%の35年ローンを組んだと仮定すると、月々の返済額は管理費・修繕積立金込みで4.1万ちょい。
もし1000万円の予算をかけてリノベーションを施したとしても、月々たったの6.8万円で理想に適う部屋が作れてしまうのです。ひょっとすると今払っている家賃よりも安いんじゃないでしょうか。内装工事の相談も喜んで承りますので、是非お気軽にお尋ねください。
あなたのお問い合わせをお待ちしております。渋井不動産までどうぞ。