国道43号線と中央大通りが交差するこのエリアは、大型トラックが頻繁に行き来します。物流倉庫が多い港区ならではの光景かもしれません。
駅近くには関西最大級の温泉型テーマパーク『空庭温泉 OSAKA BAY TOWER』がございます。温泉にでも浸かって行きたい気分ですが、そんな時間はないので泣く泣く物件に向かいます。
※空庭温泉 OSAKA BAY TOWER 公式HP:https://solaniwa.com/
この路地を入ると、いかにも木造な連棟住宅にバッタリします。今年で築49年を迎えただけあって、外観だけを見れば結構キテるようです。紹介の部屋はその一番奥側。『角部屋』と言えば魅力も増すでしょうか。
建て付けのせいか、スライドの滑らかさはやや鈍め。クレ556でも吹きかけておけば何とかなるでしょう。余談ですが、私がオススメする潤滑剤はワコーズさんから発売されている『ラスペネ』。余談にも程がありますね。
ところでどっこい、さっきから視線を感じるのは気のせいでしょうか。
あいにく当物件はペットの飼育は不可ですが、放し飼いであれば話は別でしょう。名前は『クロ』で決まりです。
それでは室内を覗いていきます。
いきなりキッチン
玄関を開けるとこんな感じ。築年数分の貫禄が感じられます。
土間を上がってすぐにキッチンがあるなんて、近年の住宅ではなかなか見かけません。昔ながらの造りが今となっては斬新に思えます。そしてこのキッチンがまたヨダレモノ。ご覧ください。
シンクの右側にコンロ、そして左側が調理スペースになるでしょうか。お世辞に料理がしやすそうとは言えませんが、それ以上に見た目が良いので許せてしまいます。
こちらは前入居者様の置き土産ですので、お気に召さないなら売ってしまっても良いかと。ですが室内の雰囲気にもばっちりハマっていますし、同じモノを探してもきっと見つからないでしょうから、可能であれば愛してあげてほしい。そもそもこの物件に住みたいと言う人であれば、このようなテイストは大好きなはず。違いますか?
サイズとしては約6帖。キッチンや階段下のスペースを含めると7.5帖ほどです。
「食事はローテーブルで」という方であれば、ソファとテレビを置いて丁度良い広さです。ビッグワンルームなどの広い部屋が大好きな渋井ですが、結局持て余すことがほとんどですからね。
この写真だと分かりやすいかと思いますが、壁は全面漆喰コテ塗り仕上げ。プロの仕業か素人の仕業かまでは分かりません。しかしこのランダムな立体感に惚れ惚れする方も多いハズ。もちろん私もその一人。
この手の連棟住宅にしては珍しく、当物件は室内に洗濯機が置けます。
2階は無垢
1階とは打って変わり、2階部分は随分と小奇麗な様子。
以前は和室だったとのことですが、現在は無垢な洋室に生まれ変わっています。まさか無垢が敷かれているなんて、全く期待していなかっただけに嬉しさも倍増です。
屋根を支える天井の梁がなんとも素敵です。どんな照明をぶら下げるか、今のうちからシミュレーションしておいてくださいね。
屋根裏収納
板の間からは広さ約10帖の屋根裏収納にアクセスできます。窓と換気扇があるので、カビ対策もばっちりしていただけます。安心して荷物を仕舞っておけますね。
なぜか屋根裏は片面の壁だけ漆喰が塗られていますね。このことから分かるのは、おそらく素人の仕業であるということ。屋根も塗ろうとしたものの、さぞかし途中で諦めたのでしょう。
港区市岡三丁目から登場した当物件は38㎡の1DK。屋根裏収納も含めると約54㎡ほどになるでしょうか。JR「弁天町」駅から徒歩8分とボチボチ歩きますが、地下鉄中央線も利用可能なので交通の便には優れています。
敷金ゼロの礼金1ヶ月、月々の賃料は6.5万円での募集中です。
いかんせんチクフル物件ですから、要所要所の建て付けは少し気になるところ。普通の築浅マンションに住んで安心と快適さを求めるか、それともこの先二度と出会えないであろう物件で、不便さも含めて生活を楽しむか、結局どちらに重きを置くかです。渋井ブログの読者であるあなたはきっと後者ではないでしょうか。
お問い合わせをお待ちしております。渋井不動産までどうぞ。
(物件番号:55901)