さて、紹介の物件は駅から歩くこと約5分、都島区は都島南通一丁目にございます。方向は真逆ですが少し寄り道したいところがあるので、しばしお付き合いのほどを。
源八橋
ナイスビューでしょ?
写真は駅から歩いてスグの『源八橋』からの眺めです。秋冬は美しい紅葉が色付き、春になると見事な桜ビューが広がりますが、シーズンオフになるとただの橋に成り果てます。
“ 源八を わたりて梅の あるじかな ”
これは江戸時代の俳人、与謝蕪村が詠んだ一句です。実に趣のある奥ゆかしい名俳句ですね。当時の情景が目に浮かびます。なんて得意気に言っていますが、与謝蕪村自体さっき知りました。
こちらの物件は1980年築の鉄骨造4階建て。エレベーターなんて便利なものはございませんので、階段と自分の足を使うことになります。目的の部屋は最上階の4階です。そんなに喜ばないでください。
どれだけ太ももを酷使したとしても、一階部分にはマッサージ院があるのでスグ駆け込めます。心強いですね。
8帖1K
まずは早速室内から見ていきましょう。
室内は8帖の1K。ここでは1Kと言っていますが、いかんせん仕切りらしい仕切りがないので、ワンルームと捉えていただいても結構です。キッチンスペースを含めると約10帖のワンルームといったところでしょうか。
写真右下でポツリしているのはミニ冷蔵庫。これは前の入居者の置き土産という扱いではなく、れっきとした設備です。場合によっちゃありがた迷惑かもしれませんが。また、エアコンも標準装備されているので、一年中快適にお過ごしいただけるかと思われます。
西側と東側に窓があり、明るい二面採光が強味。昼間は照明要らずです。
気が利くことに、既に収納がパカリされていますね。こちらの部屋は18㎡というコンパクトさでありながら収納力は強め。洋服や生活用品の収納場所に困ることはないでしょう。
ウォークインクローゼットと言ってもいいんじゃないかと思うほどの大きさなので、試しに一歩ウォークインしてみると床がミシったので引き返しました。ウォークインする際は自己責任でどうぞ。ま、仮に床が抜けたとしても奈落の底に叩き落とされることはないと思います。
続いてはキッチンを見ていきましょう。
階段4階に加えて、捨てキッチンに三点ユニット、おまけにバルコニーもない。読者の皆さまはもうお気付きかと思います。「あ、安いんだろうな」と。えぇ、その通りです。
8帖もあれば一人で住むには十分な広さですが、それ以外はFutoo!!とも言えないほどのクオリティー。これと言ったパンチ力もないですし、いくら賃料がお手頃だからといって、なぜ私はこの物件を記事にしたためたのでしょうか。その答えは玄関を出たところにあります。
※Futoo!!:普通に良い。
専有ビッグルーフバル
もうお分かりでしょう。
そうです、みんな大好きビッグバルコニーです。共用階段から誰でも入ってこれますが、一応ここはあなた専用のスペース。そのため、侵入者には躊躇なく制裁を下すことができます。侵入してくる人なんていないでしょうが、貴重品は置かないようにご注意を。
数々のお問い合わせを頂いておりますが、その中でも常にランキング上位にいるのが『ビッグバル』。要するに建物の屋上ですから、ひとつの建物につき、ひとつしかないわけです。その限りでない場合もありますが、それはごく稀です。なんなら全ての建物にルーフバルがあるわけでもありません。希少価値の高さは言うまでもないでしょう。
寒空の下だからこそ、より一層美味しく召し上がっていただけるかと思います。ホットウイスキーでも飲みながらのNBQ、想像しただけでヨダレが出そうです。
※NBQ:ナーベキュー(外で食う鍋)。
こちらの物件は18㎡の1K。階段4階・三点ユニット・捨てキッチン、というハンデキャップを抱えながらも、駅からは徒歩僅か5分ですし、生活に必要な設備は全て揃っています。それに加えてビッグなルーフバルの存在によって、上記のハンデキャップを物ともしません。
敷金礼金はゼロ、気になる賃料はたったの3.5万円。
紹介するのを躊躇ったほどの低賃料で募集中です。ビッグバルに強い憧れをお持ちの方、その夢を叶える良いタイミングですよ。セカンドハウスや秘密基地としても良いかもしれませんね。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:54672)