紹介の物件までは駅から歩くこと約7分。駅チカとは言えないが、健康な成人であればまだまだ許容範囲内だ。
本日紹介する物件はデザイナーズマンションなのだが、暮らしやすさよりも見た目を重視したい方にはうってつけの物件だ。例えば「好きな異性のタイプは?」の問いに、「外見」と躊躇なく答えられるような人だ。
※令和元年10月1日に、阪急の「河原町」駅は「京都河原町」駅に名称変更となった。
金賞受賞
なんといってもこのマンション、『シーラカンスアンドアソシエイツ:小嶋一浩』氏による作品であり、年に一度アジアの名建築を決める『アルカシア建築賞』でゴールドメダルを受賞したというのだから、そのデザイン性の高さはお墨付きだ。ボクシングで例えるなら、OPBF東洋太平洋チャンピオン的な位置づけだ。
しかしどうやら「エレベーター」という配慮はなかったようだ。とはいえ、そこまで急な階段でもないし、紹介の部屋は4階なのでそこまで肩を落とす必要もないだろう。
アイランドキッチン
アイランドキッチンは床面積3分の1ほどを埋め尽くしているのではないかと錯覚するほど、存在感抜群だ。
その割にキッチン台には小ぶりのシンクしかなく、10分の9が余白だ。「スタイリッシュ」と言えば聞こえはいいが、デザインを追求し過ぎた成れの果てとも言えよう。
写真右手の白い塊はベッドだろうか。それにしてはカチカチのコンクリートだし、アレさえなければもっと部屋を広々と使えそうなものだが。
おや、白い塊の上には何か置き手紙のような物が残されている。
ホテルのベッドにダイブする要領でここにダイブしようものなら、打ち所が良くても軽い打撲は免れないだろう。皆さんの代わりに試してみようかとも思ったが、怪我も賠償責任も負いたくないのでやめておいた。
天井は柔らかいクッション素材になっており、ジャンプ時に頭をぶつけたとしてもタンコブにならないセーフティー仕様だ。防音効果も期待できそうだが、明らかに天井よりもベッドに敷くべきだろう。
奥のクローゼットは可動式なので、お好きな位置にセッティングしていただける。
クローゼットは単身であれば不自由のない容量だが、洗面台の収納力はゼロ。ドライヤーや整髪料を仕舞っておくためには、別途ラックなどの購入が必要だ。
ところでブラインドが下がりっぱなしだが、日当たり加減はどうだろうか。
マブい太陽
上下の大きな窓は南西向きで、ブラインドを開けると文字通り「マブい」。このマブさも、見た目を重視するあなたに勧めたかった理由のひとつだ。
下のブラインドは閉め切って上部のみ開けておけば、他人に私生活を覗かれることなく太陽の恩恵を受けることができる。
そんなことより、我ながら良い写真だ。階段はトイレと風呂を確認した後に上ることにしよう。
このクオリティーになってくると、トイレはもちろんウォシュレット付き。めちゃくちゃ端に追いやられているが。洗濯機は使ってもらっても良いし、自前のお気に入りがあるならそちらと入れ替えてもらっても結構だ。
特筆すべき点としては、浴室暖房乾燥機が備わっているということぐらいだろうか。これ以上ここに居ても仕方ないので、続いては例の階段を駆け上がるとしよう。
※Futoo!!:普通に良い
広々ルーフテラス
階段を上ってみると、そこには29㎡の広さを有するビッグルーフテラス。
夏は日光浴で肌をこんがり焼いても良いし、プールに水を貯めてチャプチャプするのも良いだろう。また、冬は乾布摩擦するのに絶好の場所だ。
365日24時間、自分だけのチルスポットで物思いにふけってほしい。
※チルスポット:落ち着ける場所。
敷金礼金はゼロ、月々の賃料は7.6万円での登場だ。
「性格よりも顔」「住み心地よりも優越感」、そんなあなたにはうってつけの物件だ。初期費用を抑えて憧れのデザイナーズに入居できるチャンス。この機会をお見逃しなく。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:52150)