先日行われた渋井不動産5周年大感謝祭、皆様楽しんでいただけましたでしょうか。周年パーティーは僕自身も初めての経験だったのですが、それはそれは予想を遥かに上回る大盛況っぷりでした。
弊社がオフィスを構える石原ビルディングは、来年のどこかのタイミングで取り壊しが決まっているという事実は皆様もご存知かと思いますが、その前に床が抜けてしまうんじゃないかと心配になるほどの人口密度でしたね。大袈裟でしょうか。
何はともあれ、お越しいただいた皆様、この場を借りて厚く御礼申し上げます。おかげさまで僕らメンバーも心底楽しむことができました。残念ながら来れなかったという方も、その魂はしっかり届いていますよ。ありがとうございます。
来る度に思いますが、『新世界』という名称とは裏腹に、建物や街並みからは昭和のニオイがぷんぷんしています。新世界の「新」とは一体何に対してのNEWなのでしょうか。
調べてみると、1912年に通天閣を中心としたルナパ-クが開園し、そこはメリーゴーランドやロープウェイ、様々な施設が建ち並ぶ娯楽空間一大テーマパークだったそうです。それまでにはなかった最新技術をふんだんに取り入れ、当時の人にとっては見るもの全てが斬新だったそうです。
もうお分かりですね。「過去に別れを告げて新しい技術や価値観を発信しようぜ」という信念のもと、『新世界』という名が付けられたのです。ま、100年以上も前の話なので、今となっては新世界も旧世界です。
築28年とまだまだ若く、共用部は清潔さが保たれており、エントランスもオートロック付きの安心設計です。新世界はいわゆる観光地ですから、基本的に人で賑わっています。なかには悪い人もいるでしょうし、セキュリティー面は気になるところです。僕はいとも簡単に潜り抜けましたが。
目的階は最上階の9階。最上階というだけでテンションも上がりますね。
最上階角部屋
既にテンションが上がっている僕に追い討ちをかけるかの如く、「角部屋」という要素が付加されました。「最上階角部屋」、なんと素敵な響きなのでしょう。
僕のお尻よりも青い玄関ドアの向こう側には、一体どんな景色が待っているのでしょうか。早速お邪魔したいと思います。
廊下の右手にはトイレ、左手にはお風呂、そして正面の扉は6.5帖のDKと5.5帖の洋室に続くのですが、それらは一旦全てスルーしたいと思います。
理由?そんなものはありません。「身体が勝手に」というやつでしょうか。
なになに?洗濯機用の蛇口がある?
なるほど、着眼点は悪くないですが違います。目を凝らしてよーく見てください。室外機と室外機の間に、招き猫が隠れていることがお分かりいただけるかと思います。きっと彼が僕をここに呼び寄せたのでしょう。
ちなみに、蛇口があることから大体の察しは付くでしょうが、洗濯機はバルコニーに置くことになります。
シンボルビュー
バルコニーからは大阪のシンボル『通天閣』と、阿倍野のニューシンボル『あべのハルカス』を望むことができます。緑の木々は『天王寺公園 ・動物園』ですね。晴天の青空にも恵まれ、大変清々しい写真を撮ることができました。招き猫が僕をここに呼んだ理由もうなずけます。
これほど「大阪」を感じられる部屋はそうそう出会えません。地方から大阪に出てきた方も、ここに住めば大阪弁の上達も早くなることでしょう(※個人差があります)。
先述した通りですが、写真手前のDKは6.5帖、そして奥の洋室は5. 5帖となっております。
「え、43㎡もある?」と思ったそこのあなた、鋭いですね。バレてしまっては仕方ありません。が、その秘密はもう少し後で明かすことにしましょう。
写真右側の折戸は全て収納となっております。単身であれば持て余すほどの収納力を持ち、物を捨てられない方でも安心ですね。
シンクとコンロの間が指一本分しかないことから察するに、半円のカウンターが調理スペースということなのでしょう。横着な方はここで食事を済ませてしまってもいいかもしれません。
ぐんぐん伸びるシャワーヘッドなので、お風呂に入るのが面倒なときは洗髪程度ならここで済ませられます。身体も洗おうと思えば洗えますが、後片付けが地獄なのは言うまでもありません。
やけに大袈裟なハシゴがありますね。というか、もともと付いていたであろうコンパクトなハシゴの上から更にハシゴを被せています。おそらく上にはロフトが待っているのでしょうが、5.5帖という小さな空間を犠牲にしてまでも、こんな大袈裟なハシゴを取り付ける必要があったのでしょうか。
広々フト
ハシゴの先に待っていたのは案の定ロフト。
と思いきやただのロフトではないようです。その広さはなんと11帖。DKと洋室を合わせても12帖ですから、この部屋で一番広い空間といえます。一番広いのがロフトってなんだか斬新ですね。
先ほど、「え、43㎡もある?」と感じた方も、これにてスッキリしたのではないでしょうか。43㎡というのは、あくまでもロフトの面積を含んだ数字なのです。
「面倒くさい・危ない・暑い」などの理由から、ロフトを寝室にすることはあまりオススメできません。が、これほどの広さとエアコンがあれば話は別。むしろ寝室以外の使い道が見えてこないほどです。
天井には2面の天窓が付いており、日当たりの良さは言わずもがな。夏はサウナとしても使えます。
トイレはウォシュレットなしのU字型便座。至ってFutoo!!ですね。
そんなことより、壁が真っ黄っ黄ではありませんか。尿ハネが過ぎたのでしょうか。トイレに使うには良い色ではない気がします。
※Futoo!!:普通に良い。
最寄り駅の堺筋線「恵美須町」駅からは徒歩4分。天王寺動物園までも歩いて6分ほどなので、散歩がてらに動物と戯れてみるのも良さそうです。
さて、興奮が徐々に増してきたところで、条件と賃料を発表いたしましょう。
敷金礼金ゼロ、賃料は管理費込みの7.8万円で大募集です。
あなたの新天地に、新世界のド真ん中という選択はいかがでしょうか。
お問い合わせはお早めに、渋井不動産まで。
(物件番号:53138)