無垢の一室
「床材は無垢」そんな熱いこだわりを抱きながら2023年も部屋探しをしているそこのあなた。お待ちかね、無垢材がギュッと敷き詰められた一室が近日内覧開始との情報を入手したので、早速お届けしよう。しかも場所は西区江戸堀二丁目、学校区で言うと西船場小学校エリアだ。最寄りの四つ橋線肥後橋駅までは徒歩12分とまぁまぁではあるが、駅からの帰り道で一杯やって帰るにはちょうどではないだろうか。
「一杯とは言わず、何軒もハシゴしたい」と言うそこのあなた。これから物件紹介を始めるので少し黙ってほしい。
玄関を開けるとすでに無垢。濃紺のスリッパが淡い色合いの空間にしっかり映え、インスタチャンスだ。そして手元のアイフォーンをスリッパに向けようとしたとき、別の事実に気づいた。
あんなスリッパをネットの海へ投げるより、こっちの写真のほうが承認欲求を満たせるに違いない。白と黒のモノクロな色調が入居者のモダニズムを刺激し、アーティスティックな生活を送れることだろう。
調理スペースが広いとは言い切れないが、これ以上幅を広げるとキッチン横の動線がキツくなるので、それを計算してのことだろう。ただ、それを踏まえても普段の調理はサクサクにこなせるはずだ。
無垢LDK
そしてこれがLDKで広さは14帖。
ご覧の通り床一面無垢材が敷き詰められ、歩くたびにその心地よい肌触りが足元から伝わってくる。草の者でなくとも、すり足での移動がクセになりそうだ。そして、このリビングのポテンシャルはまだまだこれだけではない。
扉の開閉で19帖のLDKにもなる、一度で二度美味しい設計なのだ。個人的には開けっ放しのほうが開放感があって好きだが、そこは入居者の好みに合わせてどうぞ。
もちろんここも無垢材が敷き詰められている、抜かりのない設計だ。天井にぶら下がっている照明は形状がややテクニカルだが、入居時には付いてこないので予めご承知おきを。
文句の付け所の無いウォシュレット付きトイレには、ブルーの壁紙を採用。室内が無垢でヌクモリ溢れる空間なので、トイレぐらいはこれぐらいのクールさがちょうどいい。そんな気がする。