大阪市旭区より
こんにちは、サトシです。
本日は大阪市旭区、谷町線「千林大宮」駅にやってきました。
ところで、12月から携帯電話などをイジりながらの運転、いわゆる「ながら運転」の厳罰化が始まったようですね。以前までは違反点数1点だったところが3点に、反則金6000円が18,000円に。もはや暴挙とも思えますが、確かに事故を起こしてからでは遅いですからね。抑止力としては効果的なのでしょう。より一層おまわりさんの目が光ることでしょうから、皆様も十分お気をつけくださいませ。
ですが、おまわりさんに負けじと僕も常に目を光らせています。どこかに渋い物件はないかとね。
物件所在は旭区大宮一丁目、駅からは歩いてたったの4分ほど。国道1号線沿いの角地に建つ木造連棟式住宅です。築年数はなんと70年、いい響きですね。かくかくしかじかの事情で外観をお見せすることはできませんが、この写真を見る限り築70年とは思えません。それもそのはず、2013年5月頃に改修工事と耐震補強工事が行われ、美しさとタフネスを見事手にしたのです。
無垢の香り
玄関を開けるとモルタル仕上げの土間に迎えられ、無垢の香りに包まれます。
ずっと黙っておくのは少々心苦しいので今のうちに言っておきますが、初期費用が随分と強気です。その代わりと言ってはなんですが、賃料は比較的控えめとなっております。
15帖LDK
まずはドドンと全体像をご覧あれ。
LDKの床にはパイン(松)の集成材が敷かれています。フローリングではないので好みの分かれるポイントかもしれませんが、木のヌクモリも感じられますし、良い意味でノッペリとした柔らかい印象を与えてくれます。フローリングのように溝にホコリが入り込むこともないので、お掃除は楽ちんです。
日当たりに関してはボチボチといったところでしょうか。
撮影日はあいにく電気が点かなかったため、少々辛気臭い写真になってしまっておりますが、夜な夜な鍛え上げた想像力で補完していただければと思います。
写真奥の襖は7帖の洋室に続きますが、ひとまず無視するとして続いてはキッチンに注目してみましょう。
ゆとりある天井高
年季が感じられる渋い梁は当時の姿のまま。改装前の天井高はエアコンの下あたりだったそうで、屋根裏はデッドスペースになっていたとのこと。天井を見事にぶち抜いたことで開放的な天井高を生み出していますね。この開放感は新築の賃貸住宅では味わえません。チェ・ホンマンも伸び伸びと生活できます。
7帖洋室
場面は変わって7帖の洋室。
こちらは寝室として使うのがベターでしょう。床のみならず壁にも3枚の集成材が貼られていますが、特に何か仕掛けがあるわけではありません。おそらく照明の配線が隠されているだけでしょう。この日は点きませんでしたが。
先程「バルコニーはない」と言いましたが、それでは洗濯物の干し場所に困りますよね。ですが心配ご無用、窓を開けてみましょう。
これにて洗濯物の干し場所問題は解決ですね。とはいえ、風に飛ばされるリスクが付きまとうので、強風時のみならず洗濯バサミは必須アイテムです。ハンガーの上からガッチリ固定しておいてください。
水回り
トイレと洗面台は同じ空間にございます。そして僕の背後には浴室が。
これまた好みの分かれるポイントでしょうが、それは贅沢というものですよ。築70年ということをお忘れですか?「手を汚してもスグに洗える」とポジティブに捉えていただきたいものです。
窓を全開にすれば露天風呂気分を味わえるかもしれません。外の冷たい空気を吸いながら入浴するのはまさに至福のひととき。せっかくの追い焚き機能ですから、これでもかと有効活用してください。
ロフト8帖
ロフトスペースはおおよそ8帖。
寝相の悪い方は落下する恐れがありますので、ここで寝るのはお控えください。ここから落ちようものなら致命傷は免れませんが、物置き場としては大変優秀です。
もともとはただのデッドスペースですから、それを思えば「よくやってくれた」というものです。
本日紹介した築70年貸家は54㎡の1LDK+13㎡のロフト付き。ここだけの話ですが、施工業者さんいわく、改装前は「住めたもんじゃなかった」そう。職人さんの手によって見事生まれ変わった当物件、誰を招いても「しっぶ」と言ってくれること間違いナシ。どこにでもある普通の新築マンションは嫌だという、そんなあなたに住んでいただきたいものです。
敷金16万の礼金16万、月々の賃料は8万円での大募集。初期費用は少々嵩みますが、ここで暮らす満足感は何物にも代えがたいモノでしょう。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:54453)